賛否両論?イケダハヤトが物申す

ブラック企業が「必ず」共通して持っている、ひとつの考え方

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ブラック企業に勤めています(いました)、というエピソードを聞くたびに思うことがあるので書いてみます。

ブラック企業に勤務し、体も心もボロボロになってしまった方からのメッセージとアドバイス*ホームページを作る人のネタ帳


それはおまえの責任だ!

ブラック企業に「必ず」といっていいほど共通しているひとつの考え方、それは「自己責任」です。ブラック企業においては、自分のミスは100%自分の責任となります。

人手不足で店舗が回らないのも、アルバイトが遅刻して接客レベルが下がるのも、寝不足で釣り銭ミスが発生してしまうのも、すべて自分の責任です。ミスが起きるたびに会社からは「無能」の烙印を押され、社員はますます「努力」するようになります。

努力の結果、体調を崩して休職することになっても、それは「自己責任」です。あなたが弱かったからで、無能だから、会社の仕事に耐えることができなかったのです。

また、自分のミスどころか、他人のミスの責任が露骨になすり付けられることもあります。こちらの記事でも「社長の愛人は、どのようなミスがあっても、その責任は全て新入社員になすりつける。」という記述がありますね。弱者に責任を押しつけるという意味で、もはや「自己責任」を超えてますね。


それは自己責任ではない!

ブラック企業に勤める人は、「100%の自己責任」なんてものは存在しないことに気づかなければなりません。

人手不足なのは、あなたの責任ではなく、経営層が資源配分を間違えているからです。アルバイトが遅刻して迷惑が掛かるのは、あなたの責任ではなく、突然の人員欠如を前提としていない仕組みが悪いのです。あなたが寝不足になってまで働くのは、あなたの責任ではなく、会社が無理な仕事を押し付けているからです。

あなたは決して「無能」ではありません。無能な人がいるとしたら、それは経営者です。あなたが自分を無能だと思うのは、壮大な勘違いであり、自分を苦しめるだけの考え方です。

「自分は悪くない、経営者が悪いのだ」という考え方は開き直りに思えるかもしれませんが、何よりも「事実」ですし、自他を救う考え方でもあります。


ブラック企業で苦しむ人に、ごくごくわずかの「自己責任」があるとするのなら、「苦しい環境からあえて逃げださない」という選択をした責任くらいでしょうか。

とはいえ、最近のブラック企業は「退職させない」戦術も使ってくるようですから、この責任すらも、自分で背負うべきではありません。

狡猾に人を動かし、限界まで搾取するのがブラック企業です。「会社をやめる/やめない」という意思決定ですら、コントロールされていると思った方がいいでしょう。


責任というものは、たらい回しにされる「爆弾」のようなものです。強者はそれを弱者に押しつけ、責任を抱え込んだ弱者は、いつか耐えられなくなって爆発することになります。

生み出された爆弾を処理する責任は、強者にこそあります。「爆発に耐えるのも修行のうちだ!仕事は自己実現である!」みたいな価値観を強者がふるうのは、鈍感であり、狡猾な態度といえます。弱者が生み出してしまった爆弾すらも、自ら処理しに向かうのが、本来、強者がやるべきことです。


どうか、自己責任に苦しまないでください。責任は、弱い人のもとへと流れ込むものなのです。


関連本ではこちらがオススメ。救われる人の多い本だと思います。ユニクロ柳井社長が「訴える」という通告を送ったことでも話題になっています。


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