Archive for the ‘Twitter’ Category

ツイッターが陳腐化しないであろう理由

Twitter | Posted by IHayato
Jul 21 2010

最近mixiを使っていません。

なぜ使わないかというと、ソーシャルグラフが古くなっているからです。


小中高・大学の、少し疎遠になった友人のアップデートを受信しても、それほど楽しくありません。コミュニケーションを取るモチベーションは刺激されません。

mixiに登録した数年前とは興味関心も、友人関係の比重も変化しています。mixiはリアルなソーシャルグラフを持っている一方、ソーシャルグラフが硬直的なのでしょう。


ソーシャルグラフの「中身」はソーシャルメディアの楽しさの鍵です。ソーシャルグラフが陳腐化するとソーシャルメディアサイトはつまらなくなります。

ソーシャルグラフは時間劣化という観点だけでなく、形成のプロセスも大切です。意味のあるグラフを作っていかないと楽しくありません。

例えばツイッターにしても、フォロー返しを期待してフォロー/リムーブを繰り返してソーシャルグラフを形成すると、恐らくあまり楽しくないはずです(使う目的にもよりますが)。


ツイッターのフォロー/リムーブという仕組みには、ソーシャルグラフをフレッシュに保つ作用があります。

ゆえに、ツイッターの楽しみには持続性があると考えています。

興味関心や仲間が変われば、それに合わせてソーシャルグラフが最適化されていきます。


ソーシャルグラフの陳腐化は、多くのSNSの課題になるはずです。Facebookもその例外ではないでしょう。ソーシャルグラフだけに注目すると、10年後も存在している可能性があるのは、Facebookよりもツイッターだと考えます。

なんてことを考えてみました。皆さんはどうお考えでしょうか。


ツイッターは位置情報と興味関心情報を可視化する

Twitter | Posted by IHayato
Jun 16 2010

ツイッターがFoursquare/Gowallaと連動して、位置情報を取り込むようです。恐らく数週間以内に日本にも実装されるでしょう。

APIも公開されるとのことなので、色々と面白いサービスが生まれそうです。とはいえ位置情報はプライバシーの問題もありますし、相応のメリットが揃うまでは普及することはなさそうですが…。



僕はソーシャルメディア、ソーシャルウェブの解釈する上では、「情報の可視化」と「マッチング」がキーワードになると考えています。(参考:ツイッターは何がすごいのか

可視化される情報の種類は、今後も増えていきます。次は生体情報/モノ情報が熱いのかな、なんて思ってたり。



地味な変更点ですが、ツイッターが短縮URLサービスをはじめました。

これも情報の可視化と関係していて、Facebookの「いいねボタン」に近い機能を担っていきそうです

つまり、短縮URLのクリックをたどれば「この人はソーシャルメディア関係の情報をよくクリックする」「この人がクリックする情報は、フォロー関係にあるあの人もクリックしている」といったような、興味関心とソーシャルグラフの紐付けが可能になるのです。

(追記:…と思ったのですが「ただし、集合的モニタであり、個人は特定されない」予定のようですね。個々人のソーシャルグラフとの紐付けはそこまで強力には行われない様子。)

ソーシャルグラフと紐付いた興味関心の情報は、多大な利用価値があります。”Ad with Social Context“もその一つでしょう。静かにですが、ツイッターも興味関心を可視化しつつあることは、ウォッチしておきたい動向です。


以下つぶやきです。

次はやっぱりモノ情報なのかな…?「モノのタイムライン」という考え方はすごく可能性がある気がする。

収益化の可能性が高いのは、やっぱりBlippyのような購買情報か。命が関わっているだけに生体情報も力強い。その意味では、親心を満たすような形の位置情報も良い。セキュリティソフトではないですが、安心=リスクの軽減、という視点は収益化に繋げやすいのでは。誰かサービス作らないかなぁ。あらゆる情報が可視化され、マッチングされる。未来が楽しみ。


「ツイッターの何がすごいのか」ver 0.1

Twitter | Posted by IHayato
May 28 2010

最近人前で話すことが多いので、ちょっと整理します。

礼賛するのは好みませんが、ツイッターはやはりすごいツールです。現在訪問者数は750万人でmixiにせまっているそうで、伸びに驚かされます。

ツイッターって何が画期的なんでしょう。



■ 情報の可視化を進めた「140文字の気軽なつぶやき」

ツイッターは「140文字の気軽なつぶやき」という、一見取るに足らない情報の可視化を進めました。

ツイッター登場以前は、ブログで「今渋谷のマックで飯食ってる」という10文字程度の情報を発信することは、基本的にありませんでした。そしてそこにコミュニケーションが発生することも稀でした。

取るに足らないと思われたその情報には、実は多大な価値があります。

例えば、「渋谷のマックで飯食ってるなう」なんて情報すら「たまたま渋谷で時間を持て余していた僕の友人」にとっては高い価値を持ちます。マクドナルドは「ご利用有難うございます」というアプローチを取るもできます。

情報発信がコミュニケーションを生むという簡単な事実を、改めて顕在化したのがツイッターと言えるでしょう。



■「つながり」を生む仕組み。フォロー/フォロワーというゆるい関係

情報が可視化されても、それに反応してくれる、つながってくれる対象がいなければ無意味です。それは必ずしも人間である必要はなく、例えば特定のキーワードに反応するBOTなども存在します。

しかし、もっとも価値があるのは人間と人間の関係でしょう。

人間関係(ソーシャルグラフ)の構築は、mixiやFacebookでは少しハードルが高いです。面識の無い人や、興味関心が近いかどうか分からない人と積極的に関係を結ぶことは、一般的な利用法ではないと言えます。

その点、ツイッターのフォロー/フォロワーという関係は、ごく気軽に構築することができます。これが「思わぬつながり(セレンディピティ)」を生む力となっていることは、ユーザーの方なら分かって頂けるでしょう。

関係構築における「メールする」「電話する」「会って話す」といった手段に、「フォローする」が加わった、というのが僕の認識です。フォロー・フォロワーという薄い関係性が、潜在的につながる可能性があった人たちを結び付けているのでしょう。





■RT。情報のフィルタリングと、共感のドライブ

RTという仕組みも注目に値します。

まず、フィルタリングとしての機能です。「気軽な情報」が大量発生すれば、本当に価値のある情報が埋もれてしまうことも考えられますが、RTは価値ある情報をすくい上げてくれます(もちろん、ツイッター単体では不完全ではありますが)。

RTによる情報の伝播が、つながりを顕在化する場合があることも見逃せません(発言主をフォローする場合など)。



また、RTはワンクリックで共感を示すことができる点も意義深いです。

これまではWEB上で共感を示すためには、メール送信・ブログ・SNS・掲示板への書き込み、といった手段しかありませんでした。ツイッターはRTという仕組みで、共感を表明する敷居も下げています。




以上の内容を一単語で表現すれば、ツイッターの画期的な点は「気軽」という言葉に集約されるでしょう

ツイッターに限らず、これからの(今までも?)ウェブサービスは「気軽」なものであることが求められそうです。Facebookの「いいねボタン」も気軽さが鍵になっていそうです。

と、ざっと書いてみました。

何か意見がありましたら是非コメント欄に書き込んでください。まだまだベータ版です。

セス・ゴーディン「1人のTrue Fanは、1万人のStrangersに値する」

Twitter | Posted by IHayato
May 20 2010

セス・ゴーディンのアイデア・ウイルスを広めます。抄訳にてご紹介。短い記事ですので、原文もぜひ。セス・ゴーディン本人の言葉で味わっていただきたいです。


The circles (no more strangers)

・成長のために、より多くのStrangersを獲得することを目的にしがちである。

・しかしStrangersの獲得にはコストが掛かる。

・一人のTrue Fanは、10,000人のStrangersの価値に匹敵する。

・Strangersを獲得するために、True Fanを蔑ろにしていないだろうか。

・True Fanを喜ばせるコストは、Strangersを獲得する場合より少ない。

示唆に富む内容です。



ちょっとセス・ゴーディンの話と関係するのですが、僕が最近心がけているのは「感謝を伝える&アクションを取る」ということです。

新しい取組みを進めていくと、どうしても「今持っているもの」の大切さを忘れてしまいます。新たなものを取り込んでも、それと同じかそれ以上に、今まで得てきたものを失ってしまっては非効率的です。穴の空いたペットボトルに水をひたすら入れているような。

そんなことは頭では分かっているのですが、振り返ってみると徹底できていなかったので、しっかり行動しようと悔い改めたわけです。

セス・ゴーディンの話はツイッターにも少し通じるところがある気がします。つまり、フォロワーの数をひたすら稼ぐことも良いですが、今までのフォロワーを大切にしないのは考え物です

フォローしてくれたということは、自分に興味を持ってくれたということですから(#followmejpやら#sougofollowとかは微妙ですが…)、上の図だと「Friends」「Listeners」くらいには該当するでしょう。
次のステップは彼らとより深い関係を構築し、「True Fan」に育てていくことです。Strangersを増やそうとしているだけでは、たった一人のTrue Fanも獲得することができないでしょう。

とはいえツイッターの楽しみ方は人それぞれですから、フォロワーをひたすら増やす使い方も本人が楽しければありだと思います(皮肉ではなく)。そういう多様性があるからこそ、セス・ゴーディンの提示したような図が存在できるのかも知れませんし。

しかし、セス・ゴーディンは本当に凄いです。Doubles9124君がブログで紹介してくれたSeth Godin氏からの贈り物 ~Go ahead, do something impossible~ は気持ちが鈍ったときのペンシャープナー。まさにThougjt Leader、得られるものは多いです。

ツイッターは“きっかけ”を与える。ビルトインされたフィルタリング、サジェスト機能

Twitter | Posted by IHayato
Mar 10 2010

本日、@maxisizeさんの取材を受けてきました。3月1日付けで独立し、個人媒体「TECH SE7EN」をローンチし、早速70回近くRTされる記事を書き、セルフブランディングを通してご自身の価値を見つけようとしているという、素晴らしい方です。


本業はWEB制作ということですが、ソーシャルメディアを重要な武器の一つにして独立を決断する、なんて方が現れたことは一つの時代の変化なのでは、と僭越ながら感じます。@maxisizeさんに続く方は、色々な分野から出てくるのかも知れません。先駆者として、新しい生き方・働き方を提示してくれることを、勝手ながら一人期待しています。

1時間弱と短い時間でしたが、非常にエキサイティングでした。これからも、社会を変えうる価値ある情報を発信していって頂けることでしょう。僕も負けずに頑張りたいと思います。

ソーシャルメディア、社会貢献、個人媒体の可能性と様々なトピックを縦横無尽に語り合いましたが、大変興味深かったのは「ツイッターのおかげで“きっかけ”が生まれるようになっている」というお話。

ツイッター登場以降、WEB上の情報量は確実に増えているでしょう。僕は3,500名以上フォローしていますが、全てを消費することは当然不可能です。

しかし、情報量が増加しているということは、今までに無かった情報も流通するようになってきている、ということでもあります。僕のタイムラインは、驚きと発見でいっぱいです

情報量が増えるということは、「ノイズが増える」ということでもありますから、そこだけを見ると「情報伝達の効率の低下」という結論を導き出しがちです(情報量の増加→ノイズの増加→情報伝達効率の低下)。

しかしながら、ツイッターは「RT」と「フォロー」という仕組みがあります。この二つの仕組みは、増加した情報を上手くフィルタリングする機能を果たしていると言えるのではないでしょうか。このシステムとして組み込まれているツイッターのフィルタリング機能は、本当に素晴らしいもので、新しい「きっかけ」を与えてくれるのです。


例えば、僕は「ソーシャルメディアマーケティング」に興味があってツイッターをやり出したのですが、興味の範囲で様々な人をフォローしていく中で「ソーシャルメディア×社会貢献」というキーワードにめぐり合いました(市川さん(@SocialCompany)に感謝!)。
それは僕にとって大きな“きっかけ”でした。そこからプロボノに取り組み出しましたし、様々な人と繋がることで、自分の価値を高め、ミッション(「ソーシャルメディアを活用できる組織・個人を増やす」)を明確にすることができたと思います。ツイッターをやっていなかったら、社会貢献なんてものは僕の中で永遠に「胡散臭いもの」だったでしょう。人生を変えうる、本当に良い「きっかけ」でした。


図にするとこんな感じ(冗談みたいにへぼっちいグラフですが、どうかお気になさらず…いっそ冗談だと思ってください)。情報量は確かに増加しているけれど、RTやフォローという機能で、むしろ情報収集の効率(自分にとって有益な情報に出会える確率)は高まっていると言えるのではないでしょうか。


grap

だとすると非常に興味深いのは、ツイッターはフィルタリング機能が「組み込まれている」ことです。僕自身も、ツイッターのキーワード検索(「social media」「ソーシャルメディア」など)をRSSリーダーに飛ばしていますが、この手法、非常に良くフィルタリングされています。海外サイトを全て見るのは骨が折れるので、これで十分でしょう。

そしてフィルタリングされている情報の中には、偶然の“きっかけ”が潜んでいます。それはもはや「サジェスト機能」とすら言っていいかもしれません。「ソーシャルメディアに興味があるなら、社会貢献もどう?」といったようなサジェストが、タイムラインやキーワード検索から飛んでくるのです。僕は最近は「BOPビジネス」「起業」というキーワードもサジェストされています。

米国ではソーシャルメディアが与えてくれる“きっかけ”を「controlled serendipity(コントロールされた偶然)」と表現しています。これは言いえて妙だと思います。


ソーシャルメディアというものは、本当に知的生産性を高めてくれます。僕自身、それは実感しているところです。
もっとも、その状態に至るにはそれなりの苦労もあります。積極的に価値を提供する、という態度はまず必要でしょう。
フォローする相手を「選ぶ」ことも大切なのかも知れません。誰をフォローするかで、通ってくる情報が変わるわけですから。
一方で、知的生産性の向上を目的としない利用も全然ありなのが、また面白いところです。本当に開かれたツールだと改めて感じます。


と、そんな話を@maxisizeさんとしたわけです。それは当然、楽しい時間でした。出会いの“きっかけ”に感謝です。
願わくば、僕自身も“きっかけ”を与える存在となりたいものです。価値を生み出し、提供するよう、引き続き頑張ります。

「ツイッター7つの仮説」とソーシャルメディアでの議論のあり方

Twitter | Posted by IHayato
Feb 18 2010

■グロービス堀義人ブログ: ■ツイッター7つの仮説

twitterに関する面白い記事を書いてたので突っ込みなど|堀江貴文オフィシャルブログ

「ツイッター7つの仮説」について >> 経済学101

この一連のポスト、すごく面白いです。素晴らしい記事の紹介と、自分の考えを固める意味を込めて、僕も思うところを書いてみます。ぜひ、皆さまもご自身の考えを作るきっかけとしてどうぞ。


仮説1:ITの進化に伴い、議論の質が下がる。

これは大変興味があるテーマ。「ツイッターと衆愚」という記事でも、思うところを書かせていただきました。
この点に関しては「WEBでの発言に責任を負う人がどれだけ増えるか」というのがポイントになるのではないか、と思います。
また、責任を負う人が増えるためには「WEBでの活動が実ビジネスに繋がるようになる」必要があるでしょう。WEB上でのアイデンティティを確立し、セルフブランディングを行う人が増えていけば、最先端で行われる議論はより生産的になると考えます。(僕自身、ツイッターとブログで転職が決まりましたし、WEBでの活動がビジネスにつながるという傾向は着実に進んでいます。)
もっとも、全ての人がそうなるわけではないので、2chのような「無責任な」空間は存在し続けるでしょうし、存在意義もあるでしょう(むしろ高まっていくのかも)。
「ITの進化」「議論の質」という言葉も捉える幅が広いので、断定口調になるのは良くないですが、「ツイッターやブログの登場」「セルフブランディングを実践している人の増加(WEB活動がビジネスにつながるようになっていること)」によって、議論の質は上がっていると僕は感じています。




仮説2:一方では、訴求力・リアルタイム性が抜群に上がる。ツイッター(SNS)、ブログ、動画などの組み合わせにより、よりパワフルな発信力を個人が持つようになる。

ホリエモン、青木さん同様、このことはむしろ議論の質を向上させると思います。

受け手を増やす一番まっとうな方法は価値を提供することで、これは議論の質の向上につながる。

「ツイッター7つの仮説」について >> 経済学101

仮説1.と繋がってくる話だと思います。セルフブランディングをしたいなら、価値のある情報を発信しなくてはいけません。自分のために、生産的な議論をしなくてはならないのです。




仮説3:知のインプットの時間が減るので、人々は扇動されやすくなる。
青木さんの下記の指摘には強く同意します。僕自身も社会貢献分野の話は、ツイッターを始めてから興味を持ちました。

次に、Twitterを通じて普段目にしない分野の知識を得ることは多い。私はTwitterを始めるまでBI・BOP・社会起業とかいう言葉とは無縁だった(というと驚かれる)。そもそも聞いたことのない事柄に関してインプットするのは難しい。Twitterを含めたソーシャルメディアは検索エンジンやRSSを代替こそしないが、それに並ぶ新しい情報のアグリゲーターとなっている。これは知のインプットそのものだ。
「ツイッター7つの仮説」について >> 経済学101

インプットの時間が減るという指摘は、使い方によっては当てはまるかも知れませんが、やはり使い方によっては、新たな学びの機会を得ることも可能です。
ただ、一方で煽られやすくなることも確かだと思います。特にツイッターでは脊髄反射的に「つぶやいて」しまいますから。
この点は、@kosuke_ichikawaさんの「いちユーザーとしての、ソーシャルメディアとの付き合い方と責任について」なんて記事が示唆に富みます。




仮説4:パーソナルな情報がマスメディアを凌駕する。
見識不足で僕には深く語れない話。
量的には間違いなく凌駕すると思います。質的には、というと検討が必要で、マスメディアの情報は依然必要とされ続けるでしょうね。




仮説5:コミュニケーション依存症(ジャンキー)が増え、物理的交流の機会が減る。
そういう人も数%は確かに出てくるとは思いますが、多数がそうであるはずはなくて(アルコール依存症、オンラインゲーム依存症とか)、参加者の割合で見れば物理的交流の機会は増えると考えます。
個人的な体験としても、これは確実で、交流機会は増えまくりです(今週は毎日、ツイッター経由で知り合った人とミーティングしてます)。また、少なくとも現段階で僕は「コミュニケーション・ジャンキー」のような方はお目にかかったことがありません。これは調査してみると面白いテーマですね。

仮説6:ツイッターのフォロワーは、共感、情報、知恵などの全人格的な面白み(エンターテインメント性)を求める。
青木さんの言葉ばっかりですが、これも同感です。

YesでありNoだ。Twitterでどのような面白みを提供するかは本人の選択だ。「ツイッター7つの仮説」について >> 経済学101

僕個人としては、これはYesですし、「全人格的な面白み」をある程度意識して取組んでいます。




仮説7:最終的には、ツイッターも駆逐される。
同感です。
ちょっと関係ありませんが、昨今のツイッターバブルに対して、冷静な視点を持つことは必要だと思います。個人レベルなら良いですが、組織で利用するとなると、過大評価するのは危険でしょう(コメント欄にて河野さん(@smashmedia)から「ツイッターはメルマガ程度だという認識をまずは持つべき」という言葉を頂き、共感しました)。





議論という言葉を結構使っていますが、誰が正しくて誰が間違っているか、という方向は望ましくないと考えています。「多様な考えが利用可能になっていること」のメリットに、目を向ける方が生産的でしょう。

こちらも河野さんの言葉ですが、大変学ばせていただいたので、引用させていただきます。

ソーシャルメディアを恐れたっていいじゃん、だって怖いんだもの

あと「議論が必要」ってのも(わかんなくはないけど)ぼくはあんまり乗り気じゃない。というのも議論というのはやっぱりどっちが正しいかを決めようとする場のチカラが働いちゃうので、洗脳されちゃいそう。
勝ち負けを無視した雑談に近い意見交換くらいでいいと思う。一方的に聞かせてもらって、それをもとに考えるのもいいかも(ま、そんな奇特な方がいればの話だけど、ぼくはいろんな人の話は聞いてみたいなあ)。



発端の堀さんが「仮説」という言葉を使ってくださっているあたり、流石だなと思います。今回のような「仮説」をベースに、様々な意見が利用可能になり、個人レベル・業界レベルで理論を深めることができる…素晴らしい時代だと思います。ソーシャルメディアが可能にした「availability(利用可能性)の向上」を、ポジティブな方向で活用していきたいです。

(米軍基地銃乱射事件)献血の協力を!―ツイッターでクライシス・マネジメント

Twitter | Posted by IHayato
Nov 19 2009

こんな話があったんですね。興味深い話題ですが日本に伝わってないように感じたのでポスト。

Can social media help in a crisis? Hospital shows how in Fort Hood shooting.

Texas hospital finds blood donors through Twitter

の2つの記事を改変・要約。

*米軍基地銃乱射について
2009年11月5日、米テキサス州のフォートフッド陸軍基地で5日午後(日本時間6日未明)、銃の乱射事件が起き、米兵ら12人が死亡、31人が負傷した。

スコット・アンド・ホワイト病院のWEB担当者、アーロン・ハフリングは、あらゆる人々が必死にニュースサイトのリロードボタンを押し、凄惨な事件の情報を求めていた時――ツイッターをしていた。

彼は病院公式のアカウント(アメリカでは300以上の病院がツイッターアカウントを持っている)を通して、ハッシュタグ(#fthood)で情報発信をしていることや、病院の公式声明へのリンク、メディア対応が可能な電話番号への案内、乱射事件の被害者以外のERは受け付けていないことなどを発信し続けた。

こうした情報発信と同時に、彼はツイッター上の声を傾聴し、どのようにソーシャルメディアの力を活かせば良いかを考え――献血の協力を呼びかけた

その呼びかけは400回以上もRT(引用)され、ツイッターのみならず他のソーシャルメディアへと波及した。結果、1000以上の献血パックを、献血センターと移動献血車から集めることができたのである。

また彼はYouTubeでも情報発信をし、こうしたビデオは当時の状況を伝える手助けとなった。

危機的状況におけるソーシャルメディア。ソーシャルメディアはクライシス・マネジメントにも有効に役立てることができる、という貴重な事例です。日本で健全なソーシャルメディア文化を浸透させるための好例とすることができるでしょう。

しかしながら、アメリカでは300以上の病院がツイッターアカウントを持っている、という事実はすごいですね。ツイッターが決して一過性のブームではなく、社会における重要な情報網の一部として機能するポテンシャルを持っていることが良く分かります。

新しい学びの形、ソーシャルラーニング。嘉悦大学情報共有システム論

Twitter | Posted by IHayato
Nov 16 2009

「ソーシャルメディア」をツイッター検索に掛けて、RSSで購読しているのですが、頻繁にソーシャルメディアに関して@class_infoshareへリプライが送信されているのが気になっていました

調べてみると、どうやら嘉悦大学の「情報共有システム論」という授業で行われている活動のよう。

授業形態

90分の講義を授業の主たる形態とします。

履修する学生にはTwitterアカウントを取得してもらい、授業専用のアカウントに対して

・毎回の授業前までに提出する、100文字程度のショートコメント
・授業中の質問への回答
・他の学生の意見に対するリプライ

をつぶやくことで出席点とし、教室への情報提供を行って頂きます。

面白いですねぇ。

@class_infoshareのツイッターアカウントには、ソーシャルメディアに関する学生たちの様々な認識が投稿され、とても興味深いです。

今のテーマは「ソーシャルメディアの強み・弱み」のようです。

ソーシャルメディアの強みは、大勢の人が情報を集めるため、情報交換・共有することができる。情報伝搬力が高くなっているため影響力も強くなっている。マスメディアより身近で信用性も高いと思う。

ソーシャルメディアは沢山の人が情報を集めて共有出来るので、マスメディアより身近で継続的に触れる事が出来る。

ソーシャルメディアの強みはユーザーが自由に情報を提供しあう点にあると思う。ユーザー同士であるため信頼性も高い

若い世代がクチコミを身近に感じ、信用している傾向にあるのが良く分かります。裏にあるのはやはり
マスメディアの不信なのでしょうか。

この授業は「ソーシャルラーニング」と称する「新しい学び」の一環だみたいです。

学びにおけるソーシャルメディア、こちらも考察してみたいテーマです。情報収集という側面では、ツイッターはRSSを圧倒するものになりつつあるように感じます。現に最近RSSをチェックする頻度が減りました。ここら辺も近々書きたいテーマです。

(要約記事)日経産業新聞11/10~11/12ツイッター特集

Twitter, 企業のソーシャルメディア利用 | Posted by IHayato
Nov 11 2009

日経産業新聞で、11月10日~12日の3日間、「リアルタイムの衝撃」と題した一連の記事がありました。主要テーマはずばりツイッター。しかも連日1,3面という位置に掲載。日経産業新聞は影響力の高い業界紙です。社内でも共有したいので簡単にまとめました。面白いな、と思ったところはボールドかけてます。

****11月11日****

・オバマ大統領はノーベル平和賞を受けてたった一言「humbled(謙虚に)」とつぶやいた。瞬く間に世界中から数百万のコメントが。

イラン選挙への影響を鑑みて、米国務省はサーバー運営元のNTTアメリカにメンテナンス時間の変更以来を要請。世界ではイラン情勢を共有することができた。

・MS、Googleからも検索件を与えた(検索結果にツイッターのつぶやきが反映されるようになる)。

・ツイッターの魅力はユーザーが面白い使い方を発明できる、という点にも。

・企業も積極的にツイッターを利用。BOTを使ったサービス提供も。

****11月12日****

・ツイッターを利用したKDDIの製品発表会の実況には「写真が無い」「臨場感が無い」などの批判があった。

ソフトバンクの実況には、放送作家の協力がある。綿密な準備。

・DELLはセール情報を、JetBlueはカスタマーサービスをツイッターで提供。

・福助はドラマ「リアル・クローズ」と連動して商品をPR。その日の売上げは倍に。しかし翌日には元の水準に

・ツイッターのインフラはNTTアメリカが、また言語にはRubyが使われている。日本技術が背景にはある。

****11月13日****

ミログ」はつぶやかれた文章・文脈から感情を分析するサービスを提供している。クラウドを使っているため30万円程度でサービスが提供可能(自社で持ったら1500万はかかる)。

・アメーバブログ、mixiなど国内大手もミニブログをスタート。

・U2はクラウド技術を使ってYouTubeでライブを行った。コストは衛星放送の1/100以下

Ustreamは政治家や歌手・企業も利用するライブ配信サービス。サンやMSは決算発表会で利用。

・オバマ大統領、国内では藤末議員など、企業だけでなく政治家も積極的にツイッターの利用方法を模索。

・住民の地元への関心を高めるツールとしても。ツイッターは地方自治のあり方を変えつつある

・情報漏えい、失言リスク、なりすましなどのリスクも。

・Web1.0は「情報の共有」、Web2.0は「経験の共有」。クラウド時代は「時間の共有」

・クラウドが可能にしたリアルタイムの世界は競争とともに広がっている

担当(敬称略):清水泰雅、藤原豊秋、早川麗、浅川直輝、清水石珠美、古田博士

以上が簡単なサマリーです。
クラウド時代は「時間の共有」というのは言い得て妙です。
こうした影響力の高い新聞が積極的にツイッターなどのソーシャルメディアを取り上げてくれることによって、クライアント企業内に統一した理解・認識が形成され、健全なソーシャルメディア利用につながっていくのだと思います。

(要約記事)IRにおけるソーシャルメディア活用(広報会議12月号)

Twitter, 企業のソーシャルメディア利用 | Posted by IHayato
Nov 11 2009

「広報会議」12月号、ソーシャルメディア関連の記事かなり多いです。紙面の至るところに「ツイッター」「ブログ」「SNS」なんて言葉が見受けられます。その中から米山徹幸氏(2009年WEBクリエーションアウォード・WEB人賞受賞者)の「海外IR最新事情・IRにおけるソーシャルメディア活用(p.72-73)」という記事をピックアップして要約。広報担当者は読んでおくべき。

要旨:「海外ではIRにおいてもソーシャルメディアの利用が進んでいる」

・アナリストのブログが高い影響力を持ち始めている。

・特に数百の市場関係者がブログを公開しているサイト「Seeking Alpha」は影響力が高い。

・「Stocktwits(市場関係者のツイッター発言をまとめたサイト)」「Wikinvest(投資情報wiki)」も注目に値する。

・「SlideShare(パワポ版YouTube)」に説明会用のパワーポイントをアップしている企業も多い。

・ツイッターを使ってIR情報を発信している企業も多い。

・シスコシステムズはツイッター上での質問に対して、経営幹部がビデオインタビューで回答している

企業情報のロジスティクスが劇的に変化している自社発信の情報を共有サイトなどを通じて知ってもらう努力をする必要がある。

・日本企業にもこの流れは来るだろう。

Slideshareの活用は考えたことがありませんでした。なるほど。これは是非うちの会社もやりたい。
ツイッターのインタビューに答える、というシスコの取組みは素晴らしいですね。
企業情報についてのロジスティクスが変化している、というのは重要な指摘だと思います。企業サイトは目的地ではなくなりつつあります。(メディア・パブ「ソーシャルWebの台頭により企業サイトが目的地でなくなる」)

ソーシャルメディアの活用には、海外の先進企業同様、専任部隊の設置が不可欠だと考えます。しかし組織改変を起こすほどの危機感は、まだ経営層の間では広がっ ていません。既に意義が認められているIRにおいて、ソーシャルメディア対策の必要性が高まってくれば、組織改変への重い腰が持ち上がるのかも…と期待してしまいます。

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