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(本の紹介)「社会を変えるを仕事にする」—社会起業家・駒崎氏とNPOフローレンスを知る一冊

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大分前に読んでいた本ですが、紹介文を書けていなかったので改めまして。


フローレンスを起業した経緯

・学生時代、後輩に誘われ会社の社長になった。IPOを目指して頑張ろう、という流れがあるらしいが、いまいちピンと来なかった。やればやるほど、違和感が募っていった。

・社員から「モチベーション下がってませんか?」と図星の質問をされ、見つめ直すために「自分は何がしたいのか」を自問自答した。

・思い返すと、留学していた時代に「日本社会の役に立ちたい」という想いをもって活動していた。欲求に気付いたはいいが、何をすれば良いかはわからなかった。

・アメリカのNPOのウェブサイトを見ていると、代表に「CEO」という肩書きが付いていて驚いた。しかもウェブサイトはハイクオリティ。アメリカでは社会的課題をビジネスの手法で解決する「ソーシャルベンチャー(社会起業)」が盛り上がっていることを知った。

・母親はベビーシッターをしていたが、あるとき「子どもが熱を出したので仕方なく一週間ほど会社を休んだら、会社が激怒しクビになってしまった」というお客さまに出会った。子どもの看病と言う、当たり前のことをして職を失う社会であることに気付いた。

・この課題を解決するために、起業することにした。

ぶちあたる壁

・病気になってしまった子どもを一時的に預かる「病児保育」を始めた。が、保育業界・ベビーシッター業界の人からはダメ出しをうけまくった。

病児保育を行っている事業者を訪ねたが、9割が赤字で事業になっていない。

商店街の空き店舗を使った病児保育サービスを考案。事業化のために走るが、区長のひとことで企画がおじゃんになってしまった。支援をもらっていた企業のCSR部からは「金返せ」と言われる始末。さらに失恋。

・支援をしてくれていたETICに、事業撤退の連絡をしにいく。ETICの「仙人」こと宮城氏から「本当は何がしたかったの?」と問われ、施設を作るアプローチからピボットすることを決めた。

成功までの道のり

施設を作るのではなく、預かってくれる「おばちゃん」を大量生産し、医師との連携をするアプローチを考案。また、利用料を払うモデルでは成立しないので「保険」の形を取ることにした。

・年収1000万円のマーケティングコンサル、岡本さんがジョイン。

・江東区でサービス提供開始。入会希望者が殺到し、250人待ちにもなった。

・メディアの取材も殺到。さらにレバレッジが掛かる。

・フローレンスのサービスのお陰でパートから正社員になれた、というユーザーも。号泣。


最後の章では「政治や偉い人だけが世界を変えるのではない。気付いた個人が事業を立ち上げ、社会問題を解決できる時代になっている」という力強いメッセージが刻まれています。

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そんなフローレンス、2011年度の売上は4億円に上ったそうです。伸び方がすごい。ヴィークルはNPOですが、売上規模的には普通に成功しているベンチャーですよね。

現在フローレンスは関東を中心にサービス展開しておりますので、お子さんをお持ちの方はぜひ利用を検討してみてください。関西はノーベルという事業者がいらっしゃいます。


社会起業家本ではぴか一の内容です。Amazonレビューも65件。ぜひお手に取って読んでみてください。



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