想像と憶測に基づく、少し挑戦的な記事を。
土日が明けて、Facebookの「いいね」ボタンを実装しているサイトが増えたことを実感しています。何せ導入が簡単です。僕のブログも決意してから2分でできました。見逃せないことに、わずかながらFacebookからのアクセス流入も生まれています。
Facebookの重大発表、どのような変化が訪れるか、予想してみたいと思います。
■ 「パーソナライズド・ウェブ」
新しい言葉を作るのは何だか嫌ですが、分かりやすく「パーソナライズド・ウェブ」とでも表記させてもらいます。「テーラーメイド・ウェブ」とか「ソーシャル・ウェブ」でも良いかもしれませんね。ウェブが静的な画一的なものではなく、人間関係や興味関心を反映した上で、個人向けにカスタマイズされるようになる、というイメージです。言葉には特に拘りはありません。
・Facebook上の人間関係(ソーシャルグラフ)を、あらゆるサイト・アプリが利用できるようになった
・「いいね」ボタンは人々の興味関心を、ソーシャルグラフに取り込むことができる
Facebookがもたらす変化の要点は、この二点だと考えます。これによって、多くのウェブサイト・アプリケーションがあなた向けにカスタマイズされることでしょう。
■ どんなことが可能になる?
具体的にどういうことが可能になるか、僕の妄想もかなり含まれていますが、雑多に考えを挙げたいと思います。もっと色々できそうですが、想像力及ばずといったところ…。
・ニュースサイトやブログサイトに訪れると、Facebook上の友人が「いいね」ボタンを押した記事が自動で推奨される。表示されている友人のアイコンをクリックすると、コメントも表示される。特別なログインや認証は不要。
・各サイトで、友人がどんな行動を取ったかが分かるようになる。CNN実装済み。
・ランキングもカスタマイズされる。あなたの友達が多く「いいね」を押した記事・コンテンツがランキングで表示される。Amazonでは、友達が多く買った本が推薦される。あなた向けの推奨度ランキング。
・広告配信(コンテンツ配信)が、自分を含む、人々の「いいね」(興味・関心)をベースに行われるようになる。
・広告もカスタマイズされる。初期には、あなたの友達(または多くのユーザー)が「いいね」をクリックした広告が表示される。
・将来的には、例えば広告の下部に、あなたの友達(または多くの人が「いいね」をした、信頼できる情報発信者)のレビューやコメントが表示される。(”Ad with Social Context”と呼ばれるこうした広告は、通常の広告の4倍購入意思に繋がるとの調査あり)
■ 「検索」時代の終焉
・多くのコンテンツが「レコメンド(推奨)」されるようになるので、検索の必要性は減少していく。
・アクセス流入元の変化。レコメンドによって検索をする必要が減少し、Facebookやツイッターからの流入がさらに増加する。
■ 「きっかけ」を与えるウェブ
抽象的な表現ですが、「きっかけ」がより頻繁に生まれるようになるでしょう。ウェブにアクセスすれば、自分の興味関心に沿って、新たな気付きが提供されるようになるかも知れません。「あなたの関心は、こういうところにありますよね?ではこのコンテンツはいかがですか?友達も“いいね”と言ってますよ」、という具合に。それによって、行動範囲、人間関係、興味の範囲は拡張されるでしょう。
■ 日本にはいつ来るの?
オープングラフが機能するためには、多くの日本人がFacebookにユーザー登録し、そこで友人関係を築く必要があります。Facebookの文化やインターフェイスを考えても、残念ながら、それにはまだ時間が掛かるでしょう。「いいね」ボタンは普及のドライブになる可能性がありますが、一部のユーザーの利用に留まるでしょう。
しかしながら、勝手な読みですが、他のソーシャルメディアサイト(ツイッター、mixi?)がソーシャルグラフをオープンにする可能性もありますし、「パーソナライズド・ウェブ」の実現は想像以上に早いかも知れません。ここで上げた以外にも、色々な方向から変化の波が訪れていきそうです。
何かご意見があれば是非。「ソーシャルメディア」なんて言葉は一年以内に死語になってしまうかも知れない、大きな変化だと感じています。
Tech Wave湯川さんの記事がまとまっていて、とても参考になります。この件に関しては、もっと日本発のオピニオンが聞きたいなぁ…。
米メディアが指摘する Facebook時代=ソーシャル広告でGoogle直撃【今週のピックアップ】
よろしければ「いいね」ボタンをぜひ笑 こうした「興味関心ボタン」を押させることが、ソーシャル・ウェブ・マーケティングの目的にもなっていくのでしょうか…。
[...] アクセス流入元の変化。レコメンドによって検索をする必要が減少し、Facebookやツイッターからの流入がさらに増加する。 » Facebookが実現する「パーソナライズド・ウェブ」 [...]
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