「モチベーション3.0」を読んでからというもの、モチベーションについて考え続けています。「フリーエージェント社会の到来
」も多大な影響を受けましたし、ダニエル・ピンクの著書は僕と相性が良いようです。
もうたくさんの人がレビューを書いていると思いますので、凄く印象的だった箇所をピックアップ。
・Type I(内から湧き上がるモチベーションを持って働くことができる状態)の行動は、人々が4つの自律を持っている時に生じる。
1.タスク(Task)
Googleの20%のルールのように、どんな仕事をするかについての自律は、モチベーションを高める。2.時間(Time)
場所や時間に関する自律も、モチベーションを高める。どこで働くかを自由にすることで、離職率も低下する。3.テクニック(Technique)
ザッポスはマニュアルの無いコールセンター運営で有名。コールセンター社員は顧客に感動を与えるために、自らのテクニックを自由に追求することができる。4.チーム(Team)
働くチームに関する自律も重要。
「4つのT」の自律がモチベーションに関わる、という指摘は本当に納得のいくところ。これらに関する自律は生産性にも大いに影響する、ということは科学的にも立証されているそうで。
この本の中で何度も繰り返されるメッセージの一つは、「科学的に証明されていること」と「ビジネスの現場で起きていること」のギャップを埋める、というものです。
科学的事実と慣習の不合理が、ピンク氏の問題意識であり、それが彼にこの本を書かせたDriveなのでしょう。
本書の中で紹介されている、セス・ゴーディンの言葉も素晴らしいです。自力で訳しているので、翻訳が宜しくないのはご愛嬌…。意味あってないかも?
起業家として、私はタスク、時間、テクニック、チームに関する100%の自律を祝福している。
これらの自律を維持する限り、私は必ず失敗する。発することに失敗する。抜きん出ることに失敗する。フォーカスすることに失敗する。何も生み出せなかったり、市場から排除されるものを作ってしまうことは避けられない。
アート(Art)の素晴らしい点は、自分の限界を掴み取れることだ。こうした私は自律を愛してやまない。限界を掴み取ることができる自由を。
ダニエル・ピンクの説く、これからのモチベーション(モチベーション3.0)に必要なのは「ビジョン」や「問題意識」なのかな、と読み取っています。
自分のビジョンを実現していくためには、自律が求められます。自律が許されない状況では、目指すべき到達点へは一歩遠のいてしまいます。そうした環境ではモチベーションは内から沸き起こってはきません。
ピンク氏のアイデアは、幸せに働く人を増やす力を持っていると考えます。
僕の周りでも自律を持って働いている人は、誰もが幸せそうです。
もちろん憧れもありますが、「自律」がもたらす幸せと生産性は、僕自身も経験から感じるところです。経験上、少なくとも文章を書くなら自宅やカフェの方が良いものが生まれます。(僕の場合は)オフィスでは集中力が細切れになります。
最近「マネジメント」という言葉の意味を考えています。
外注可能な仕事が増えていく社会においては、「管理」という言葉の文脈を変える必要があるんじゃないかな、なんてことをフニャフニャと。
人はもっと、幸せに働くことができるはずです。モチベーション3.0の考え方が広まり、問題意識・ビジョン・自律を携え、幸せに働ける人が増えていけばとても素敵です。
個人的に、今年のトップ3に入る本です。なんとなく、このブログを読んでいる方には相性の良い本だと思います。
