賛否両論?イケダハヤトが物申す

「御社で死ぬまで働きます」vs「御社を踏み台にして成長します」

就職(&就活)における最大の欺瞞って、そんなこと微塵も思っていないのに「この会社に尽くします」という態度を見せることだと思います。



本当のことを語るべきか

というのも、先日とある学生が「将来独立しようと思っているので、ぶっちゃけ、これから入社しようとしている会社は「踏み台」だと思っています。会社を辞めるつもりがあることって、やっぱり社内では隠した方がいいんでしょうかね…」と悩んでいたんです。


会社の文化にもよりますが、本音で踏み台だと思っているのなら、それは角が立たない範囲で伝えてしまった方が、色々楽だと思われます。

嘘を付かないで済みますし、また、宣言しておくことで何か機会が舞い降りてくる可能性もあります(「おまえ将来独立したいって言ってたよな。知り合いの経営者紹介しようか?」とか)。

やや極論ですが、自分を偽らないとやっていけないような会社には、そもそも勤めるべきではありません。平日は毎日9時5時を使うわけですから。そんな状態では精神が摩耗していきます。


「踏み台にします」が許される会社を探そう

世の中にはたくさんの会社があります。そのなかには、むしろ社員に積極的に「踏み台」にしてもらうことを望んでいる会社すら存在します。

有名な例だとリクルートの「38歳定年制」とか。スタートアップ企業においては「御社で死ぬまで働きます」なんてこと言われても困ってしまう、なんて話も効いたことがあります。


「御社を踏み台にして成長します」と語れる人は、強い目的意識がある人材です。仕事に対するモチベーションは高く、その結果パフォーマンスも高くなりやすいです。

優れた会社はそのことをよく分かっていますから、むしろ「将来こういうことがしたいので、御社を踏み台にするつもりで頑張ります」という発言を忌避して志願者を落とすような会社は、こちらから「落とす」べきだとも思います。


「御社で死ぬまで働きます」と語る人材の方が、ぼくには非合理的で、低モチベーションに見えてしまいます。「御社で死ぬまで働きます」と語る人は、会社がなくなるという基本的なリスクを考慮できてませんし、会社に養ってもらおうとする社畜根性すら垣間見えます。

本気でそんなことを思っていないとしたら、彼・彼女は嘘を付いていることにもなります。(あえて、本音を隠せる、偽れる人材を集めたいのなら、「御社で死ぬまで働きます」という人を積極的に採用するのはいいと思います)。


というわけで、ぼくは本音を隠さず、独立・起業・転職しようと思っているのなら、それは素直に吐露してしまうべきだと考えます。自他を偽りつづけるのは、楽じゃないですよ。みなさんのご意見お待ちしております。


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