半導体業界動向 |
Posted by IHayato
Sep
17
2009

photo credit: huangjiahui
グローバルに競争が加速する中で、日本の設計者が何をやるべきなのか。どういった方向性を持って技術開発をしていくべきなのか、難しい課題です。
IntelのAtomを搭載したような高性能・廉価なデバイスこと「リーズナブル・デバイス」という言葉が出てきたようですが、これがまさに技術開発の方向性についてヒントを与えてくれるものです。
そもそもAtomをなぜIntelが開発できたかというと、それは豊富な設計資産(IP)を持っているからです。Atomのようなデバイスは、いわば「下から一から設計する」のではなく「上を一段落として設計する」という、“上”ありきのデバイスです。Pentiumシリーズ、Coreシリーズなどの比類なき製品群を抱えるIntelだからこそ、ああいったデバイスの開発が可能なのです。
一方で、
・システムLSIではソフトの開発の比重が高まり、開発のためのプラットフォームが必要になっている。
・マイコンでは少量多品種化が進んでいる。一から設計しては戦えない。優良なIPを持つ必要がある。
・アナログではコスト競争がさらに厳しく。安い人件費である海外リソースを使って設計する必要がある。
といったことが産業の背景としてあります。
なんぞや難しいですが、一言で要約すれば、デバイス産業は「高い技術力を用いて、より安く良いものを作る」必要がさらに高まってきた、ということができます。くり返しになりますが、Atomはその好例です。安いものは低い技術力で作られ、途上国などで使われている…という考えが一般的ですが、電子デバイスに関してはもうそれは通用しない時代になっているのです。膨大な設計資産を持つ上位企業が、それを活かして安く作ってしまうのですから。
さて、当初の疑問に戻って、日本の設計者は何をすべきなのか。
それは「利益を生むための開発」を行うことです。具体的に言えば、優良なIPを安く大量に作る、といったことが求められています。そのためには教育を通じて設計力を高め、また高度な設計ツールを導入し、それを使うことができる技術者を育てる必要があります。
そうして日本で開発した設計資産を元に、海外の現地設計者に料理してもらう、といったシナリオが成長戦略の要です。勿論そのためには海外スタッフのレベルを高めることも必要です。
まぁそれが難しいんですが…なんとか各社苦戦しているところでしょう。まだまだ設計には改善の余地があります。
最近思ったことです。
競合から抜きん出るためには:
昔
①ある程度良い製品である必要
②多大な広告費を用いてマスアプローチをする必要
があったが、
現在は
①良い商品でなくてはならない(消費者は騙されにくくなった)
②興味のあるユーザーにどれだけリーチし、提案できるか
という図式に変わったのではないかと思います。
とすると昔はコピー、広告展開戦略などの、いわば「企画力」が広告の期待される力だったと言えます。
しかし現在は「技術力」が要になっていると考えます。
興味のあるユーザーにどれだけリーチできるか、というのはまさにコンテンツマッチ広告や検索連動型広告の目的とすることです。Googleアドワーズなんかを見ても分かるように、これらのネット広告は基本的に簡素で、精々バナー動画がある程度です。これらの広告においては「提案」に重きが置かれ、従来のキャッチコピーや華やかな広告戦略は身を隠しています。
コンテンツマッチ広告はいわゆる「セマンティクWEB」と多大な関連があります。まだまだ完全にセマンティックにはなりきれていませんが、HTML5、その先の技術などでWEBはさらに「意味」に価値を置くようになるでしょう。
セマンティックWEBが加速すれば、WEB広告はさらに強力になります。閲覧者の行動をより的確に把握し、強力な提案を行うことができるようになるでしょう(今のコンテンツマッチはまだ的外れな時があります)。
その意味で、広告会社はいかにデータベースを持ち、セマンティックな広告を展開できるかが、収益を左右する要因となるでしょう。現在のGoogleはまさにそれです。
サービスを展開し、ユーザーを獲得し、そのデータを用いて広告を展開する。こういった図式が確立できれば、広告会社特有の受注が取れるか否か、という丁半バクチからは逃れることができるでしょう。
そのためには、やはりIT系の技術力が重要になってきます。勿論サービスを自社で展開することなく、他社のサービスに乗ることも可能です。iPhone広告なんかがそれです。
もっともっと広告関係の人はITに親しむべきです。市場が大きくなるのは確実ですし、より安定的なビジネスを掴むチャンスとなるはずです。
広告,
WEB技術 |
Posted by IHayato
Sep
05
2009

photo credit: box of lettuce
最新のソーシャルメディア利用広告の動向を伝えてくれるOnline Adさんは、大変啓発的なサイトです。広告関係の人はRSSで購読するべき。
今日も面白い記事がありました。
米国と日本ではソーシャルメディアの企業活用への意識が段違いです。何を隠そう僕の会社もそうでして、アメリカ広報スタッフと日本広報スタッフでは絶望的な意識・知識の乖離があります。もっともっと啓発していく必要があります。効果があるのは明らかなんですから。
アメリカスタッフと話していて感じましたが、やはりシリコンバレーとは時差があります。WEB関係ビジネス、特にWEB広告・広報の分野ではいかにこの時差を無くしていくかが、ビジネス成功の鍵を握るといっても過言ではないと思います。
そのためにはアンテナを常に高く張る必要があります。いくつか有用なサイトをご紹介します。
■TechCrunch (WEB技術の最新動向を伝えるサイト)
■TechCrunch Japan (日本語サイトは本国サイトより記事が少ないです)
■Markezine (国内ニュース把握のため)
■日経ネットマーケティング (国内ニュース把握のため)
■業界人間ベム (広告業界の方が書く啓蒙的なサイト)
これらのサイトからは色々なヒントを得られるはずです。英語リソースで参考になるサイトをもっと知りたいところですが…。
広告,
WEB技術 |
Posted by IHayato
Sep
05
2009
なんぞやこんなものがあるようです。

「新しきボルボXC60。」キャンペーンでは、ボルボの新型クロスオーバー「XC60」のモニター募集を行っており、応募フォーム内にある「あなたがXC60に乗って実現したいこと」を投稿すると、その投稿が随時バナー広告にも出現する仕組みだ。 「新しきボルボXC60。」キャンペーンでは、ボルボの新型クロスオーバー「XC60」のモニター募集を行っており、応募フォーム内にある「あなたがXC60に乗って実現したいこと」を投稿すると、その投稿が随時バナー広告にも出現する仕組みだ。

サイトの企画とコラボレーションしているあたりが面白いですね。
これ自体は別にそこまで面白いものではないと思いますが、いろいろ可能性はありそう。
たとえばこんなiPhoneのゲームをヒントに、1万秒または1万人に一人だけバナーをクリックすると当たりが出て、景品がもらえるor特別キャンペーンサイトに誘導する。バナーにはコメントが自由に投稿できて、クリックした人数とかも出る。
もはや空気となったバナー広告ですが、こんなものなら思わずクリックしちゃうかも知れません。