賛否両論?イケダハヤトが物申す

プロのライターを目指す若者に伝えたいこと

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ざっくり言うと…
・今年は、純粋な執筆活動だけで、年間600〜700万円の売上が出そうです。
・「365日、毎日12時間書きつづけられるか?」
・「自分をさらけ出せるか?自分が好きか?」
・「マーケティングは好きか?」
・ライターを目指す若者は、この3つの問いに向き合いましょう。


ここ最近「ライター」というキャリアについての話題が盛り上がっています。

文章で飯を食っていくということ : 本とeBookの公園 ― 21st century Book Story ―

ライターになりたいという若者がいたら – ダリブロ 安田理央Blog


プロのライターを目指す若者に伝えたいこと

ぼく自身は「プロブロガー」として、もの書き仕事で一応食べていくことができています。売上の推移はこんな感じ。1PVあたりの収益性が上昇していていい感じです。

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また、紙の書籍も執筆しており、今年は単著を3冊予定しています(もしかしたら4冊になるかも…)。というわけで、一応世間的に見たら「プロのライター」に分類される存在です。

とはいえ大儲けしているわけでもなく、純粋な執筆経由の売上は、年間だと600〜700万円といった具合です。今年は本をかなり書いているので、売上多めです。10万部超えのベストセラーでも出れば、売上で2,000万円くらいにはなりそうですが…なんて捕らぬ狸。

というわけで、そんな立場から「プロのライターを目指す若者に伝えたいこと」を書いてみたいと思います。


365日、毎日12時間書きつづけられるか?

もっとも強く伝えたいのがこれ。実にマッチョですが、毎日12時間「難なく」書きつづけられるくらいでないと、ライターを目指すなんておすすめできません。

ちょうど「プロの音楽家を目指したい」という人に「あなた、毎日休まず12時間練習できる?」と問うているようなものですね。大げさではなく、プロを目指すなら圧倒的な時間を割くことは「前提」となります。この問いに「うっ、それは無理です…」と怖じ気づく人は、まぁ、この道はやめておくべきでしょう。

さらに、圧倒的な時間を割くことは「前提」です。毎日12時間書きつづけたからといって、必ずしもうまくいくわけではありません。成功者となるためには、時の運もあります。

自分の実力や努力だけで成功をつかみ取れるなんて、傲慢な考えです。どれだけやってもうまくいかないかもしれない、という「失敗する覚悟」も大切です。

関連記事:ダメな人は失敗を「自分のせい」にする


自分をさらけ出せるか?自分が好きか?

ライターという仕事は、自分を切り売りする仕事です。自分の体験や性根の部分を切り出して、世の中を楽しませたり、逆に苛立たせたりする仕事です。

すでに圧倒的な専門性があれば別ですが、経験や知識の浅い若者のうちは、ライターを目指す以上、かなりの度合いで自分を「さらけ出す」ことが必要になります。まさに、ぼくは恥の感情を捨ててさらけ出しまくっているわけです。

ライターというのははある種の露出狂ですから、自分が嫌になることも頻繁です。が、ぼくは舞台に立つことが嫌いではないですし、むしろ危険な中毒になりかけてもいます。

結局、自分が好きじゃないとライターなんてできません。特に「さらけ出す」路線で勝負していくと、どこかで自己愛の壁にぶち当たります。「アホらしい自分」すらも好きになってしまえる、客観性と自己愛が求められるということです。

批判されることも多いですから、自己愛が弱すぎる人にはライターというキャリアはおすすめできません。それは言ってみれば、虚弱体質の人がプロボクサーを目指すようなものです。決して無理ではないですが、壁は非常に高いでしょう。


マーケティングは好きか?

自分の才能を換金するということは、少なからずマーケティングに片足を突っ込むということ。

具体的には、競合他社の事例、Google Analyticsや各種アフィリエイトの売上などのデータを分析し、何をすべきかを日々考え、実践しつづけることが求められます。この作業に苦手意識があるなら、プロを目指すハードルはぐわーーっと高まります。

食べていくためには、ただ「書くのがうまい・書くのが好き」だけでは通用しません。優れたマーケティング・パートナーが身近にいれば別かもしれませんが、現実的には、「自分で自分のことを売っていく力」はほとんど必須といえるでしょう。

ぼくがこうして食べていけるのは、自分で自分をマーケティングできているからだと分析しています。もちろん、マーケティングは大好物です。


ざっくりと伝えたいことはこんな感じでしょうかね。無論、この3つの条件を満たしていれば成功するというわけではないので、ご注意ください。時代が進めば、条件も変わっていくでしょうし。

このキャリアを歩むにあたり、ぼくは背水の陣でやっているつもりです。「とりあえず記者に憧れているから出版社、新聞社に就職しよう」という生半可な気持ちでは、おすすめできないキャリアです。

関連記事:出版業界に行きたい?どうせ受からないし、本気なら自分でメディアつくれば?



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