Archive for the ‘雑記’ Category

(雑記)自宅作業をして分かった5つのこと

雑記 | Posted by IHayato
Sep 07 2010



精神的にはノマドを自称しているのですが、日中の仕事では意外と普通にサラリーマンをしています。働いていればミーティング等もあるので。

本日は所用があり、自宅で3時間ほど作業をする必要に駆られました。珍しい体験だったので記しておこうと思います。



1.集中力が向上する。

僕の住んでいるマンションは非常に静かな場所なので、作業中はほぼ無音です。邪魔は最低限と言えるでしょう。

そうした環境では、やはり集中力は高まり、作業効率はアップしました。オフィス環境は良くも悪くも「中断」が多いです。

2.モチベーションの低い仕事にも取り組める

重要な変化はモチベーションの低い仕事にも積極的に取り掛かれたことです。自宅で作業をしているという環境が、モチベーションに火を付けてくれたようです。この変化には自分でも驚きました。モチベーション3.0に書いてあることを実感した次第。Autonomyは大切。

3.ブラウジングしてても意外と気が散らない

これも意外な事実。責任を意識するからかも知れません。もっとも普段集中力が低すぎるというだけかも。

4.咳をしても一人。さびしいかも。

一人静かな環境で集中できるのは良いですが、恒常的にこれは辛い気がしました。シェアオフィス(コーワーキング)が解決してくれる課題でしょうね。

5.お菓子の消費量が上がる

どうでもいいことですが。


個人的に、シェアオフィス事業に取り組みたいなぁ、と前々から考えています。

ノマドワークスタイルが選択肢として一般化していくことは確実です。シェアオフィスは意義も需要もある分野でしょう。


「場」とクリエイティビティは密接な関係がある、というのが最近の思想です。毎日同じ時間に同じ場所で同じ面子で仕事をすることは、実は生産的じゃないのではないでしょうか。

僕の周りにはそもそもオフィスを持っていないようなビジネスマンも多いです。今やPCと回線があれば仕事はできてしまいます。「ワークスタイルをデザインする」という姿勢もありでしょう。

新しい選択肢は利用可能です。本当に生産的であるならば、僕も迷惑の掛からない範囲でノマドな働き方をしていきたいと考えています。というわけでもうちょっと研究。


(雑記)その企画書は自分のアートか?

雑記 | Posted by IHayato
Sep 01 2010


意識が足らず仕事でヘマこいてしまったので反省を兼ねてアウトプット。


ビジネスにおける書類だって、作成者固有の「アート」であるべきだと僕は考えています。企画書など、属人性の強い資料については特に。


しかしながら、難しいのはチームで仕事をしていると責任が分散してしまうことです。作成者の他に管理者がいる場合は、「とりあえずマネージャがチェックしてくれるだろうからこれくらいでいいかな」という力量の節約(または妥協)が生じてしまいます。

作るべき資料の性質と、組織の状態(マネージャが忙しすぎるとか)によっては、この「力量の節約」がミスに繋がるケースがあります。


資料作成者が自らの資料を「アート」だと認識していれば、そのミスは防げることでしょう(少なくとも僕の場合は)。アーティストの自覚があれば、責任感が変わってきます。


ただその場合は、組織内の「アーティスト」に報いる仕組みが組織の中に用意されているかどうか、ということも問題になってくると考えます。それは報酬でも良いですし、名誉でも良いでしょう。何かフィードバックがないと、責任をただ負うだけになってしまいます。

色々な組織に関わっていく中で、アーティストの必要性と、そのマネジメントの難しさに直面します。責任を分散するのか、責任を与えるのか。一人で作ってもらうのか、チームで作るのか。ケースに合わせて考える必要があるでしょう。


僕は自分の哲学として、仕事で作成する資料もアートである、ということを貫いていきたいと考えています(モノによっては難しいですが…)。

皆さまの仕事のスタンス、ストーリーをお聞きしたいです。漠然とした記事ですが、ご意見があればぜひお寄せください。

(雑記)「紙文化」は「ダサい」

雑記 | Posted by IHayato
Aug 31 2010



先日ご来社頂いたとある会社さんは、iPadで会社概要を説明してくれました。

みんなで一つのものを見る感じ、説明者がこちらへ関わってくれる感じが良いですね。僕もカフェなんかで人と話すことが多いので、タブレット端末が欲しいところ。


僕は最近、紙を大量に使用することに罪悪感や不快感を抱きます。

仮定ですが、恐らくこの「紙文化への嫌悪」って徐々に増えてきている感覚なんじゃないかなと思います。


この嫌悪には、刷り込まれた「エコ」意識、「ゴミが出る」という実際的なデメリット、印刷コスト、デジタル化による効率化、などが要因になっているのでしょう。

という半端な理屈はさておき、既に僕の中では「感覚」として紙文化に対する嫌悪があります。こうした感覚が自分の中に生まれていることは意味があるのかな、と思います。


「かっこ悪い」「ダサい」という価値観は強烈な力を持ちます。男の日傘が浸透しないのはなんとなく「ダサい」からでしょうし、暑い中ネクタイとジャケットを着続けるのは「かっこ悪い」からでしょう。

じきに「紙文化はかっこ悪い」という価値観が広がっていくと考えています。将来的には、デジタル化するメリットが薄いものですら、デジタル化されていくことでしょう。


無論、紙文化に対する愛着も理解しています。僕にも大切な蔵書はあります。ただ、芽生えつつある小さな感覚が文化となった時、その「愛着」は簡単に吹き飛んでしまうかも知れません。


皆さんは「紙文化」に対してどういう感覚を抱いていますか?1ヵ月後には捨てられてしまうであろう資料を300枚印刷することに、どういう感情を抱きますか?

宜しければご意見をください。


(雑記)情報をリデザインする

雑記 | Posted by IHayato
Aug 30 2010



誰かに実現して欲しいアイデア。食べログの情報を雑誌風に表示するアプリって作れないものでしょうか。


最近関心があるテーマが「情報のリデザイン」。

情報を雑誌風にリデザインするという観点では、TwitterTimesFlipboardといったサービスが興味深いです。使ってみると中々驚かされます。



Flipboardのスクリーンショット。ツイッターのフィードから画像などを引っ張ってきてリデザイン。

リデザイン系だと、日本では「食べレコ」がありますね。これも面白いです。デジタルに移すことで新しい価値が芽生えています。


冒頭の食べログのアイデアですが、僕の彼女はほっとくと1時間以上iPhoneアプリで食べログを楽しんでたりします。雑誌的に楽しんでるんでしょうね。リデザインの余地は大いにありそうです。


ソーシャルな経営コンサル、手島大輔( @teshimadaisuke )さんの講義より

Uncategorized, 雑記 | Posted by IHayato
Aug 27 2010


弊社には「TMH(トライバルメディアハウス)経営大学院」という社内勉強会があります。基本は社員が持ち回りで講義を行うのですが、しばしば代表(@ikedanoriyuki)の人脈を生かして外部講師がいらっしゃいます。

今回は一種のプロボノ集団の「Sell the Challenge」というプロジェクトを通して、「障害者」というコーズをサポートしている手島大輔さん(@teshimadaisuke)が講師でした。社会貢献、ソーシャルビジネスに関心がある僕にとっては貴重な機会となりました。

手島さんはオーガニックコスメ「アグロナチュラ」の立ち上げを行った方で、文句なしに営業・マーケティングのプロフェッショナルです。

講演テーマは「人は何のために生きるか」。プレゼン資料なしに、手島さんのストーリーを2時間語って頂きました。印象的な言葉をメモとしていくつかピックアップ。


・人生は、自己ベストを尽くした上で「他人が決める」もの。

・目標は書き落とすと不思議と実現する。

・「理論を超えたもの」を味方につける。運気、神風的なもの。

・「理論を超えたもの」はロックミュージックから学べるだろう。

・重要なものはライフステージによって変わってくる。

・その時やりたいことをやるのが一番良い。全ては必然。

・自分の名前で仕事を提供できる自負があるか。それは自分の「アート」か。

・モチベーションを高めるために「好きな言葉」を持ち歩く。

・使命を決める。自分のマーケティング戦略を立案する。自分はどんな独自能力を持っているか。トライしてみる。仮説検証してみる。それをやってみてこそ人が決めてくれる。

・全員個性があることを忘れていけない。個性をどう表現するか。己を知る。


「理論を超えたもの」という話が特に興味深いです。

僕自身もロックや民族音楽、クラシックが好きなので「感性に訴えかけるもの」の力は体感レベルで理解しています。

しかし、そういった感覚をビジネスに持ち込むという視点はありませんでした。ともすると「感性に訴えかける何か」はビジネスのプロセスの中で剥ぎ取れてしまいます。残ったものはエッジの取れたぶよぶよの何か、なんてこともしばしばあります。


「感性に訴えかけるもの」は、「問題意識」「熱意」「ビジョン」「美」「非凡」「流れ」「タイミング」「ストーリー」といったキーワードで語ることができるものでしょう。そう考えるとアートそのものと言えそうです。Appleの製品はそうしたキーワードを含むのかも知れません。

ビジネスのプロセスで「感性に訴えかけるもの」をいかに剥落させないか。これは生涯意識していくテーマになりそうです。


最後に宣伝のご協力です。手島さんは現在「インフィニストリア」という「ソーシャル・オーガニックコスメ(障害者に労働を提供し、売り上げの2%が寄付される)」を事業展開しています。

7.ひとつひとつに社会的使命のある製品たち

障害者(ザ・チャレンジド・パーソン)が作り出す産品を製品ラインナップ化する「チャレンジトレード」の推進や、各商品ごとに売上の2%を寄付し、その使い道をホームページで報告することで事業の透明性を保っていきます。

インフィニストリア 7つの特徴

背景に流れるのは「音楽」というテーマで、現在「Opera(オペラ)」「Wilidthing(ロック)」というラインナップが入手可能です。

公式サイトを見ると、ワクワクするような地域の音楽が今後の展開として予定されています。

民族音楽フリークとしては、インド音楽がテーマの「Tabla」が非常に楽しみ。何を隠そう、タブラは僕も持ってました(叩けず諦め売却しましたが)。様々な「ラーガ(旋法)」「タール(リズム)」をテーマにした化粧品になるのかな。


商品はこんな感じ。品質を考えると、価格は安めに設定しているそうです(楽天検索結果に)。素敵なストーリーを含んだ商品、彼女、奥さんへのプレゼントに良さそうです。

   


素晴らしいお話を頂けました。手島さん、ありがとうございました。


手島さんツイッター: @teshimadaisuke
手島さんブログ: TRY OUR LIFE!


(雑記)頭の体操に「ソーシャル×メディア」の未来を考える

雑記 | Posted by IHayato
Aug 24 2010

mixiのMeetupに参加よtします。抽選漏れないといいなぁ。

参加セッションはMeetupコース。80年代が多いようなので楽しみ。

頭のエクササイズにちょっと書き出してみます。テーマと概要はこんな感じです。

「ソーシャル × メディア」

「ソーシャル」は、メディアをどのように変えていくのか?
ポータル/検索やCGMと言ったネットメディアはもちろんのこと、従来メディアや自社メディア そしてケータイ/スマートフォン、パソコン/タブレット、テレビなどが織りなす今後のメディアを100人で大議論。
参加される方々には「ソーシャル」がもたらすメディアの変革を様々な視点からディスカッションしていただき、その内容を発表していただきます。 テーブルごとに日本のソーシャル業界を代表する10人のリードモデレーターがおり、皆さまの議論をサポートいたします。(本セッションはUstreamにて中継を予定しています。)



そもそも「ソーシャル(テクノロジー)」を定義する必要がありそうですね。


ウェブ寄りに勝手に解釈すると、僕は「ソーシャルテクノロジー」とは;

1.アイデンティティを持つことができる
2.ソーシャルグラフを形成・反映することができる

この二つに集約されると考えています。

固有のアイデンティティを持つことで、人のパーソナリティやモノのストーリーが可視化され、そこで関係(ソーシャルグラフ)が生まれます。


「メディア」を文字通り「媒介」と考えるとしたら、「ソーシャルテクノロジーによってあらゆるものがアイデンティティとソーシャルグラフを持ち、あらゆるものが人々を繋ぐメディア(媒介)になる」ということができるかもしれません。

しばしば言われている「個人がメディア化している」という表現に留まらず、場所やモノやコトがメディアになっていく、という未来です。


(この言葉が相応しいかは微妙なところですが)大量のマイクロメディアが登場する、とも言えるでしょう。

そして、無数のマイクロメディアの周りには、無数のマイクロコミュニティが発生します。


多くの「マイクロコミュニティ」は力の無いものですが、中には強い力を持ち、食べていけるだけの収入すら手に入るコミュニティも生じます。

そのレベルのコミュニティを創る媒介は、人・場所・コトが高次に統合されたものになるでしょう。何度か紹介している@sayuritamakiさんの言う「家メディア」という考え方は近いです。


「あらゆるものがメディア(媒介)になるソーシャルな時代」においては「メディア」という言葉の文脈は、より「コミュニティ」に近付いていくのではないでしょうか。現時点で、「メディア」という言葉から「コミュニティ」を想起する人は少ないと思います。

マイクロメディアは、その成立理由からして、マイクロコミュニティに所属するメンバーに尽くすように運用されます。

かつての地域コミュニティ、近代の会社コミュニティが崩れつつある今、人々をつなぐ「媒介」の役割は大きくなっていくはずです。


と、話がかなりごっちゃになってきました…。「ソーシャル」「メディア」「コミュニティ」といった言葉の定義等、色々と勉強しないといけませんね。

皆さまもmixiの掲げる「ソーシャル×メディア」というテーマ、ぜひ頭の体操に考えてみてください。ご意見、アイデア等ありましたら是非ツイッターやコメント欄でご教示ください。


(メモ)ボランティアをする動機

雑記 | Posted by IHayato
Aug 17 2010

ウェブサービスについて考える機会があり、「人がボランティアをする理由」について考えてみたくなりました。

同テーマは、アメリカの大学院でソーシャルメディアやピアプロダクションの研究をしている@bungumanさんが、素晴らしい記事を書いてくれています。ご紹介と勉強用メモの意味を込めて、一部を引用させていただきます。


人はなんでボランティアするの?

Clary, et al. (1998, p. 1517-1519) によると、

1)Values = 価値観
2)Understanding = 新しい知識、体験を得る欲求
3)Social = 社会的動機
4)Career = キャリアアップ
5)Protective = 罪悪感、劣等感の回避
6)Enhancement = 達成感、成功体験

の六つがボランティア活動を行う動機として記されています。

(中略)

じゃあ、上からいっこずつ、ざっくりと説明してみましょう。

(1)は、そのまんま。『困っている人が居たら助けるべき』という価値観。
(2)も、そのまんま。普段の生活では体験できない事、もしくは得られない知識をボランティアを通じて得たい欲求。
(3)は、知り合い、友達、大切な人がボランティアを大事に思っているから、もしくは既存の人間関係に好印象を与えたい欲求
(4)は、キャリアップにつながる体験、知識を得たい欲求
(5)は、ボランティアに関わらないことによって生じる罪悪感は自己嫌悪を回避したい思考
(6)は、ボランティアをすることによってフィールグッドしたい、自己を満たしたい欲求


元記事はさらに充実した内容です。非営利活動に興味がある方は必見。


ソーシャルメディアを考える上でも、組織を作っていくためにも、NPOのキャンペーンを考える上でも、参考になりそうです。今後何年も活用させて頂けそうなリストです。


bungumanさんに感謝。やはりアカデミックの世界にも目を向けないと駄目ですねぇ。


ブログタイトルを変えました。「ソーシャルウェブが拓く未来」

雑記 | Posted by IHayato
Aug 13 2010



特に深い動機があるわけではないですが、このブログを始めて1年が経ったので、そろそろ変えようかなと思います。

「日本にソーシャルメディアの風を!」は「ソーシャルウェブが拓く未来」になりました。


そもそもこのブログを始めた問題意識は、前職時代に感じた「日本のソーシャルメディアへの取組みの遅れ」です。海外事情を研究するうちに、この問題意識は確信に変わりました。遅れすぎだ!

非営利組織など、まだまだ風が吹いていない分野もあるとは思いますが、マスメディアにもツイッターなんて言葉が踊るようになった今「一応風は吹いたかな」というのが僕の感覚です。


「ソーシャルメディア」という言葉自体の違和感も、タイトルを変える動機になっています。こちらの方が強いですね。

Facebookのオープングラフで、ウェブのソーシャル化は一気に進みました。僕のブログですら、Facebookの友人がパーソナライズドされた形で表示されるようになっています。Amazonにもソーシャルグラフが反映された、なんてニュースもあります。mixiのオープン化も恐らく来月に実施されるでしょう。

ソーシャルグラフがポータブルになり、全てのウェブサイトがソーシャルになれば、ソーシャルメディアという言葉は死語になると考えています。


来るソーシャルウェブ時代に、どんな生き方やビジネスが可能になるか、研究・実践していきます。

このブログでは、そんな僕の日々のアウトプットが乱雑に散らかっている場、というような位置づけです。(真面目な記事はソーシャライズ!やgreenz、執筆中の電子書籍、寄稿等でアウトプットします。)

拙い言葉ですが、どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。読んでくださる方々がいるから続けられています。有難うございます。


「ゆるいつながり」の力

雑記 | Posted by IHayato
Aug 09 2010

木曜日、ネットスクエアード東京のセミナーに参加してきました。

「ソーシャルメディアと社会貢献」の先駆者であるBeth Kanterさんの著書、”The Networked Nonprofit“に関する読書報告会。@fwatanabeさんが内容を報告してくれました。


その中で特に印象的だったのは、「組織の周縁にいる人材は、複数の組織にまたがる“ゆるいつながり”を持っている。ゆるいつながりを多く保有している組織は、強いつながりだけの組織よりも良いパフォーマンスを発揮する。(なのでフリーエージェントと一緒に仕事すると良い)」という話。


「ゆるいつながり」がもたらす情報や出会い。組織にとっても個人にとっても、この効用は確かにあるはず。そんなことを思っていたら、WIRED VISIONに関連する記事を発見。



成功する起業家の秘密:人間関係の研究

Ruef教授は、多様な人的ネットワークに関係している経営者が、少数ながらも存在することに気付いた。これらの起業家は、同僚や親しい友人とばかり交際するのではなく、社外の人や、自分とは経歴の異なる人など、多数の相手と「弱い絆」を維持していた。

これらの人の人的ネットワークは、多様で、特定の方向性がなく、驚くべき相互作用と「情報のエントロピー」に満ちている。

(中略)

「エントロピー的な」人的ネットワークを持つ経営者は、予測可能なネットワークしか持たない人に比べて、3倍も独創的だと判定されたのだ。自分とは異質の人と多数交流することで、彼らはより広い発想を持ち、効果的な情報に触れていた。


個人として、組織として、情報のエントロピーに満ちた「ゆるいつながり」を保有するためには、今までとは少し違ったアプローチが必要になってくるでしょう。

それはソーシャルメディアという新しい道具を使うという意味でも、精神的に寛容・オープンであり、積極的に情報を公開する姿勢を持つという意味でも。別にソーシャルメディアを使わなくてもゆるいつながりは形成できると思いますが、道具を使うことでより容易になるでしょう。


ゆるいつながりの力は、僕自身も実感するところです。検索では得られない知識や霊感は、いつも「ゆるいつながり」から訪れます。ゆるいつながりは僕にとって、クリエイティビティの源泉です。


(雑記)怠け者なんていない

雑記 | Posted by IHayato
Aug 01 2010


モチベーションの話。

僕の持論に「やってくれないのには理由がある」というものがあります。


僕は学生時代長らく吹奏楽部に所属していたのですが、楽器の練習はまさにこれです。「部」はやりたいことやるために集まった集団ではありますが、中には練習に熱心でない部員もいます。

彼らに練習をさせるために、練習しないことに対して罰を与えることも可能です(実際にそういう施策も行われていました)。が、部活という非強制的なものにおいては、罰は退部者を増やすだけの結果に終わります。組織の空気も悪化します。

理想的な解決策は、彼らの内在的なモチベーションを高め、練習する「意味」を見出してもらうことです。


もちろんそれは難しいことです。ただ、そこで彼らの気持ちを「発火」させることに匙を投げ、叱ったり罰を与えてしまうと、結局その人の「自律」する気持ちを阻害することになります。

誰かが指示に応えてくれない場合は、僕は必ず「やってくれないのには理由がある」と考え、彼らのモチベーションが発火されない理由を考えます。

短期的に解決することは難しいですが、長い目で見た時にはこちらの方がお互い不幸にならない選択肢だと考えています。


「怠け者」なんていないのでしょう。特定のことを怠けてしまうのには訳があります。周囲から怠け者だと言われているような人も、モチベーションをもって取り組める特定のテーマには、ハードワークをこなし素晴らしいアウトプットを見せてくれるものです。


“やってくれないのには理由がある”“怠け者はいない”という考え方を僕は愛しています。

僕が受けてきた学校教育では、成績の悪い生徒に「怠け者」というレッテルを貼り、その本人も自分を「怠け者」だと思ってしまうような仕組みでした。

「怠け者」だと思ってしまった本人は、自律する心を傷つけられます。マッチョでない自分を責めます。「自分は努力ができない人間なんだ」と卑下してしまいます。


“怠け者はいないんだ”という気持ちを持っていると、他人にも自分にも優しくなれます。より前向きに、自分が価値を生み出せるものを模索し、その熟達を志向できます。

多様な選択肢(シンバル、ティンパニ、ドラムス、鍵盤…)が用意されている打楽器なんかは、まさにそんな感じです。「適材適所」の考えで、各人がそれを極める意味を見出し、熟達を志向する。楽器の練習に限らず、割と世間一般に言えることではないでしょうか。


繰り返しになりますが、モチベーションを発火させることは難しいです。時間もたっぷり掛かってしまいます。叱咤・賞罰といった選択肢が一般的なことにも理由があるのでしょう。

最近「マネジメント」の意味を考えます。人々の内在的なモチベーションを高め、人を動かすためのマネジメント、難しいです。


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