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中島義道「『人間嫌い』のルール」

「人間嫌い」を突っ走る中島義道が60歳を迎えて執筆した一冊。ぼくを含め、人間嫌いな人は読んでおくべき本でしょう。読書メモをご共有。

「人間嫌い」とは何か

・日本社会をすっぽり覆っている「みんな一緒主義」、言葉だけの「思いやり主義」「ジコチュー嫌悪主義」が、少なからぬ若者を苦しめ、「もう生きていけない」と思わせ、絶望の淵に追いやっている。善人どもは「いじめ」が問題になると、「あなたはひとりではない!」というメッセージを送ってのうのうとしている。だが、自殺にまで追い込まれた少なからぬ者は、「みんな一緒主義」の砦を打ち砕き、みんなから排斥されてもひとりで生きていける、というメッセージがほしいのだ。

・不思議なことに、「人間が普遍的に嫌いだ!」という宣言からは、それほどの反感を買わず、むしろ「かわいそうな人」とささやかれ、同情のまなざしで見られ、さらには「病気なんだ」とつぶやかれる。(中略)彼らには、人間嫌いを生き抜くことが壮大な自罰行為に見えるのだ。自分には一瞬でも耐えがたいから、ひとりで生きることこそもっとも生きやすいということに思い至らないのである。

・真の人間嫌いは、他人の不誠実さに対する不快感と並んで、自分自身の不誠実さに対する不快感が表裏一体となっていなければならない。

・人間嫌いは次のように分類できる。
(1)動物愛好型。弱い人間嫌い。人間は嘘をつくから嫌い。(略)
(2)アルセスト型。モリエールの古典「人間嫌い」の主人公アルセストのようなタイプ。人間の心の醜さやずるさに辟易して「人間はなぜもっと美しい心をもてないのだろう!」と嘆くタイプ。自分は純粋だと思っているぶんだけ、自己批判精神が欠如しており、言うならば精神的発育不良である。(略)
(3)自己優位型。(中略)世の中にうじゃうじゃいるバカな人や鈍感な人や趣味の悪い人などと、どうしてもうまくやっていけない。それは自分がすぐれているためであり、彼らが自分の高みに至らないためである。(略)
(4)モラリスト型。人間の心の醜さに顔を背けるのではなく、それをあえて観察の対象にしようと決意した人間嫌い。(略)
(5)ペシミスト型。人間や人生に対して深い恨みを抱いているタイプ。所詮この世は生きるに値せず、人間は醜い、この世は闇だ、と言いつづけることによって、かろうじて均衡を保っている。(略)
(6)逃走型。芭蕉や山頭火のように、社会から逃れて放浪するタイプ。あるいは、西行や鴨長明のように、山に篭るタイプ。サン=テグジュペリのように、大空に「ひきこもる」者もいる。(中略)
(7)仙人型。きわめて少数なのだが、世の中を達観した人間嫌いであり、愚かな俗物どもを「優しく見守る」人間嫌いである。

・「私は憐憫をほとんど感じないし、できれば全然感じないでいたいと思う。とはいえ、私は苦しんでいる人を助けるためにはどんなことでもせずにはおかないし、実際に私はあらゆることをなすべきだ、その人の不幸に大いに同情を示すことさえすべきだ、と思っているのである。というのは、不幸な人たちはじつに愚かなので、同情を示されることが彼らには無上の恵みになるからである。しかし、私は同時に、同情は示すだけに留めて、心にそれを感ずることは注意深く避けられるべきだと考えている(ラ・ロシュフコー)」

・「多くの人が、喜んで承認するであろうことは、自分がおよそ他人に親切を示さなくても済むのなら、他人も自分に親切にしてくれなくてもよい、ということである(カント)」

・人々はみな「現に共感していること」ではなく、「共感すべきこと」を一斉に語り始める。こうして、共感は演技を呼び起こす。共同体においてプラスの価値を有する事柄に対して共感する者は賞賛され、それに共感しない者は非難されるがゆえに、その共同体で生きていくために、人々は必死になって共感を演技するようになる。

・他人に対する共感は、自他に対する誠実さを大切にする人間嫌いにとって、何台中の難題である。共感すべきであることはわかるが、自分が事実共感していないとき、自分の感受性をごまかすことができない。だが、その結果、他人を傷つけ、不快にさせ、その場の空気を濁らせる。それでもなんともない人は、人間嫌いではない。ただの変人である。

・他人の幸福に対して共感しないより、不幸に対して共感しない方が社会的圧力は強い。(中略)葬式で愉快な顔をしているほうが、結婚式で憂鬱な顔をしているより、世間の眼は厳しいのである。

・同情は四重の非道徳的行為である。(1)同情を求める卑劣なルサンチマンとの凶暴行為であるゆえに、(2)相手を見下しているゆえに、(3)それにも関わらず見下していないと自分を欺くゆえに、そして(4)その結果自分はよいことをしたと満足し自己愛を充たすゆえに。

・吉本隆明が自分もひきこもりだと言ったのは、その核心的意味を見逃している軽薄な発言である。ひきこもりは、社会的生産性と結びつくいかなる手段ももたないからこそひきこもりなのだ。

・作家になるとは、その作品がやがて誰も読まなくなることを覚悟することである。生きているときでさえ、ほとんどの作家の作品はごく少数の愛好家にしか読まれない。例外的に有名な作家の作品でさえ、あっという間に忘れ去られる。

・「よろづのことはたのむべからず。おろかなる人は、ふかく者をたのむゆえに、うらみいかる事あり(兼好法師)」

・信頼とは信頼しようという意志なのであり、頭をもたげてくる疑いを必死に払いのけて、疑わないように疑わないように自分をもっていく意志なのである。だから、これは意図的に真実を見ようとしない点で、自己欺瞞である。こうした心情に絡めとられている人は、自分に対しても相手に対しても、誠実でないといえよう。

・信頼は、善きにせよ悪しきにせよ人を縛る。よって、人から縛られたくない人間嫌いは、こうした信頼関係から自然に身を退く。人間嫌いにとっての理想的人間関係とは、相手を心配することなく、相手から支配されることのない、相手に信頼や愛を押しつけることも、相手から信頼や愛を押しつけられることもない関係である。

・作家が生きやすいもう一つの理由がある。それは、自分固有の世界を開くのであるから、本来ほかの誰とも比較ができないということである。(中略)作家として私がほとんど取るに足らないとしても、夏目漱石と比べて、三島由紀夫と比べて、太宰治と比べて、村上春樹と比べて、何になろう?

・人間嫌いの多くは、大多数の人間は嫌いだが、その大多数の嫌いな人間から賞賛されるのは好きなのだ。永井荷風は徹底的な人間嫌いであって、文化勲章を受けた。これは別段不思議な事ではない。

・私は、もっとラディカルなことを考えているのだ。家族や友人や恋人など、古典的で自然で麗しくも親密な、すなわち互いを縛る人間関係をいっさい絶った、しかも人と人との結びつきを実現することが可能かというテーマである。私はそれを探ってみたい。そこに真に自由な人間関係があるのではないかと思うからである。

うーん、この本もすばらしい。強烈に好き嫌いはわかれるのでしょうけれど、ぼくは中島義道氏の大ファンです。

人間嫌いを貫くのは決して甘い道のりではないですが、自分を偽りたくはないですから、引きつづき頑張りたいと思います。険しい道を生き抜きたい方はぜひ一読を。



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