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仕事ができない人は「優先順位」にこだわる

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新刊ビジネス書を献本いただいたので早速レビュー!スキルを身につけるよりも、有効な「考え方」を身につけよう、という主張の一冊です。書中では30以上の「考え方」が紹介されいます。

 

優先順位ではなく、「最優先」を決める

そのなかでも特に面白かったのは「優先順位ではなく、最優先を決める」という考え方。

優先順位を決める、優先順位の低いコトは捨てる。これができれば、「早くて質の高い仕事」ができるようになります。
でも、ここで問題が発生します。それは「優先順位をつけるのは意外と難しい」ということです。

これは激しく共感。優先順位は付けるべきですが、実際に付けようとすると何気に難しいんですよね。無理ではないですが、そのためにはそれなりの労力が掛かる、という感じ。なのでぼくは、優先順位をつけてタスク管理をするようなことはしていません。

 

書中では「優先順位が決められない……」という悩みから卒業する方法として、「最優先を1個だけ決める」という考え方が紹介されています。

優先順位が大事だとする姿勢は、村上龍の生き方にも現れています。「わたしの場合、優先するのは『小説』です。小説を書くためにプラスになることなら進んでやりますし、小説の執筆を阻害することは避けます」と言っています。2位以下はどうでもよいのです。とてもシンプルです。

イチローの場合、人生の優先順位の1位は野球。石川遼の場合はゴルフ。それ以外は、どうでもいいもの。一流な人ほど、”たった1つ”にフォーカスします。

(中略)本当に大事なこと。それは「優先順位を決める」ことではなく、「優先順位第1位を決める」ことなのではないでしょうか。

こちらも共感。順位付けることよりも、「最優先」を明確にする方が、行動しやすいですし、結果も出やすいです。

 

仕事ができない人は、過度に優先順位にこだわりすぎている傾向があるようにも感じます。優先順位を付けることの弊害を羅列すると、

・「優先順位を付ける」という作業自体にそれなりの労力を割いてしまう
・エネルギーに無駄が生じる
・項目を「捨てる」ことが難しくなる

なんてところでしょうか。最優先をひとつだけ決めるようにすれば、これらの弊害から脱却することができます。

もちろん、器用な人に関しては「優先順位」を付けてもうまく仕事ができるとも思います。「優先順位付け」は一種のスキルなので、トレーニングを重ねればうまくなっていくのでしょうね。

 

「ビックロ」という名前は、佐藤可士和が3秒で提案し、柳井社長が即決した

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ユニクロの柳内社長からアートディレクターの佐藤可士和さんに「今度、新宿のビックカメラの巨大フロアに出店するんだけど、佐藤さん、店名を考えて」と振られた3秒後に、佐藤可士和さんの口から「じゃあ、ビックロでしょ」ということばが飛び出しました。

この「ビックロ」の4文字に柳内社長は膝を打ち即決したそうです。3秒の決断で大型プロジェクトが動き出しました。

あの印象的な名前は、こんなスピード感で決まったんですね。

著者は「年収1億円稼ぐ人の時間の使い方の特徴」について、このような事例で見られる「初日にフォーカスする」という点を挙げています。「はじめの瞬間」の質を大切にするということですね。

 

たしかに、ぼくの知っている範囲でも、仕事ができる人は良い意味で「見切り発車」ができます。それによって、優れた場の空気をつくり出します。「よし、やるぞ!」という具合の。

 

こうした良質な即断即決の裏には、膨大な経験や知識にもとづく「直感」と、相手への「信頼」があるのでしょう。

ビックロの事例においても、柳井社長が佐藤可士和氏を全面的に「信頼」していることが伺い知れます。言わずもがな、「ビックロ」という名前をスパッと出してしまうあたりの「直感力」は、何万時間もの経験によって養われた特殊能力です。

 

裏を返すと、信頼がなければ即断即決はできませんし、また、経験の浅い人の「直感」は信頼に足らない可能性もあります。即断即決というのは、膨大な時間とエネルギーを費やしてきた人にこそ許される「離れ業」です。

 

かくいうぼくも、そろそろブログ運営も1万時間を突破しそうな頃合いでして、直感力が付いてきた感じがします。「このタイトルはいける!」という具合のひらめきが、ごくたまに舞い降りてくれます。

もっともっと経験を積み、血肉化していけば、「脳みそを動かさないでもことばが出てくる」状態にまで持っていけそうだと考えています。「ビックロ」の即断即決は、まさにそんな境地のできごとといえるでしょう。

 

その他、

・「ALWAY 3点」ルール
・「〜かな?」という語尾で仮説思考になる
・報告書は紙一枚で書く

などなど、すぐに仕事や人生で役立つ「考え方」が収録されています。若手のビジネスパーソンにおすすめできる一冊ですね。

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