昨日WBSで「プロボノ」特集がありました。と言っても実はまだ見てないのですが、こんなパネルが紹介されたようです。分かりやすい。

合わせて、NECさんが自社のプロボノ活動に関して、正式にリリースを打っています。「プロボノ」という言葉と活動が広がっていくことを期待します。
宣伝も兼ねて、僕の所属するトライバルメディアハウスの売り物である、「ブームリサーチクロス」を使って簡単に「プロボノ」のトレンドをグラフ表示。テレビ紹介によって検索数が上がっていることが分かります。ゴールデンウィーク明け、このグラフがどうなるか楽しみです。

ちなみにNECさん、今日のリリースでは「『NEC×ビッグイシュー ホームレスの人のためのIT CONNECTION講座』スタート ~ITを活用して、人との絆や社会とのつながりを回復することを目指して~」なんて取り組みも発表しています。
NECさんのソーシャルな取り組み、注目ですね。勝手で一義的な解釈であることは承知ですが、NECさんがソーシャルメディアにも積極的なのは、こうした企業風土とも関係があるのではないかと思います。(ソーシャルという言葉の根っこは「善意」だと僕は考えています。)
スキルボランティア、という考え方は魅力的です。ボランティアというと時間を拘束されるイメージが強いですが、スキルボランティアなら必ずしも時間的/場所的に拘束されるわけではありません。
実際に僕もプロボノをやっている身ですが、受け入れ先であるNGO/PLASとの関わり方は、ウェブ上のコミュニケーション(メール、ツイッター)がメインです。就業時間前、ランチタイム、休憩時間で十分関与することができています。
ソーシャルテクノロジーの発達で、様々な形でボランティアが可能になっています。ウェブを通して、分単位でスキルを第三者に提供し、何らかの対価(金銭的、精神的満足)を得ることができてしまいます。
例えばlang-8のような語学学習サービスは、ある意味でスキルボランティアと言えるでしょう。同種のサービスであるmixxerも。
ボランティア色がもう少し強くなると、スマートフォン経由で、非営利団体のために文章の翻訳やチェックなどをすることができる「The Extraordinaries」が上げられるでしょう。「マイクロボランティア」という表現も似合いますね。
こうした新しいものを出すまでもなく、「教えてgoo」のようなQ&Aサービスもスキルボランティアと言えるでしょう。
wikipediaだってスキルボランティアかも知れません。こうして考えると、コミュニティやクラウド的なサービスなんてものは、大体スキルボランティアで成り立っていると言えそうです。考え方の問題なので、言葉に拘ってもしょうがないですね。
新しい言葉は注意が必要な一方、従来の認識を変えてくれる場合があります。
「スキルボランティア」や「プロボノ」という言葉をライフスタイルの中に取り込むことで、新しい世界が開けることもあるでしょう。実際に、僕は「プロボノ」という言葉を掲げることで、非常に多くのものを得られています。
先の記事にも書きましたが、ソーシャルテクノロジーは「善意の社会」を実現する力があると考えています。
ソーシャルメディアを活用する場合は、企業であれ個人であれ、「善意」の提供は鍵になります。ソーシャルメディアは基本的には人間関係の集合ですから、「善意」の力は現実世界と変わらないか、より強力に作用するのではないでしょうか。
企業としてツイッターを活用する場合も、担当者は自分の持っている知識(スキル)を提供して顧客の問題を解決する、といった手段が有効に働くでしょう。その下心の無い「善意」は、多くの人の目に触れることとなり、例えばComCastのように賞賛されることもあります。
カスタマーサポートは分かりやすい例ですが、コミュニティを構築する、タイムセールをやる、アイデアを集める…どんな施策にも「善意」は鍵になってくる気がします。
「スキルボランティア」という新しい考え方は、認識を変える力がありそうです。
思考を柔軟にし、ソーシャルメディアマーケティングを、「善意」という言葉をキーワードに考えて行きたいと思います。