動向が気になるのでメモがてら。
ユニクロ柳内社長がPOSSEの今野氏を訴えるらしい
ちょっと長いですがツイートを抜粋。「ブラック企業」のなかで、匿名のアパレル会社として紹介されたことがきっかけになっているらしい。記述はかなり濁していた気がしますが、自分で認めちゃうというのもアレな話ですね。
ユニクロから、「訴える」と脅しの通告書。『ブラック企業』(文春新書)で名誉棄損しているというが、私はこの本で、ユニクロには言及していない。「この書籍において貴殿が摘示されている「衣料品販売X社」なるものが通告人会社らを指すものであることは…明らかであるものと認められます」。
— 今野晴貴さん (@konno_haruki) 2013年6月10日
しかし、ユニクロについては様々なメディア、個人が実名で言及しています。なぜ今野さんだけ攻撃を受けるのかは、ちょっと道理がわかりません。
ユニクロ・柳井は、なぜ私を「訴える」といいながら、東洋経済を訴えないのか。仮に私の『ブラック企業』の「X社」を自社だと思いこんだとしても、たかが「ブラック企業」である。東洋経済は「日本軍」とまで表現していて、もっと厳しい。結局彼らは名誉を回復したいのではない。「脅し」が目的なのだ
— 今野晴貴さん (@konno_haruki) 2013年6月10日
ユニクロ・柳井氏が、朝日新聞と東洋経済と週刊現代と文芸春秋を訴えたら、少しは見直す。いつまでも私一個人を狙い撃ちにするようであれば、もはや回復すべき「名誉」がますますなくなっていくだろう。大手メディアをスルーした個人攻撃は、もっとも卑劣な方法であり、臆病者がとる手段。
— 今野晴貴さん (@konno_haruki) 2013年6月10日
私の『ブラック企業』の中の「衣料品大手X社」を、「自社のことだ」といって、私を「訴える」と脅すユニクロ・柳井社長。その前に、国会で山下議員に「ユニクロはブラック企業」と、テレビの生放送でいわれている。まずは、そちらを訴えたらよいのでは?
— 今野晴貴さん (@konno_haruki) 2013年6月10日
ちょっとした不買運動にまで発展している様子。詳しくは文芸春秋を、とのことなので読んでみます。
私がユニクロ・柳井氏から「訴える」と脅されていることを告知してから、「もうユニクロでは買いません」という@ツイートが多数寄せられている。確かに、柳井氏は、日本を異様なまでに軽視している。今日発売の『文芸春秋』で詳しく書いたが、彼は、日本に利益を還元する気は全くと言っていいほどない
— 今野晴貴さん (@konno_haruki) 2013年6月10日
ソーシャルメディアマーケティングに携わるものとしては、これはかなり深刻な「炎上」の火種になってしまう予感がします。どういうかたちで収束させるのか、気になるところです。
うつ病で休職・退職していく知人たちを見るに、ブラック企業問題は当事者意識を抱かざるをえません。問題の専門家ではないですが、まずは労働時間規制(しっかり休めるようにする)、そして同一労働・同一賃金を実現することが大切なのではないかと考えています。個々の企業、NPO、個人の争いを超えて、仕組みレベルでの問題解決にフォーカスが当たるようにしたいですね。
ブラック企業問題については、POSSEの方々が書かれた本がよくまとまっています。未読の方はぜひ。