コミュニティと多様性

コミュニティについて | Posted by IHayato
Sep 03 2010

朝食読書会で知られる「リーラボ(リーディングラボ)」の発起人の@takeshi_katoさんを、@kogi_suke君、@JUNYAmoriさんと囲む会を田端のスタバで行いました。

2500人以上が参加する「リーラボ」のコミュニティマネジメントの手法や、ウェブメディアの話、近々明らかにされるであろう衝撃の事実など、朝から刺激的なMeetupとなりました。


特に興味深かったのはスケールするコミュニティにおける「多様性」の話。

「リーラボ」は様々な人が様々な場所で読書会を開催しています。毎月40~50回程度行われているというから驚き。スケールしまくりです。

メディアにも掲載され、「ブランド」になったリーラボに初めて参加する人は「なんかクオリティの高い読書会が行われているらしい」という認識で参加するそうです。


しかしながら、リーラボは必ずしもクオリティだけを追求する方針ではなく、読書会それぞれの「多様性」も尊重しているそうです。たくさんの人々が会を開催するのですから、自然と多様になっていくものです。

ゆえに、クオリティだけを求めてきた初めての参加者が、場合によっては「なんだか思ったより楽しくなかった」と感じてしまうケースも生じるそうです。

開催者、参加者ともに「多様な読書会が開かれている」という認識を持っていれば、そうした「がっかり」は幾分防げるでしょう。「今回はちょっとテーマ的に選択ミスだったかな、次は違うテーマのものに参加してみよう」、という認識に至ります。


コミュニティをスケールさせようとした時、その「多様性」をどう演出していくか、参加者・開催者に納得させるか、というテーマは非常に重要だと感じます。

毎度例に出しますが、TEDxなんかはとても上手いです。多様であることを対外的に明示していますし、それを参加者も納得しています。コミュニティに対して、クオリティよりも多様性が期待されています。


コミュニティのマネジメントは繊細でタフな仕事です。リーラボを主宰し、経験を積んだ加藤さんのストーリーは先駆者として学ぶべきところが多いです。


今、個人的にTwestival Tokyoの企画を考えています。TwestivaもTEDxやリーラボのように、基本的に誰もが開催できる「スケールするコミュニティ」の形を取っています。200以上の都市で開催され、昨年は46万ドルをファンドレイズした「お祭り」です。

上手くTwestival Tokyoのコンセプトを伝え、共感者の協力を得て、ムーブメントにしていきたいと思います。関心がある方はぜひDMをください。協力者求む!状態です(現段階のTwestival構想はまたブログ記事にて)。


Appleの音楽SNS、Pingが登場。進む趣味情報の可視化

ソーシャルウェブと生き方 | Posted by IHayato
Sep 02 2010

見逃せないニュース。

iTunesにSNSの機能が付きました。その名も「Ping」。


詳しい機能などは公式サイトを見てもらうとして、Apple側が提唱するセールスポイントとしては;

1.「大好きなアーティストをフォローしよう。(フォロー機能)」

2.「友だちをもっと知ると、あなたの音楽の世界がもっと広がる。(友人の音楽の好みを知ることが出来る)」

3.「誰が、何を、いつ、どこで。いつでも最新情報を。(アクティビティフィードで情報取得)」

という三点が挙げられています。


iTunesのユーザーは現在1億6000人を数えているそうです。機能的には目新しくはありませんが、このユーザー数なら大きな失敗はなんとなくなさそう。音楽に特化しているので、TwitterやFacebookとはまた違うソーシャルグラフが形成されるので、がっつり食い合うこともないでしょう。

ただ気になるのは、ブラウザからアクセスできないこと。iPhoneからのアクセスにもwifi環境が必要。Ping自体に触れる機会がなかなか無いのは不利な点でしょう。TwitterやFacebookにフィードを流すのもできないようです(間違ってたら教えてください)。


日本のアーティストは現段階では皆無なので、初期ユーザーが楽しみを見つけるのも難いです。

ただ、「音楽」という切り口は、みんながPingを始めれば面白いコミュニケーションが発生するとは思います。全ての人が音楽の趣味を可視化する時代、素敵なつながりが顕在化しそうです。

Mashableも書いてますが、もう少しキュレーター、アーティスト、音楽ブロガーが増えないと成否は見えませんね。MySpaceは息の根を止められるかも?


個人的にはPingがエンターテイメントに関する購買情報を可視化して、コミュニケーションを発生させるプラットフォームである点が興味深いと感じています。

購買情報を可視化しようとしているSwipelyやBlippy、エンターテイメント情報を可視化しようとしているMiso, Tunerfish, Philo, GetGlue(参考リンク)あたりは焦ってるかも。


「ソーシャル化」という言葉の含みは、ただ「コミュニケーションを発生させる」のではなく、「情報を可視化して、コミュニケーションを発生させる」のだと考えています。

Appleは既に大量の情報を握っています。Facebookも持っていない「購買履歴」は特に強力です。

ユーザーがこれまでどんな音楽を買ったかをデフォルトで公開する、なんて動きももしかしたらあり得るかも知れません。もちろん検索可能な形で。例えば、強引な形でも「購買履歴」を可視化すれば、コミュニケーションが発生し人は集まるでしょう。


@sayuritamakiさんは「露出社会」の登場を予見しています。TechWaveの湯川さんは「プライバシーに対する考え方は年齢で変化するか」という疑問を呈しています。

Pingは多かれ少なかれ、私たちの趣味に関する情報を公開するでしょう。そして人々は新しい「つながり」を楽しみます。


僕は基本的には、情報がある程度露出され、新しいつながりが顕在化する未来に明るさを感じます。皆さまはどうお考えになりますか?


@kazowat さんのカンファレンス報告より

ソーシャルメディアマーケティング | Posted by IHayato
Sep 01 2010

IMC in a Social Media Age Conferenceに参加した@kazowatさんが興味深いツイートをしていたのでご紹介。


ツイッターのフォロワー数やフェースブックのファン数、動画のビューアー数には価値がないので、そういう数字だけに惑わされてはいけない。生活者とどう関わり、どういった行動の変化をもたらしたいかなど自社でメトリックスを定義してそれがどう変化したかを分析しないといけない。Mon Aug 30 11:25:27 via web


まずソーシャルメディアを考える際にパーチェスファネルは考えるなと。このトラディショナルな考えに縛られている間はソーシャルメディアを活用できないと。Tue Aug 31 12:07:09 via web


ではどんなモデルが参考になるのか?一つ目は、Forresterが提唱するSocial Journey Model。同じ図をググって見つけたのでこのサイト参照。一番上がファネル、2番目がそれです。http://bit.ly/b8DxHGTue Aug 31 12:13:16 via web


2日目終わりました。最初のアイスブレークトークが秀逸。有名な言葉らしいですがSocial media is like teen sex. 誰もがやりたがるが、やり方がわからないので、色々知りたがる。って、思わず「整いました」って声が聞こえました。Tue Aug 31 11:10:51 via web


勝手ながらtogetterにもまとめさせて頂きました。



印象的なのは「どちらもキーワードはJourney。生活者が商品を見つけるJourneyをブランドが描くことができるか。」という言葉。

先日ランチに、ARG(代替現実ゲーム)を研究している@__ryosukeさんとお会いして、物語が与える体験の力を知ることができました。

ストーリーを伝え、ストーリーに参加させる。拡大解釈かも知れませんが、パーチェスファネルとにらめっこするよりも、場合によっては良い解決策が生まれそうです。


しかし、こういう内容のツイートが手に入るのは本当にツイッターの良いところです。@kazowatさんに感謝です。じっくり勉強します。


…”Social media is like teen sex.”って、使いたくなるフレーズですね笑


(雑記)その企画書は自分のアートか?

雑記 | Posted by IHayato
Sep 01 2010


意識が足らず仕事でヘマこいてしまったので反省を兼ねてアウトプット。


ビジネスにおける書類だって、作成者固有の「アート」であるべきだと僕は考えています。企画書など、属人性の強い資料については特に。


しかしながら、難しいのはチームで仕事をしていると責任が分散してしまうことです。作成者の他に管理者がいる場合は、「とりあえずマネージャがチェックしてくれるだろうからこれくらいでいいかな」という力量の節約(または妥協)が生じてしまいます。

作るべき資料の性質と、組織の状態(マネージャが忙しすぎるとか)によっては、この「力量の節約」がミスに繋がるケースがあります。


資料作成者が自らの資料を「アート」だと認識していれば、そのミスは防げることでしょう(少なくとも僕の場合は)。アーティストの自覚があれば、責任感が変わってきます。


ただその場合は、組織内の「アーティスト」に報いる仕組みが組織の中に用意されているかどうか、ということも問題になってくると考えます。それは報酬でも良いですし、名誉でも良いでしょう。何かフィードバックがないと、責任をただ負うだけになってしまいます。

色々な組織に関わっていく中で、アーティストの必要性と、そのマネジメントの難しさに直面します。責任を分散するのか、責任を与えるのか。一人で作ってもらうのか、チームで作るのか。ケースに合わせて考える必要があるでしょう。


僕は自分の哲学として、仕事で作成する資料もアートである、ということを貫いていきたいと考えています(モノによっては難しいですが…)。

皆さまの仕事のスタンス、ストーリーをお聞きしたいです。漠然とした記事ですが、ご意見があればぜひお寄せください。

(雑記)「紙文化」は「ダサい」

雑記 | Posted by IHayato
Aug 31 2010



先日ご来社頂いたとある会社さんは、iPadで会社概要を説明してくれました。

みんなで一つのものを見る感じ、説明者がこちらへ関わってくれる感じが良いですね。僕もカフェなんかで人と話すことが多いので、タブレット端末が欲しいところ。


僕は最近、紙を大量に使用することに罪悪感や不快感を抱きます。

仮定ですが、恐らくこの「紙文化への嫌悪」って徐々に増えてきている感覚なんじゃないかなと思います。


この嫌悪には、刷り込まれた「エコ」意識、「ゴミが出る」という実際的なデメリット、印刷コスト、デジタル化による効率化、などが要因になっているのでしょう。

という半端な理屈はさておき、既に僕の中では「感覚」として紙文化に対する嫌悪があります。こうした感覚が自分の中に生まれていることは意味があるのかな、と思います。


「かっこ悪い」「ダサい」という価値観は強烈な力を持ちます。男の日傘が浸透しないのはなんとなく「ダサい」からでしょうし、暑い中ネクタイとジャケットを着続けるのは「かっこ悪い」からでしょう。

じきに「紙文化はかっこ悪い」という価値観が広がっていくと考えています。将来的には、デジタル化するメリットが薄いものですら、デジタル化されていくことでしょう。


無論、紙文化に対する愛着も理解しています。僕にも大切な蔵書はあります。ただ、芽生えつつある小さな感覚が文化となった時、その「愛着」は簡単に吹き飛んでしまうかも知れません。


皆さんは「紙文化」に対してどういう感覚を抱いていますか?1ヵ月後には捨てられてしまうであろう資料を300枚印刷することに、どういう感情を抱きますか?

宜しければご意見をください。


(英文記事紹介)炎上にどう対応するか?

ソーシャルメディアマーケティング | Posted by IHayato
Aug 31 2010


Mashableより2,000回以上RTされてる人気記事をご紹介。炎上事例が3つ紹介されています。


HOW TO: Respond when Social Media Attacks Your Brand


1. アン・テイラー

・アン・テイラーの所有する女性服ブランド「LOFT」が、Facebookに女性モデルが新作のカーゴパンツを着こなしている画像をアップ。

・ブランドのファンから「このパンツはよっぽど細くないと似合わない」という批判が起こり「“本物の女性”がこれを着ている画像をアップしてくれ」という要望が生じた。

・LOFTは翌日、スタッフがサイズ違いのカーゴパンツを履いている画像をアップ。

・ファンはLOFTのレスポンスを賞賛(太い人には似合わない、というクチコミは生じつつも)。

・批判に対して適切に対応し、ポジティブなイメージを与えることができた。


2. サウスウェスト航空

・160万人のフォロワーを持つ俳優・映画監督のケヴィン・スミスがサウスウェストのフライトに搭乗したところ、既に座席に座っていたのに「太りすぎ」を理由に登場拒否に合う。

・サウスウェストはケヴィン・スミスのツイートの16分後に「申し訳ありません、ケヴィン!DMを送ります」とメッセージを送信。しかしケヴィン・スミスのツイートはサウスウェストが自社のブログに顛末をアップするまで止まらなかった。

・この事件は6日間で、3,043のブログ記事、5,133のフォーラム投稿、15,528件のツイートを生み出した。

・サウスウェストの対応は万全とは言えなかったが、モニタリングをしていたことは評価できる。


3. プレッツェル・クリスプ

・プレッツェル・クリスプのキャンペーンに使われたキャッチコピー「You can never be too thin」が拒食症や摂食障害を加速させる内容だとして抗議にあう。

・プレッツェル・クリスプは「thin(痩せっぽち)という言葉はうちの製品を表す良い言葉だった」と釈明。批判は強まった。

・マーケティングのVPがブロガーに対してインタビューに答え「うちの会社は小さい会社だから、人々の興味を惹きたかったんだ」と釈明。

・同日、プレッツェル・クリスプは抗議するブロガーに対して「フィードバック有難うございます。私たちは不健康なダイエットを推奨するつもりはありません。広告は可能な限り早く取り下げます」と返答。

・ブロガーたちがこの返事に満足した矢先に、プレッツェル・クリスプは問題のメッセージを「Tastes as good as skinny feels」というものに置き換えた。このコピーもまた、不適切なものであるとして更なる怒りを買うことになった。

・彼らは「始めのコピーの中の”thin”という部分が不適切、という指摘しか皆さんから頂かなかった。なので、新しいコピーのものに取り替えたんだ」と釈明。

・多くのブロガーが評しているように、彼らはわざと怒りを買い、注目を集めようとしたようだ。しかし、その効果には甚だ疑問が残る。


最後の事例は英語のニュアンスのせいで分かりにくいですが、いわゆる「炎上マーケティング」というものでしょうか。ライターはこの手の行動を強く非難しています。

「炎上マーケティング」、個人的には何だか遠回りな気がしてなりません。モラル的にも強い違和感があります。望ましくない理由をしっかり整理したいところ。


炎上対策、日々仕事をしていく上でも頭を悩ます課題です。一つの答えは記事の中でも書かれている通り、「モニタリング」ということになるでしょう。

とはいえ、モニタリングは最低条件です。適切なアクションが取れないと意味はありません。

記事中のSouthwestやLOFTのような対応を迅速に行うことは一筋縄では行かないでしょう。背後にはアクションを取るための十分な体制が整備されているはずです。


大柴さんの記事によれば、既に「米国では約7割の企業がFacebookをマーケティングに活用」しているとのこと。炎上に備える運営体制なんかについても詳しく知りたいところですね。



(雑記)情報をリデザインする

雑記 | Posted by IHayato
Aug 30 2010



誰かに実現して欲しいアイデア。食べログの情報を雑誌風に表示するアプリって作れないものでしょうか。


最近関心があるテーマが「情報のリデザイン」。

情報を雑誌風にリデザインするという観点では、TwitterTimesFlipboardといったサービスが興味深いです。使ってみると中々驚かされます。



Flipboardのスクリーンショット。ツイッターのフィードから画像などを引っ張ってきてリデザイン。

リデザイン系だと、日本では「食べレコ」がありますね。これも面白いです。デジタルに移すことで新しい価値が芽生えています。


冒頭の食べログのアイデアですが、僕の彼女はほっとくと1時間以上iPhoneアプリで食べログを楽しんでたりします。雑誌的に楽しんでるんでしょうね。リデザインの余地は大いにありそうです。


僕らのソーシャルグラフにおじいちゃんとおばあちゃんを

ソーシャルウェブと生き方 | Posted by IHayato
Aug 30 2010


高齢者にソーシャルメディアが浸透しています、という米国の話。

Pew Internetの【調査結果】によれば、65歳以上のアメリカ国内の人において、ソーシャルメディアを利用している人の割合が13%から26%と2倍に増加したことが確認できた。50~64歳の層もほぼ倍増しており、元々普及率が低いにせよ、急速に広まりを見せているのが分かる。

米高齢者のソーシャルメディア入り、1年で2倍の伸び


最近抱いているのは「ソーシャルグラフは不完全」という問題意識です。

いくつか観点はありますが、ソーシャルメディアを使っていない人を、未だ僕たちのソーシャルグラフの中に取り込むことができていないことは大きな問題です。それは例えば僕たちのおじいちゃん、おばあちゃん世代です。


例えば僕の祖母がFacebookにアカウントを持ち、僕の友人となれば、祖母は僕の情報をなんとなく知ることができます。表示デバイスはPCではなくTVになるでしょう。

祖母がブログを書いたりつぶやいたりするのは難しいです。何かしら自動的に行動を可視化する仕組みがあれば、僕も祖母の行動をなんとなく知ることができるようになるはずです。良い例が出ませんが、冷蔵庫の開け閉め回数を自動でつぶやく、とか。「おばあちゃん元気ないのかな?今度会いに行こう」という行動にも繋がるでしょう。

孤独になりがちな高齢者にこそ「つながるツール」は有用なのかも知れません。


ゆえに現時点で、高齢者のソーシャルメディア利用が進んでいるというのは、意味のあるニュースだと思います。流れはあるのですから、それを加速していくべきでしょう。

私たちの世代と祖母・祖父世代がオンラインで「友達」になる未来。創っていきたいですね。


米国ではもう一部訪れているようです。参考に。

フェースブック、家族の意思疎通にも必須 大柴ひさみ・ジャムジャパンマーケティング代表

 「80歳のおばあちゃんからその孫まで、あらゆる年齢層がフェースブックを使い始めている。友人や家族がフェースブック経由で連絡してくるので、皆が登録せざるを得ない状況になった。文章、写真、ビデオなどの共有に使われており、コミュニケーションの基本ソフト(OS)になったという感覚。フェースブックを利用していないと、家族内でのコミュニケーション疎通が悪くなる」

ソーシャルな経営コンサル、手島大輔( @teshimadaisuke )さんの講義より

Uncategorized, 雑記 | Posted by IHayato
Aug 27 2010


弊社には「TMH(トライバルメディアハウス)経営大学院」という社内勉強会があります。基本は社員が持ち回りで講義を行うのですが、しばしば代表(@ikedanoriyuki)の人脈を生かして外部講師がいらっしゃいます。

今回は一種のプロボノ集団の「Sell the Challenge」というプロジェクトを通して、「障害者」というコーズをサポートしている手島大輔さん(@teshimadaisuke)が講師でした。社会貢献、ソーシャルビジネスに関心がある僕にとっては貴重な機会となりました。

手島さんはオーガニックコスメ「アグロナチュラ」の立ち上げを行った方で、文句なしに営業・マーケティングのプロフェッショナルです。

講演テーマは「人は何のために生きるか」。プレゼン資料なしに、手島さんのストーリーを2時間語って頂きました。印象的な言葉をメモとしていくつかピックアップ。


・人生は、自己ベストを尽くした上で「他人が決める」もの。

・目標は書き落とすと不思議と実現する。

・「理論を超えたもの」を味方につける。運気、神風的なもの。

・「理論を超えたもの」はロックミュージックから学べるだろう。

・重要なものはライフステージによって変わってくる。

・その時やりたいことをやるのが一番良い。全ては必然。

・自分の名前で仕事を提供できる自負があるか。それは自分の「アート」か。

・モチベーションを高めるために「好きな言葉」を持ち歩く。

・使命を決める。自分のマーケティング戦略を立案する。自分はどんな独自能力を持っているか。トライしてみる。仮説検証してみる。それをやってみてこそ人が決めてくれる。

・全員個性があることを忘れていけない。個性をどう表現するか。己を知る。


「理論を超えたもの」という話が特に興味深いです。

僕自身もロックや民族音楽、クラシックが好きなので「感性に訴えかけるもの」の力は体感レベルで理解しています。

しかし、そういった感覚をビジネスに持ち込むという視点はありませんでした。ともすると「感性に訴えかける何か」はビジネスのプロセスの中で剥ぎ取れてしまいます。残ったものはエッジの取れたぶよぶよの何か、なんてこともしばしばあります。


「感性に訴えかけるもの」は、「問題意識」「熱意」「ビジョン」「美」「非凡」「流れ」「タイミング」「ストーリー」といったキーワードで語ることができるものでしょう。そう考えるとアートそのものと言えそうです。Appleの製品はそうしたキーワードを含むのかも知れません。

ビジネスのプロセスで「感性に訴えかけるもの」をいかに剥落させないか。これは生涯意識していくテーマになりそうです。


最後に宣伝のご協力です。手島さんは現在「インフィニストリア」という「ソーシャル・オーガニックコスメ(障害者に労働を提供し、売り上げの2%が寄付される)」を事業展開しています。

7.ひとつひとつに社会的使命のある製品たち

障害者(ザ・チャレンジド・パーソン)が作り出す産品を製品ラインナップ化する「チャレンジトレード」の推進や、各商品ごとに売上の2%を寄付し、その使い道をホームページで報告することで事業の透明性を保っていきます。

インフィニストリア 7つの特徴

背景に流れるのは「音楽」というテーマで、現在「Opera(オペラ)」「Wilidthing(ロック)」というラインナップが入手可能です。

公式サイトを見ると、ワクワクするような地域の音楽が今後の展開として予定されています。

民族音楽フリークとしては、インド音楽がテーマの「Tabla」が非常に楽しみ。何を隠そう、タブラは僕も持ってました(叩けず諦め売却しましたが)。様々な「ラーガ(旋法)」「タール(リズム)」をテーマにした化粧品になるのかな。


商品はこんな感じ。品質を考えると、価格は安めに設定しているそうです(楽天検索結果に)。素敵なストーリーを含んだ商品、彼女、奥さんへのプレゼントに良さそうです。

   


素晴らしいお話を頂けました。手島さん、ありがとうございました。


手島さんツイッター: @teshimadaisuke
手島さんブログ: TRY OUR LIFE!


(メモ)キーワードは「可視化」。 鈴木君(@Doubles9124)との対話より

未来の話 | Posted by IHayato
Aug 26 2010

サンディエゴから帰って以来、定期的にMeetupをしている@Doubles9124君。高いビジョンを持って取り組んでいる彼からは、毎度刺激をいただけます。

非常に良い対話ができたので、進行中の彼のプロジェクトに障らない範囲でメモ書きをアウトプットします。僕の考えも混じってます。

・現状のソーシャルグラフは不十分。「出会えなかった」人に出会うソーシャルグラフを。

・可視化することで認識転換が起きる。レコーディング・ダイエット然り。

・センサーによってあらゆるものがデジタル化される。

・自分のやろうとしていることはユーザーの生活を変えるか?

・Before/Afterでどう世界は変わったか?

・オフライン→オンライン→オフラインの流れを演出する仕組み。

・時間軸にそって情報を可視化することで、新たなタッチポイントが生まれる。

・「過去」を可視化するというアプローチ。

・どれが新しく、どれが古いのかがパッと見で分からないと見る気を失う。

・ARは「ソーシャル」になりにくい。

・ソーシャルグラフ上にお金が流れるようにしたい。

・エンターテイメントチェックインは面白い。

未来の話で盛り上がる1時間半、エキサイティングでした。個人的に抱えている案件についても、重要な示唆を頂けました。感謝です。



ツイッターのEvan Williamsも言っていますが、キーワードはやはり「可視化」。今後数年は「可視化」の競争になるでしょう。

僕が特に興味があるのは、ソーシャルキャピタルの可視化です。メンバーからの信頼や尊敬、コミュニティへの貢献をどう可視化し、リアルなキャピタルと連動させるか。「カルマ(善行)ポイント」の考え方は一つのヒントになるはず。


関連して、Kickstarterの日本版を切望しています。ソーシャルウェブで善意・信頼に基づくお金が集まるようになれば、世の中はもっと楽しくなりそうです。

特に、小額の資金を大量の出資者から集める仕組みに興味があります。

特定のプロジェクトに対して1万円を100人が拠出すれば、それだけで100万円の資金調達です。小さな事業くらいならこれで十分でしょう。

(僕が今構想中のシェアオフィス事業の開業資金は、5,000円×100人でも十分過ぎます。100人ならやり方次第で何とかオフライン+オンラインで集められるかな、と…)


元々@yukawasaさんが仰っていた言葉なのですが、「それはユーザーの生活を変えるか?」という問いは重い意味を持ちます。

ウェブサービスも、メディアも、プロモーションも、ユーザーの生活を変化させてこそ意味があるのでしょう。Before/Afterでどうユーザーの人生を変えられるか。

Twitterはやっぱり人生を変えてくれてます。何をするにも忘れないでいたい視点です。


と、大変面白い時間だったので、こうした対話は良い形を模索しながら小さくオープンにしていきたいな、とも考えています。実施に際しては、また別途アナウンスする予定です。


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