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仕事ができない人は「間違った努力」をしていることに気づかない

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現在セール中の「君は本当に出世したくないのか?」。思わず「はい」と即答してしまいたくなりますが、中身は現実的なサラリーマンの処世術という感じでした。就活中の方、新入社員の方は読んでおくと参考になりそうです。450円とお得なのでぜひ。


「努力は大事」という考え方の落とし穴

書中で特に面白かったのは「努力が大事」という考えの危険性について。

「間違ってほしくないのは『小さな結果を積み重ねる』と『努力する』とは天と地ほどの違いがあるということだ」

「『努力が大事』という考えには落とし穴がある。というのも、その発想は『結果は出せなかったが、自分の努力を評価してほしい』という発想につながりやすいからだ。考えてほしい。努力とはなぜするんだろうか?それは結果を出し、成果を得るためのものに他ならない」

「もし、君たちが一生懸命努力をしても、なかなか結果を出すことができなければ、『努力すること』にしがみつかずに、『今のこのやり方で適切なのだろうか』『間違った努力をしているのではないか』と反省しなくてはいけない」

文脈的には「大組織で評価されるための考え方」を紹介しているのですが、これはサラリーマンに限らず通用する指摘です。


「努力」を礼賛することの最たる危険は、「間違った努力」に陥る可能性があることです。

何をするにも、努力が重要なのは間違いありません。努力は成功の前提条件です。努力抜きの成功というものは、結局短期的なものにすぎないでしょう(「宝くじが当たった」とか)。


ただし、努力には「正しい努力」と「間違った努力」があります。

「努力する」というのは、ようするに「エネルギーを消費する」ということです。言わずもがな、エネルギーを消費することは目的ではなく手段です。「努力は大事」という主張は、「エネルギーを消費することは大事だ」という主張くらい、無意味なことです。


たとえば「努力が大事だ!」と叫ぶ野球のコーチが、選手を一切試合に出さず、ひたすら千本ノックを強いるのなら、それは明らかに「間違った努力(エネルギーの使い方)」をさせています。選手は確かに努力していますが、成果を出すことはありえません。時間の無駄遣いです。


このたとえは極端ですが、世の中には往々にして、この手の「間違った努力」がはびこっているように感じます。

「新入社員は三年は下働きだ!何を言われても我慢しろ!」みたいなのも、間違った努力ですね。我慢することにエネルギーを消耗することほど、不毛なことはありません。


ぼく自身も、自分が間違った努力をしていないか、常に自己点検をしています。フリーランスは先導してくれる人もいないので、特にセルフチェックが重要になります。

厳しくいうと、「仕事ができない人」って、自分が間違った努力をしていることに気づいていないケースが多いです。それあなたの人生に必要あるの?という資格の取得に躍起になってみたり。

彼らは、貴重な時間・エネルギーを無駄にしてしまっているわけです。この種の人がエネルギーの使い方を誤るのは、目的意識を強くもっていないことが原因のひとつなのでしょう。人生やキャリアのゴール(たとえるなら「山頂」)が明確であれば、無駄な寄り道は避けることができるようになります。


というわけで、特に企業で勤める若手社員にはおすすめできる一冊です。ぼくはフリーランサーなので、ところどころ「それが嫌でサラリーマンになれないんですよねぇ…」と独りごちてしまいました。セール期間中にぜひ。


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