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フェイスブックの新製品「Home」が発表!知っておくべき4つのポイント

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Homeきてますね!

Introducing Home – Facebook Newsroom


Homeとは何か?

DisplayMedia

フェイスブックの新プロダクト「Home」は、Android端末上で動く「擬似的なOS」。形式的にはAndoroidアプリで、通常のアプリ同様Google Playからダウンロードするのですが、その動作はOSに近いものとなっています。

しかし、これうまく表現することばがありませんね…(「ランチャー」と書いている人もいますが、微妙に当てはまらない気がします)。

具体的に何ができるのか。まずはホームスクリーン・ロック画面が「Home」に置き換わります。ホーム画面では「カバーフィード」が表示されます。動作イメージはこちらの動画がわかりやすいですね。電源を入れたらすぐに(アプリを立ち上げるまでもなく!)フェイスブックで友だちが投稿した写真が表示され、いいね!を押すことができます。

通知機能もホーム画面に統合されます。いやー、これもうフェイスブックから離れられませんね…。朝起きて携帯触ったらこれですよ。

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もう一つの目玉が「チャットヘッド」。他のアプリを起動しているときでも、友人とのチャットを開始することができます。会話から逃れられない!これは嫌だなぁ…笑

「Home」からフェイスブック関連のアプリも立ち上げられます。もうほとんどOSですね。

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なおダウンロード開始は12日から、米国のみとなっています。対応端末は以下の7機種。GALAXY買おうかな…。

HTC First
HTC One (Future)
HTC One X
HTC One X+
Samsung GALAXY S III
Samsung GALAXY S4 (Future)
Samsung GALAXY Note II


ポイント1. あらゆるAndroid端末が「フェイスブックフォン」になる

フェイスブックはAppleのように自社端末を製造するという選択肢は捨て、OSをばらまくタイプの戦略に特化すると決め込んだようです。

「Home」発表に際してマーク・ザッカーバーグは「どんなにいい携帯でも、せいぜい1,000〜2,000万台程度だろう。うちには10億のユーザーがいる(”A great phone might sell 10 or 20 million units at best, but our community has over 1 billion people.)」と発言しています。

当初の対応端末は限定的ですが、フェイスブックは全てのAndroid端末に「Home」を導入させることを狙っているのでしょう。荒唐無稽な話ではなく、「Home」がAndroid標準のUI/UXよりも優れていれば、ユーザーはごく普通に「Home」を利用すると考えられます(プリインストールするメーカー、キャリアも出てくるでしょう)。

ある意味これはGoogleのプラットフォームの「乗っ取り」なわけですが、当のGoogleは割と好意的に受け入れているようです。Googleのさじ加減ひとつでぶち壊しにされかねないプロダクトですが、彼らがどう立ち回っていくのかに注目です。


ポイント2. どう考えてもiPhoneは非対応

もう一点のポイントは、「Home」はどう考えてもiPhoneには対応しないという点です。AppleのUI/UXへのこだわりは強烈ですから、アプリの枠をはみ出す挙動を許すはずがありません。

Androidの普及ペースは圧倒的ですし、フェイスブックはiOSははなから「捨てて」いるのかもしれません。用意されているのは、すでに進んでいるiOSとの統合をより深くしていく、という地道な方向性くらいでしょう。

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ポイント3. 広告のおかげで端末が安くなるかも?

「Home」はフェイスブックにとって、重要な広告枠となるでしょう。当初は広告を載せない(”There are no ads in this yet, I’m sure that one day there will be.”)と語っていますが、裏を返せば、いつかは載せるということです。

マーケターにとっては「ホーム画面」が広告枠になるというのは強烈なインパクトです。当然、個人情報・位置情報なんかも取れるので、高い精度でユーザーに広告を露出させることが可能になります。

個人的に期待したいのは、広告の導入による、価格の低下。AmazonがKindleで広告付きの端末を25ドル引きで提供していますよね。あれと同じようなことを、フェイスブックは仕掛けてくるのではないでしょうか。「Home」をプリインストールするメーカー、キャリアに奨励金を与えて、端末を安く売るよう圧力を掛けたり。

「Home」による廉価スマホは、フェイスブックがターゲットにしている新興国で特に受け入れられるものとなるでしょう。アフリカの農村でも、フェイスブック「Home」が導入されたスマホが使われるなんて未来です。この戦略に成功すれば、フェイスブックのユーザー数は20億、30億の大台に乗ってもおかしくはありません。何せ端末がばらまかれるわけですからね。


ポイント4. フェイスブックはさらなる個人情報をゲットする

「Home」の目的は、相も変わらず「個人情報の収集」にもあるでしょう。

スマホにはGPSが搭載されているので、フェイスブックはこれによって「今このユーザーがどこにいるのか」をリアルタイムで把握することが可能になります。このデータはやはり、広告商品に使われるのでしょう。

関連して、BusinessInsiderは、フェイスブックIDによって、「どのユーザーがどの端末を用いているか」をリアルタイムに把握できるようになることが画期的だと語っています。全デバイスに共通のCookieを与えるようなイメージです。これによって、広告ソリューションはさらに最適化されることになります。

プライバシーに対する懸念を唱える論者もすでに出てきていますね。まぁ、利便性を考えると結局「Home」は浸透していくことになるのでしょう。


というあたりが個人的に気になったポイントです。他に何かポイントがあれば、ぜひコメント欄にて教えてください。


参考リンク:
【速報】もっともーっとFacebook漬けにさせる「Facebook HOME」きた!(発表の動画あり) : ギズモード・ジャパン

ザッカーバーグが発表したAndroidランチャーFacebook Homeの4つのメリット | TechCrunch Japan

Why Facebook Home bothers me: It destroys any notion of privacy — Tech News and Analysis

Advertisers And Facebook ‘Home’ Phones: Permanent Logins – Business Insider

Facebook Home’s killer app: Big, pretty advertisements | VentureBeat

Hands on with the HTC First and Facebook’s Home launcher for Android – The Next Web


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