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(本の紹介)リード・ホフマン「スタートアップ! シリコンバレー流成功する自己実現の秘訣」

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日経BPさんから献本頂いた一冊。「リーン・スタートアップ」「小さく賭けろ!」といい、最近素晴らしい仕事をなさっています。

本書はあのLinkedinのCEO、リード・ホフマンが書いたキャリアに関する書籍です。気になったセンテンスを読書メモとしてご共有。発売は5/24ですので、一足早くご紹介。


大志、資産、市場環境

・昔はエスカレーター式に昇進し、安定的な生活をし、退職し、快適に暮らしていくということができた。今はエスカレーターはいたるところでつかえ、若者は乗れず、中堅社員は進めず、60代以上は降りるに降りられない。「みんな、スイスイ前に進むどころか、たがいに足を踏み合っている」状態。

・グローバリゼーションとテクノロジーの進歩はキャリアのあり方を変えている。後戻りの利かない変化にさらされている。仕事に対してこれまで抱いていた考えを捨てる必要がある。

・あなたの強みは資産、大志、市場環境の相互作用によって決まる。

・資産は現金のようなハードな資産と、スキルのようなソフトの資産に別れる。資産は自分に投資をすれば拡充できる。弱みを強みに変えることもできる。

・大志は、将来に向けての強い願い、アイデア、目標、ビジョンなど。ツイッターの創業者、ジャック・ドーシーは「込み入ったものをシンプルにする」という一貫した大志を持っている。Googleは「世界中の情報を整理する」というビジョン。

・市場環境。周囲が求めているか、という観点も重要。投資家のマーク・アンドリーセンは「市場が存在しなければ、どれだけ賢くても振り向かれない」と語っている。

・優れたキャリアプランは、大志、資産、市場環境の相互作用から生まれる。これらのパズル片がぴたりを組み合わさる必要がある。

挑戦をするには、プランZが必要。もし派手に失敗した場合、最悪の事態にどう備えるか。20代で独身なら、実家に戻りスタバでバイトをする、というのがプランZになるだろう。

大志、資産、市場環境という3つの要素でキャリアを考えているのはシンプルで良いですね。

僕の場合は、

大志:世の中に埋もれる価値あるものを発掘し、伝えていく
資産:ソーシャルメディアマーケティングのノウハウ、ライティングスキル
市場環境:終身雇用の崩壊などを要因とした、新しい価値観、働き方の提示が求められている

なんてところが挙げられそう。皆さんもぜひ自分の大志、資産、市場環境を整理してみてください。


人脈について

・「人脈づくり」というとネガティブなイメージがある。昔の人脈作りは計算づくで成り立っている。相手から何が得られるかだけを考えて、人脈を広げようとする。

・これからの人脈作りは、相手の立場になって、まずは尽くすことから始まる。友人や初対面の人に会う時は、自分にどんな得があるのか、を考えるのではなく、相手と自分にどんな得があるのか?を考える。

アメリカ人の70%は知人を介して配偶者と出会っている。転職先は、よく会う友人ではなく、「時々会う」「たまにしか会わない」友人から紹介される方が多い。

・仕事上の人間関係で最も望ましいのは、狭くて深いつながりと、広くて浅いつながりがほどよく混じり合っていること。

転職先の紹介に関する調査が面白いです。本書の中にもある通り「広くて浅いつながり」はまさにソーシャルネットワークによって、メンテナンスが容易になりました。今は、ソーシャルメディアを使うか否かで、キャリア的にも結果が変わってくる時代だと思います。


リスクについて

・チャンスや挑戦にはリスクが伴う。優れた起業家は、リスクそのものへの許容度が高いのではなく、リスクの大きさをよくよく見極めた上で対処する。これが並の起業家との違い。

たいていの人はリスクを大きめに見積もる。人間はそのように進化してきた。精一杯活躍しようとするなら、このネガティビティ・バイアスの克服に努めなくてはいけない。

絶対確実はありえないから、不確実性とリスクを混同してはいけない。あらゆるメリットとデメリットを知り尽くすことなど、決してできない。先行きが不確実だからといって、必ずしもリスクが大きいとは限らない。

・他の人がリスクを誤解しているなら、自分はそのチャンスを追い求めよう。ウォーレン・バフェットは「みんながどん欲になっている時は臆病になり、臆病になときはどん欲であれ」を持論にしている。みんなが考えるよりはリスクが低く、しかも大きな見返りが期待できる機会を追求する。

本書の白眉はこのリスクについての章。流石リード・ホフマンです。


キャリアを考える上、起業を志す上で参考になる一冊だと思います。サラリーマンにもアントレプレナーにも両方役立つ、バランスの良い本という印象。

また、シェリル・サンドバークやマーク・ピンカス、ピーター・シールといったシリコンバレーの大御所のサブエピソードもふんだんに盛り込まれており、IT業界の人間としてはその点も楽しめました。ペイパルマフィアかっこいい。



こちらも合わせてぜひ。日経BPスタートアップ本3部作。と勝手に命名。



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