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「定期購入サービス」はなぜ流行るのか

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(本記事は宮崎発のソーシャルコマースベンチャー、アラタナさんの提供でお送りします)

 

グルーポンとは言わないにせよ、今年は様々なジャンルで定期購入サービスが立ち上がるはず。

そんなわけで、定期購入サイトが流行るであろう理由を考察してみました。

 

「キュレーションコマース」需要

Curated Commerce」なんて言葉が先日Mashableに載っていました。日本風にすれば「キュレーションコマース」といったところでしょうか。

情報と同じく、「商品」は世の中にあふれています。毎日食べる「お米」一つとっても、大量の種類(と、それらにまつわるストーリー)があるわけです。とはいえ、お米について詳しく調べるのは面倒なので、僕たちはなんとなく安いコシヒカリを買ってしまったりするわけです。

定期購入サイトの隆盛の背後には、大量の「商品」を信頼できる専門家の手でキュレートし、選りすぐりのものだけを届けてもらいたい、というニーズがあるんだと思います。購入したことはないですが、きっと届く商品には熱い「うんちく」が語られているのでしょう。

(例えばコーヒーの定期購入「Craft Coffee」、靴の定期購入「Shoedazzle」など。)

 

もちろん定期購入が満たすのはキュレーションニーズだけではありません。同じくらい大きいのが「買うのが面倒だから」というニーズでしょう。男性の身だしなみ用品を届けてくれるGuyhausや、非常食の定期購入yamoryなどはこちらに分類されそうです。

 

ビジネスの手堅さ

定期購入モデルが注目されているのは、ここ最近のスタートアップバブルに対する反動もあるのではないかと感じています。

定期購入は、グルーポンビジネスのような極端な割引や、大量の営業部隊などが不要なビジネスモデルです。

新しく見えますが要はECサイトなので、少人数でも十分サステナブルなビジネスを作っていくことが可能です。こうしたビジネスの「手堅さ」が、定期購入サービス流行の一因になっているんだと思います。

 

ソーシャルウェブによるマーケティングコストの低下

ツイッターやフェイスブックの浸透によって、マーケティングコストが下がっていることも、新規参入を促進させる要因になっていると考えます。

一般的な商材はもちろんのこと、特にオンライン/オフラインでコミュニティ化が進んでいるような趣味性の高い商品においては、一層低コストでマーケティングできるはずです(例えばワイン、日本酒など)。

また、定期購入というビジネスモデル自体の優秀さも見過ごせません。「継続」が基本なので、単発で商品を買ってもらうモデルよりも、一般に事業展開がしやすくなります。また、「届いた!」という感動とワクワクは、クチコミを誘発させる力となります。

 

という感じで考えてみました。皆さんの意見もぜひブログやツイッターでシェアしてみてください。

 

定期購入サービスの差別化要因としては、

①価格
②キュレーションのセンス(商品の質/取り扱いの幅)
③定期購入者間のコミュニティ感

などが重要になってくるでしょう。単純な安さを売りにするのもなんか違う気がするので、多くの場合、②③が差別化ポイントになってくるかと思います。

 

「定期購入」の要素は、一過性のブームと言うよりは、今後のオンラインビジネスを形成する一つのパーツになっていくようにも思います。注目しておきたいテーマなので、引き続き当ブログでも追いかけていきます。

 

HATCH

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専門家がセレクトする商品が毎月届くサービス。スパイス専門家が選ぶスパイス、プロが提案するヘアケア、スタイリストが選ぶスタイリングなど。

「キュレーションコマース」の夜明け—定期購入系サービス「HATCH」

 

Box to You

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誰でも定期購入サービスを始めることができるプラットフォーム。現在α版。

Grow!の第二弾サービス「Box to You」は定期購入サービスを民主化する

 

バニラ – 生理用品定期お届けサービス

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女性向けの定期購入系サービス。

 

SAKELIFE

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老舗酒屋の25代目がプロデュースする日本酒の定期購入サービス。熱い想いがこもっています

 

GLOSSYBOX

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試供品の化粧品が届くサービス。BirchBoxクローンですね。AirBnBのクローン「Wimdo」、Pinterstクローンの「Pinspire」などを展開するRocket Internetによるサービス。Wimduは早期撤退してしまったので、今後の運営が気になるところ。

「クローン」サービスを展開する謎の企業「Rocket Internet」とは

 

yamory

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非常食の定期購入という、いかにも日本的なサービス。防災におすすめです。

 

おまけ:Candy Japan – Mystery sweets from Japan

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おまけ。フィンランドの企業が展開する日本の駄菓子定期購入サービス。これ面白い切り口ですねー。GIGAZINEのインタビューによれば、300人程度の契約者がいるとか。

 

と、新しめのサービスを紹介しましたが、定期購入というビジネスモデル自体は歴史の長いものです。それこそ「赤ペン先生」だったり、上場企業のフェリシモだったり、各種ECサイトだったり、既存プレーヤーを挙げたらキリがありません。

最近流行している理由については以前考察したので、よろしけれは合わせてぜひ。もったいぶらずに言えば

・キュレーションニーズ
・ビジネスの手堅さ(在庫リスクが少ない)
・ソーシャルメディアによってマーケティングがやりやすくなった

の3点が要因になっていると分析します。

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