「SMM、自社コンテンツに拘るな」コンテンツ・キュレーターという視点

Posted by IHayato
Dec 08 2009

非常に興味深い記事を発見したので要約。大変良い学びを得られました。キュレーター、なじみの無い言葉ですが、博物館や美術館の学芸員を指す言葉です。詳しくはwikipediaを。情報の増加を背景に、Digital curationなんて言葉は、最近ちょっとしたバズワードになってます(?)。

Manifesto For The Content Curator: The Next Big Social Media Job Of The Future

マニフェスト/仕事概要:コンテンツ・キュレーターとは

・ある調査では、数年後には72時間ごとにWEB上のコンテンツは2倍に増加していくという。そんな時代、コンテンツを作る能力にも増して、氾濫するコンテンツを「選ぶ」能力が重要になってくる

コンテンツ・キュレーターは氾濫する情報を収集・統合し、それらを最もふさわしいターゲットに届けていく。時にはブロガーとして、価値のある様々な意見をまとめあげる。

・こうしたキュレーターの仕事によって、氾濫した情報に、新しい価値が付与される顧客へ自分たちのマーケティングメッセージを間接的に届け、また会話を誘起することができる。

不十分な訳ですが…。例としては、まさに僕がこのブログでやっているようなことが、コンテンツ・キュレーターの側面があるような気がします。

つまり、全く新しい何かを作るのでなく、様々なWEBリソースを収集し、まとめ、自分の意見を付け加える。ソーシャルメディアの世界においては、ゼロベースでモノを作り上げる創造者と、彼らの作ったコンテンツをまとめ、価値を付与するキュレーターが存在すると言えます。僕はどちらかというと後者です。



「コンテンツ・キュレーター」という仕事から汲み取れる重要な指摘は、「ソーシャルメディアマーケティングにおいては、必ずしも自社コンテンツに拘る必要がない」、ということです。
例えば僕自身、現在会社のFacebookファンページを運用しているのですが、慢性的なコンテンツ不足です。これはメディアを運営する上では、恐らく根本的な問題でしょう。会話をして貰えるようなコンテンツを捻出するのは、どんな媒体でも課題だと思います。
ですが、この「コンテンツ・キュレーター」という視点を適用すれば、いかばかりかの活路が開けます。


例えばFacebookページなら、今までは自社の動画コンテンツの配信に拘っていましたが、僕が「キュレーター」だと自負するのなら①ファンが興味を持ってくれて②新たな価値を付与できるのなら、究極どんな動画でもよいのです。

すでに百万回以上閲覧されている動画を、新たな価値を付与しながら紹介してしまうのも良いでしょう。強いコンテンツを引っ張り出してきて、2,3こと付け加えて、引用を正当化するのです。

新たな価値をどう付与するか、という点に付いては、例えば動画と関連して新製品や企業理念をPRする、既にWEBに存在する自社コンテンツとリンクする、といった手法が考えられるかと思います。



僕の場合ですと、Facebookページではトヨタのヴァイオリンロボットの動画を紹介させていただきました。160万回以上再生されている強いコンテンツです。

で、この動画を紹介しながら「どうです?面白い動画ですよね。ちなみにうちの企業はロボット分野にも力を入れていますよ。うちが発行している技術雑誌にロボット分野についての特集があるから、見てみてね。」なんて言葉を末尾に加えました。


この例では、何のこともないのようですが、その本質的な部分:「第三者のコンテンツを紹介しながら自分の主張を付け加える」といったことは単純ながらも、力強い手段です。

僕の例では一つの動画だけでしたが、さらに高度な技術を持つキュレーターなら複数のリソースを用いて、自分たちの主張を効果的に伝え、会話を生み出していくことができるのでしょう。これはSMM担当者に必須のスキルとなりそう。

コンテンツ・キュレーター。非常に面白い視点だと思います。自社コンテンツ以外を配信する、という手段はなかなか受け入れがたいケースもあるとは思いますが、良いコンテンツを多く持たない事業者にとっては、やり方次第では非常に有効なSMM施策となり得ます

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