ソーシャルメディアはどう社会を変えるか。①社会貢献

Posted by IHayato
Feb 02 2010

@knakataさんの紹介してくれた“Aggregate→Filter→Connect戦略”の実践です。

大仰なタイトルですが、僕なりに考えているものをアウトプットします。興味分野に偏っていることを明示しておきます。全部書くととんでもなく長くなるので、まずは社会貢献分野のお話を(1.社会貢献 2.働き方 3.就職活動 4.ビジネスという続き物の予定です。あくまで予定ですが…)。



【大前提】WEBの登場で「個」が力を持つようになった。ソーシャルメディアが普及し、「個」の力はさらに強大に。

WEBやソーシャルメディアがもたらした社会の変化の大部分は、この「個」の力が増大した、という言葉で捉えられると考えます。組織には、強化された「個」客とどう付き合っていくか、が求められるようになっています。もはや「個」客を無視することはできない段階に来ています。
一方、WEBという道具を手にした「個」人には、様々な可能性が待っています。そんな背景で、じゃあ一体何がどうなるんだよ、というお話です。


1.社会貢献
個人の意識の変化と、ITテクノロジーの発達で社会貢献は大きく変わると思います。アメリカでは「Slacktivist(何か社会的なアクションを起こす必要は少しは感じているけれど、何ができるかについて十分な知識や手段がない人:slacker + activist)」という言葉がありますが、まさに今はSlacktivistの時代で、多くの人が社会的なアクションの必要性を感じているかと思います。一方で、そうした人々の多くは、自分がどんなことができるかはよく知らないし、わざわざ知ろうともしていません(それが悪いことだとは思いません、念のため)。
最近の事例では、そんなSlacktivistと呼ばれるような人たちの「社会貢献欲」を見事に吸い上げたのがハイチ地震のSMS(ショート・メッセージング・サービス)による募金だと思います。携帯電話というごく手軽な手段で、ごく小額から貢献することができる。クレジットカードを入力する必要もなく、社会的なムーブメントに乗ることもできる。Slacktivistはこうした手軽な社会貢献を歓迎するようです。実際に赤十字は、SMS経由で発生からわずか3日で800万ドルを集めることに成功しています。

じゃあここでどうソーシャルメディアが絡むか、というと…。


①「参加者の最大化」
ハイチ地震でも、募金に関する大量のRTが発生してことは記憶に新しいです。ソーシャルメディアの情報伝播力をもってすれば、一人でも多くのSlacktivistたちへアプローチすることができます(「フリー」で書かれていた「最大化戦略」を思い出します)。ちなみに、2008年のハリケーンでは、SMS経由ではわずか19万ドルしか集まらなかったそうです(ハイチは3日で800万ドル)。災害支援を簡単に比べることはできませんが、実に約40倍とは、何か変化が起きていることを示唆する数字です。
ハイチ地震のような大規模ではない貢献活動に関しても、やはり同様に「参加者の最大化」は狙えるでしょう。ソーシャルメディアを用いれば、新たな形でターゲットにアプローチすることが可能です。ここら辺はプロボノで関わっている、エイズ孤児支援NGOのPLASさんで実践中の課題です。



②「参加の容易化・多様化」
厳密に言えばこれはソーシャルメディア、というよりはITテクノロジーによる恩恵というべきなのですが…まぁいずれにせよソーシャルメディアは社会貢献活動への参加を容易にし、また多様にすると考えます。
ITテクノロジーという意味では、先ほどのSMSの事例はもちろん、ハイチ地震におけるY!ポイントの寄付なんかも好例だと思います。やってみると分かりますが、非常に簡単に寄付できてしまい、驚きます。現段階で募金額3千万円に届こうとしており、成果も上々だと思います。これならSlacktivistでも大分募金しやすいです。ポイント余っている人は是非。

また、「マイクロボランティア」も一つのトレンドです。こちらもハイチ地震ですが、行方不明者の捜索を行うiPhoneアプリなんて良い例だと思います。電車を待ちながら社会貢献。丸一日をつぶしてボランティアなんて、普通したくないわけです。時間・場所に縛られない、分単位のボランティアが今は可能になりつつあります
他にはThe Extraordinariesというソーシャルメディアサイトなんかが面白いです。スキルを登録しておくと、マイクロボランティアの依頼が来る(サイトの翻訳、データの整理など)というサービス。ソーシャルメディア時代には、多様な形の社会貢献活動が可能なのです。



無論、こうした変化で社会は良くなると考えています。「日本にソーシャルメディアの風を!」というテーマは、最近僕の中で「(社会貢献の促進のために)日本にソーシャルメディアの風を!」という意味を帯びつつあります。「俺が社会を変えるんだ!」的な、妙な使命感は持たないようにしたいですが、やっぱり一人の若者として、今の日本を良い方向に変えて行きたいと、少しくらいは思っています。

②は「働き方」です

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  1. [...] ソーシャルメディアはどう社会を変えるか ②働き方 Posted by IHayato Feb 05 2010 続き物。①は社会貢献についてでした。 ソーシャルメディアはどう社会を変えるか。①社会貢献 [...]

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