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ソーシャルな学費パトロン募集サイト「Wishbone」が色々クール

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ユリコカイさんのツイートで知ったサイト「Wishbone」。米国の教育系NPOが運営するサービスです。彼女は情報収集アンテナが素晴らしいのでフォローおすすめです。

 

支援プログラムのプロセス

Wishboneが主に支援するのは、金銭的な事情などでドロップアウトしかけている学生たち。彼らに特別な「課外授業」を受けさせ、ドロップアウトを防ぐことが主要な目的になっています。単なる学費援助ではなく、アナログなプログラムにも強みがあるようです。

 

まずは教師から、Wishboneのプログラムの参加にふさわしい生徒を提案してもらいます。

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面接を行い適正を見て、生徒たちに課外授業を受けてもらいます。

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学費の支援を含め、オンライン・オフラインでサポートを呼びかけます。

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生徒の行動を世の中に発信することで、支援者や同級生などをインスパイアします。

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ファウンダーの原体験

ファウンダーのBeth Schmidt氏は、ドロップアウトしてしまう子どもたちを見て、教育現場に対する問題意識を抱いたそうです。

マラソンを通して寄付を集め、子どもたちに課外授業を受けてもらったところ、目覚ましい効果が出て、生徒の人生はより良い方向へシフトしたとのこと。こうした体験が原点になり、課外授業+学費支援のWishboneはできあがっています。

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ベスさん。若いですねー。

 

優れたサイトデザイン

Wishboneはサイトデザインが超クール。インタラクティブで美しいサイトをぜひお楽しみください。

学費を必要としている子どもたちの紹介ページもよくできています。

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マウスを乗せると…

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めっちゃ笑顔になります。こういう工夫は素敵ですね。

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その他、サイトの至るところに細かい工夫が見られます。WishboneはNPOですが、ここまでデザイン性の高いウェブサイトを作っているところは他に見当たりません。

 

世界を見渡すと、学費パトロンでは「Lumni」というサービスも存在します。こちらは既に奨学金をもらっている生徒が、より多くの奨学金をソーシャルな形で集めることができるサイト。

国内だとCAMPFIREを仕掛ける家入さんが事業を構想していますね。こちらも楽しみです。

 

点線・シンプル・アクション・動き

マーケティング支援ツールのyamanaのサイトもデザイン的に面白いです。

ファーストビューはこんな感じ。点線を辿るようにスクロールすると、

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説明が始まります。

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最終的に「Get Started」ボタンへ誘導。並んでいる人の画像が良いですね。

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「何が課題なのか(Why)」を飛ばしていきなり「私たちの強み」に飛んでいるので、少し伝える力が弱いのがもったいないです。

また、Wishboneは文字を読まないでもなんとなく言いたいことが分かるのに対して、Yamanaはパッと見ても何のサービスか分からない点にも注意したいです。Yamanaの場合は、もう少し視覚的に課題や解決策を説明できるかもしれません。

 

WishboneとYamanaに学べるのは

・Why, How, Whatの順で伝える
・線(点線)を用いたナビゲーション
・迷わせない、シンプルなデザイン(クリック個所が最低限)
・一つのアクションへ誘導
・うるさくない範囲で「動き」を見せる

といった点だと思います。これらの要素は今後のウェブデザインの地味なトレンドになっていくのではないでしょうか。

 

関連本。デザイン関係ではこの2冊が名著です。

共感を集めるためには「Why」から伝える

慶応大学で学生向けワークショップをやるので練習してます。

 

僕のテーマは「共感を集めるメッセージの作り方」。チャレンジングなテーマですが、ネタを仕込んでます。

 

共感を集めるためには、「なぜ(Why)から語ること」が重要だと僕は考えています。

(ここら辺はサイモン・シネックの議論のパラフレーズです)

 

共感を呼ばないメッセージはこのようなものです。

「僕はフリーランスのブロガーです。86年生まれです。」(What)

「ソーシャルメディアに関する講演や執筆をしながら生きています。」(How)

 

共感を呼ぶ可能性があるのは、このようなメッセージだと僕は考えます。

「僕はフリーランスのブロガーです。86年生まれです。」(What)

「ソーシャルメディアに関する講演や執筆をしながら生きています。」(How)

「下の世代には、普通に就活をして就職することに、違和感を覚えている方々がいるように感じます。僕も同じです。自らの背中で新しい生き方を提示しようと思い、独立しました」(Why)

 

もっと言うと、この順番を変えることで引き込む力を強化することができます。

「下の世代には、普通に就活をして就職することに、違和感を覚えている方々がいるように感じます。僕も同じです。自らの背中で新しい生き方を提示しようと思い、独立しました」(Why)

「前職時代の経験を生かし、ソーシャルメディアに関する講演や執筆をしながら生きています。」(How)

「今はフリーランスのブロガーを名乗っています。86年生まれです。」(What)

 

「共感を呼ぶためにはWhyから伝える」というのは、僕が知っている非常にシンプルな方程式です。

もちろん「共感」という解を出すためには、様々なやり方があるのでこれが絶対ではありません。言葉だけで伝わるとも限らないですしね。

 

スタートアップのピッチでもこれは通じる部分があると思います。Dave Maclureの主張は必見。

プロダクトサイトではShorfitrとかがうまいです。「Why」が非常に分かりやすいです。

 

Whyにフォーカスすることは、共感云々を差し置いても重要です。無目的な行動を最大限避けられるでしょう(会議のための会議とかはやらなくなります)。

みなさんも「Whyから伝える」の実践をぜひご検討を。

 

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