非常に面白いソーシャルメディア×社会貢献の事例を知ったので、ご紹介。「たった一人で$91,000の寄付金を集めた」というお話。
How One Man Used Social Media to Raise $91,000 for Charity
12for12kというプロジェクトです。紹介記事のタイトルそのままですが、Danny Brownというコンサルタントが行ったこのプロジェクトは、ソーシャルメディアの伝播力を駆使して$91,000の寄付金を集めました。もうちょっと読み込んで、いずれブログで紹介したいと思います。
3/9のネットスクエアードのセミナーでもテーマになっていますが、「ソーシャルメディア×社会貢献」は非常にインパクトのあるテーマだと考えています。
コーズ・マーケティング(社会問題解決型マーケティング)と言われる手法がありますが、ソーシャルメディアというものを無視しても、企業の中にも社会貢献のエッセンスは確実に取り込まれてきています。
コーズ・マーケティングについて、@isozumiさんが興味深いツイートをくださいました。
これからますますコーズマーケティングが一般化しますよ。企業は商品ではなく、価値観や企業姿勢、顧客へのスタンスを売ることになります。
これは非常に示唆に富む指摘だと思います。「価値観や企業姿勢、顧客へのスタンスを売る」という言葉は、ソーシャルメディアに企業が取り組むことで得られる効果を表しているようにも思えます。チーフ・コンテンツ・オフィサーの登場や、「最愛を目指すマーケティング」にも通じる、大きな変化が読み取れます。
個人的な予想としては、コーズ・マーケティングの中にソーシャルメディアの要素が取り入れられていくと考えています。やや乱暴ですが、主体を入れ替えれば「ソーシャルメディアマーケティングの中に社会貢献の要素が入ってくる」とも言えるでしょう。
(ここら辺は大柴ひさみさんの記事が詳しいです。SMMと社会貢献については、僕も以前書かせて頂きました。)
また、一方で企業のCSR活動の中にもソーシャルメディアが入ってくると予想します。ソーシャルメディアを用いることで、より広く参加者を獲得し、より多くの露出を得ることができるでしょう。ソーシャルメディアでCSRは改善することができると考えます。
「CSR×ソーシャルメディア」「ソーシャルメディア×コーズ・マーケティング」という力は、換言すれば「企業がより社会問題に積極的に取り組むようになる」、ということではないでしょうか。ソーシャルメディアを絡めることによって、企業が社会貢献をするメリットが新たに出てくるのです(露出、価値あるコンテンツ)。
だとすると、大変楽観的ですが、日本の社会貢献の文化は変わるかもしれません。ペプシのリフレッシュ・プロジェクトを見ても、企業の資金力・PR力はやはり強いです(20億円の支援金を投入しています)。
ソーシャルメディアが社会を変える、と僕が信じている根拠はその点にもあります。冒頭で紹介した事例のように、社会貢献はソーシャルメディアで変わりつつあります。だとすると、その流れはきっと企業活動にも来るでしょう。企業の力は大きいです。良い方向に変わる可能性はあるのではないでしょうか。
…と、こんな話を3/9のセミナーでは話す予定です。これに加えて、当日は僕が関わっているNGO/PLASのソーシャルメディア施策を紹介したいと思います。お金を取っているセミナーなので、少しでも良いものを提供したいと思います。
[...] 日本にソーシャルメディアの風を! 日本にソーシャルメディアの風を!と言うブログの”社会貢献×ソーシャルメディア×コーズ・マーケティング”と言う記事にも一つの日本のソーシャルメディアで変化を求めているのが理解出来る記事で感銘を受けた。 決して僕は上から目線でモノを語っているのでない。 [...]
Twitter: yuzo_akakura
says:
社会貢献に関する情報、日本(のマスコミ発表)では少ないですよね。
しかし、ソーシャルメディアに身を置くようになると、実際に社会貢献に携わる人たちと直接交流を図る機会が得られると同時に情報量が一気に増え、理解が加速します。(私もその一人です)
世界が広がるのですよね。
なかなかハードルは高いと思いますが、「人材育成」という観点からも、企業はソーシャルメディアに真剣に取り組むべきだと思いますし、その価値はあると考えています。
ネットスクエアードのセミナー、とても楽しみにしています。頑張って下さい!
Twitter: IHayato
says:
akakuraさん
コメントありがとうございます!
世界が広がる、大変同感です。僕自身、ソーシャルメディアに触れるようになってから、社会貢献に興味を示し、行動を始めました。自分の興味を中心に、関連する知識を得ることができる、素晴らしいツールですよね。
そう考えると、人材育成の観点から、というのは大変面白いですね。知的欲求、プロフェッショナルとしての意識も高まりそうです。
セミナー、お待ちしています。ブログで書いた以上のことは基本的にはお話しませんが、懇親会パートもありますので、ぜひお話しましょう。