おすすめ本・セール情報

きっかけはリポビタンD!レッドブル社の知られざる12の事実

知られざるレッドブル社と、その創業者ディートリッヒ・マテシッツに迫った骨太なノンフィクション・ビジネス書「レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか」がたいへん面白かったです。すっかり日本でも定着したレッドブルですが、そのプロフィールは意外な事実に溢れていました。

 

レッドブルの知られざる実態

・「レッドブルのための市場は存在しない。我々がこれから創造するのだ」。ディートリッヒ・マテシッツが1980年代に初めて配布したプレゼン資料にはこう書かれていた。

・1982年、ハミガキ粉、せっけん、そしてシャンプーのための出張が、ディートリッヒ・マテシッツの人生と世界のドリンク市場を根底から覆す旅となった。それは蒸し暑いある午後の日、香港のエレガントなホテル、マンダリン・オリエンタルのバーでのことであった。ディートリッヒ・マテシッツはほかの出張客と談笑していた。冗談を飛ばし、笑いあいながら、雑誌「ニューズウィーク」をアパラパラとめくっていた。このとき、ある記事が彼らの関心をひいた。その記事には日本の高額納税者リストが掲載されていた。一同がこの記事を話のネタとして楽しんでいるなか、マテシッツだけは真剣だった。彼は、一位がソニーやトヨタのようなグローバル企業の経営者ではなく、彼が聞いたこともない企業、大正製薬の経営者であることに気が付いたのである。この企業はリポビタンDという名の飲料を製造していると紹介されていた。

・このとき38歳のマテシッツは、投じ世界第二位の経済大国であった日本で、このような製品により一番の高額納税者になることができるという事実に感銘を受けていた。(中略)「このときから市場を観察し、この種のドリンクがあるとすべて試すようになりました」とマテシッツは1994年に語っている。

・2008年の春、マテシッツ帝国はオーストリア、ドイツ、スイスをはじめとする西ヨーロッパの11カ国、ならびにロシア、そしてアメリカの一部において独自のコーラ飲料を市場に投入した。(中略)コカの葉とコーラナッツのエキスが実際に使用されている唯一のコーラ飲料だということだ。しかしこれが逆に問題となり、2009年5月、ドイツ・ヘッセン州の健康保険省はレッドブル・コーラの販売を禁止した。微量のコカイン成分が検出されたからだ。

・現在、年間40億本以上が売れている。だが、フシュル・アム・ゼーの本社周辺に二匹のブルが向かい合うロゴマークを掲げた工場を探しても、見つけることはできない。レッドブルには、工場も倉庫も存在していないのだ!それどころか、ドリンク発送のためのトラックすら所有していない。数多くの運送業者がこの任を担っている。大企業の大半は自社のマーケティングと広報活動を他社に委ね、専門家やペテン師に大枚をはたいているが、レッドブルはまったく逆の道を選んだ。生産と流通は他社に任せ、自社は販売と宣伝だけに専念している。

・マテシッツはラウフ社従業員の信頼性と生産性を高く評価し、フォアアールベルク州の「すばらしい水質」に惚れ込んでいる。数十億本もの缶ドリンクを、世界中に輸出するようになった今でも、レッドブル創業者は生産拠点の移転をまったく考えようとしない。興味深いことに、長年協力関係を続けてきたレッドブル社とラウフ社の間には、いまだに契約書というものが存在していないそうだ。ディートリッヒ・マテシッツにとっては、男同士の握手がいまだに高い価値を持っているのである。

・レッドブルのオリジナルバージョンであるクラティンデーンは、タイ国内では今も安価なボトルドリンクとして販売されている。市場シェアは30%で、オーストリアのレッドブルほどの人気はない。

・マテシッツは金融機関をまったく信用していない。「銀行にだけは借金するな」が彼のモットーだ。このルールを創業以来かたくなに守ってきた。

・利益は一体どのぐらいになるのだろうか?入手できるなかで最も新しいのは2010年の数字だ。この年の純利益は3.12億ユーロであった。これは2009年の2倍以上の数字で、それまでの記録だった2007年の2.34億ユーロをはるかに上回っている。

・レッドブルは売上の三分の一を広告とブランド育成に費やすことを慣習としている。例えば、2011年の売上は42.5億ユーロであったから、この分野に投入する資金は14億ユーロという計算になる。

・マーケティング費用のおよそ半分は、ヒマラヤマラソン、英仏海峡上のスカイダイビング、アマゾン川でのサーフィン、あるいは鉱山内でのマウンテンバイクレースといった、特殊なスポーツイベントに費やしている。これらのイベントは、その開催地の性格から観客数こそさほど多くはないが、大きな話題となることがあり、そのため数多くのメディアが報道し、世間の注目が集まる。

・「私の哲学は非常に単純です。店で買うことができるのは私ではなくて、レッドブルです。だから、私という人物でなくレッドブルという製品がマーケティングの中心にくるのは当然のことです。もちろん、プライベートを守りたいという望みもあります」

・テレビ画面を占拠するという野望を現実のものとするため、マテシッツは2007年9月にレッドブルTV社を設立し、ORF(オーストリア放送協会)で重要な地位に就いていた人たちを引き抜いた。

・マテシッツは2003年に出版界への進出を果たした。彼は個人として、親友の一人でKTMのスポーツディレクターであるハイツ・キニガドナーと元KTM取締役のマルクス・シュタウダーとともに、ザイテンブリッケ出版社株の過半数を取得した。

・ある調査によると、「ほぼ独立した月刊誌」というスローガンを掲げる「レッドブレティン」は2011年前半でオーストリア国民の13.2%の手に渡っている。オーストリア国内での発行部数は110万部と公表されている。

・美食体験を提供するため、マテシッツは何軒ものレストランを所有するだけでなく、美食ブランドを立ち上げた。それがカルペ・ディエムで、彼はレッドブルドリンクと同じくらいの成功を期待していた。しかし、このブランドは1997年の発足以来、あまり大きな動きを見せていない。どうやら翼が欠けているようだ。

・レッドブルとカルペ・ディエムに続き、ディートリッヒ・マテシッツは三つ目のブランドを立ち上げた。それがアフロカフェだ。(中略)ブランド展開の中心は「アフロカフェ」という名のコーヒーショップを運営することにある。

・マテシッツはこの南洋の楽園(ラウカラ島)に1億ドル規模の豪華リゾートを建設する計画を立てていることが明るみに出た。当初の計画では2007年にオープンする予定だったが、この七つ星(!)リゾートが実際にオープンしたのは2009年だった。マテシッツは自分が親友たちとともにくつろぐためにこのホテルを建てさせたという。

・マテシッツはパラケルスス私立医科大学の大スポンサーだ。その設立の際に、330万ユーロもの巨額を寄付した。それに2002年以降、賠償責任保険の一部も負担している。

プライベートの秘密主義が素敵ですね。周辺の事実を洗うだけでも、これだけ面白いとは。いずれは彼の素顔が明かされるのでしょうか…。

マーケティングに関心がある方は必読の作品です。ここまでのブランドを一代で作り上げるというのは、驚異的な仕事ですよね。

 

「リポビタンD」がアイデアのきっかけ

ダウンロード

まず驚くのは、レッドブルの起源はリポビタンDにあったという話。ディートリッヒ・マテシッツはもともとユニリーバ社員で、出張中にたまたま大正製薬とリポビタンDの存在を知ったとのこと。

1982年、ハミガキ粉、せっけん、そしてシャンプーのための出張が、ディートリッヒ・マテシッツの人生と世界のドリンク市場を根底から覆す旅となった。それは蒸し暑いある午後の日、香港のエレガントなホテル、マンダリン・オリエンタルのバーでのことであった。

ディートリッヒ・マテシッツはほかの出張客と談笑していた。冗談を飛ばし、笑いあいながら、雑誌「ニューズウィーク」をアパラパラとめくっていた。このとき、ある記事が彼らの関心をひいた。

その記事には日本の高額納税者リストが掲載されていた。一同がこの記事を話のネタとして楽しんでいるなか、マテシッツだけは真剣だった。

彼は、一位がソニーやトヨタのようなグローバル企業の経営者ではなく、彼が聞いたこともない企業、大正製薬の経営者であることに気が付いたのである。この企業はリポビタンDという名の飲料を製造していると紹介されていた。

 

元々はタイのエナジードリンク

A0a5c15de13579499943126a76293545d346e585 23 2 9 2
レッドブルとクラティンデーンより)

 

1982年にリポビタンDと出会い、そののち、彼はP&Gに在籍しながら市場を熱心に研究します。1984年、彼はタイへの出張で見つけたエナジードリンク「クラティンデーン(赤い雄牛)」に惚れ込み、ライセンスを獲得します。

(クラティンデーンブランドを保有する)ユーウィッタヤー一族とともに50万ドルずつを出資して、レッドブル・トレーディング社を設立した。(中略)マテシッツは1985年、高給が保証されていたユニリーバを退職し、ついに独立の夢を果たすことになった。

ちなみに「クラティンデーン」は現在もタイで発売中で、こちらは1本30円ほど。味もまったく違い、東南アジアっぽい甘ったるさが魅力だとか。こちらのブログが詳しいです。

 

オーストリアの企業

スクリーンショット 2013 10 27 10 15 43

レッドブルは創業者の生まれ故郷でもある「オーストリア」の企業である、ということもあまり知られていません。面白いのは、当初はドイツで起業しようとしたけれど、お役人の許可が降りず、オーストリア企業になったという話。

当時マテシッツはドイツに住んでいた。そのため、ドイツレッドブル・トレーディング社の本拠としてヘッセン州のヴィースバーデンが選ばれた。しかし、彼の第二の故郷は若い経営者に対して冷たかった。

(中略)マテシッツはまず。新しい種類の嗜好品を販売する許可をヨーロッパ中で獲得する必要があった。しかし、ドイツの役所は販売許可の申請がまるで不道徳な申し出であるかのように嫌がった、とマテシッツは後になってしばしば怒りをあらわに語っている。

 

工場は持たない「ファブレス」企業

800px Red Bull Headquarters 1 DFdB
(フシュル・アム・ゼーのレッドブル本社)

 

レッドブル社は工場を持たない「ファブレス」企業でもあります。

現在、年間40億本以上が売れている。だが、フシュル・アム・ゼーの本社周辺に二匹のブルが向かい合うロゴマークを掲げた工場を探しても、見つけることはできない。レッドブルには、工場も倉庫も存在していないのだ!

それどころか、ドリンク発送のためのトラックすら所有していない。数多くの運送業者がこの任を担っている。大企業の大半は自社のマーケティングと広報活動を他社に委ね、専門家やペテン師に大枚をはたいているが、レッドブルはまったく逆の道を選んだ。生産と流通は他社に任せ、自社は販売と宣伝だけに専念している。

本書が執筆された段階で、生産は現地オーストリアの「ラウフ社」が独占して行っています。

マテシッツはラウフ社従業員の信頼性と生産性を高く評価し、フォアアールベルク州の「すばらしい水質」に惚れ込んでいる。数十億本もの缶ドリンクを、世界中に輸出するようになった今でも、レッドブル創業者は生産拠点の移転をまったく考えようとしない。

 

コカイン入り!幻のレッドブル・コーラ

Red bull simply cola 12 oz

2008年の春、マテシッツ帝国はオーストリア、ドイツ、スイスをはじめとする西ヨーロッパの11カ国、ならびにロシア、そしてアメリカの一部において独自のコーラ飲料を市場に投入した。(中略)コカの葉とコーラナッツのエキスが実際に使用されている唯一のコーラ飲料だということだ。しかしこれが逆に問題となり、2009年5月、ドイツ・ヘッセン州の健康保険省はレッドブル・コーラの販売を禁止した。微量のコカイン成分が検出されたからだ。

ガジェット通信にレビューがありますね(コカイン入りで話題になったコーラ味の『レッドブル』を飲んでみた! – ガジェット通信)。なお、コカイン成分はごくごく微量なので、健康上の問題は基本的にないそうです。

 

スポーツマーケティングに注力している

1 taylor mckenzie red bull ro

レッドブル社は売上の1/3をマーケティングに費やし、そのうち半分をスポーツに費やしているとのこと。

マーケティング費用のおよそ半分は、ヒマラヤマラソン、英仏海峡上のスカイダイビング、アマゾン川でのサーフィン、あるいは鉱山内でのマウンテンバイクレースといった、特殊なスポーツイベントに費やしている。これらのイベントは、その開催地の性格から観客数こそさほど多くはないが、大きな話題となることがあり、そのため数多くのメディアが報道し、世間の注目が集まる。

イベントの開催だけでなく、サッカークラブ、F1チーム、アイスホッケーチームなどを買収・スポンサードしています。日本のウェブサイトを見ても、スポーツに力を入れていることがよくわかりますね。

 

テレビ会社を持っている

スクリーンショット 2013 10 27 10 27 13

ライブドアを彷彿とさせますが、彼らはテレビ会社も持っています。

テレビ画面を占拠するという野望を現実のものとするため、マテシッツは2007年9月にレッドブルTV社を設立し、ORF(オーストリア放送協会)で重要な地位に就いていた人たちを引き抜いた。

ただし、従来的な放送という点では事業は小粒で、現時点ではオーストリアのケーブル番組としてのみ運営されています。人気番組の視聴者数は4.5〜5.5万人ほどとのこと。

 

出版社を持っている

スクリーンショット 2013 10 27 10 29 34

彼らは出版社を保有し、雑誌「レッドブレティン」を発行しています。オーストリア版とアメリカ版があるようです。

・マテシッツは2003年に出版界への進出を果たした。彼は個人として、親友の一人でKTMのスポーツディレクターであるハイツ・キニガドナーと元KTM取締役のマルクス・シュタウダーとともに、ザイテンブリッケ出版社株の過半数を取得した。

(中略)ある調査によると、「ほぼ独立した月刊誌」というスローガンを掲げる「レッドブレティン」は2011年前半でオーストリア国民の13.2%の手に渡っている。オーストリア国内での発行部数は110万部と公表されている。

 

レストランブランドを持っている

E5f0c15411

美食体験を提供するため、マテシッツは何軒ものレストランを所有するだけでなく、美食ブランドを立ち上げた。それがカルペ・ディエムで、彼はレッドブルドリンクと同じくらいの成功を期待していた。しかし、このブランドは1997年の発足以来、あまり大きな動きを見せていない。どうやら翼が欠けているようだ。

カルペ・ディエムはレストランだけでなく、「コンブチャ」の販売も行っています。ただ、書中にもある通り、ブランドとしてはいまいち羽ばたいていません。

 

カフェブランドを持っている

スクリーンショット 2013 10 27 10 34 30

レッドブルとカルペ・ディエムに続き、ディートリッヒ・マテシッツは三つ目のブランドを立ち上げた。それがアフロカフェだ。(中略)ブランド展開の中心は「アフロカフェ」という名のコーヒーショップを運営することにある。

打倒スターバックス?ということなのでしょうか。ザルツブルクでカフェブランドも展開しています。こちらもまだ羽ばたいていない感じ。

 

超高級リゾートを持っている

Lau2

マテシッツはこの南洋の楽園(ラウカラ島)に1億ドル規模の豪華リゾートを建設する計画を立てていることが明るみに出た。当初の計画では2007年にオープンする予定だったが、この七つ星(!)リゾートが実際にオープンしたのは2009年だった。マテシッツは自分が親友たちとともにくつろぐためにこのホテルを建てさせたという。

こちらの記事によれば、「ヒルトップ・レジデンス」は1名1泊の宿泊費が2万6000ドル(約220万円)とのこと。ひえー…。

 

マテシッツ氏は秘密主義

The red bull himself entrepreneur extraordinaire dietrich mateschitz photo 196210 s 520x318

マテシッツは私生活について話すことを極端に避ける。あまりにも徹底しているため、過去にはマテシッツが実在することすら疑っていた社員がいたくらいだ。「最近、アメリカの女性社員が驚いて叫んだんですよ。『えっ、実在していたんですか!』って」。マテシッツはニュース雑誌「プロフィール」にそう語っている。彼にとっては笑い話だ。

以前「プロフィール」誌の編集長が伝記を執筆するために身辺と故郷を調査し始めたところ、マテシッツは激怒し、伝記プロジェクトはストップしたとのこと。そんなわけで、本作「レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか」も、あくまで公開されている事実を洗っただけに止まっています。それでもこれだけ面白いのがすごい。

 

というわけで、メガブランド「レッドブル」の知られざる正体をまとめた良著です。マーケティングに関わる方は読んでおいて損のない作品です。

 

(プレゼント付き)自力で稼ぐ力を付ける!1年間の無料メール講座。

イケハヤです。

収入に不満がある

不労所得がほしい

自力で稼げるようになりたい

そんなあなたのために!

「ゼロから自力で稼ぐ力を付ける」をテーマにした無料メール講座を作りました。

一応注意すると、甘い話は書いてありませんよ。けっこう厳しめに教えてます。

優しく教えても、なかなか変わりませんからね……。

途中で嫌になって解約する人もけっこういますw

 

無料でいつでも解約できるのでご安心を!

このメール講座をしっかり受講し、提案される行動を取ってもらえれば……。

1年間で月2〜3万円稼げるようになるはずです

人によっては、もっといけるとも思います。

本メール講座では、以下のような内容を収録しています。

  • 有料販売している教材のプレゼント
  • 稼ぐためのマインドセット
  • 情報商材詐欺にあわないための知識
  • 初心者がまずやるべきこと
  • ツイッターの使い方(課題達成者には無料コンサル1回
  • ブログアフィリエイトの始め方
  • コンテンツ販売で稼ぐノウハウ
  • YouTubeで稼ぐ方法
  • 最新おすすめ副業徹底解説
  • 副業を始めるときのベストな考え方
  • 資産運用の基礎的な知識
  • 絶対にやっておくべき節約術

 

などなど……。

伝えておくべき内容が出てきたときは、号外で最新情報も提供します。

繰り返しですが、すべて無料です。

noteなどで有料販売している教材をちょくちょくプレゼントしてるので、ぶっちゃけかなりお得です……。

最初のメール講座にもプレゼント教材(ブログ、SNS、YouTube「最初の1円」を稼ぐためのルートガイド)入れてあるので、ぜひご活用ください〜。

 

 

 

【YouTube攻略の秘訣を教えるメール講座】

メール講座が非常に反響がいいので、追加でもうひとつ作りました。

YouTubeで稼ぎたい方はこちらもどぞ!

 

Secured By miniOrange