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岡田尊司「愛着障害 子ども時代を引きずる人々」

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うーん、岡田氏の書籍は面白いです。かなりボリューム感のある新書ですが、ぐいぐい読み込んでしまいました。読書メモをご共有。


愛着障害と芸術論

・愛着とは、ある特定の存在に対する、特別な結びつきなのである。愛着対象は、その子にとって特別な存在であり、余人には代えがたいという性質をもっている。特別な存在との間には、見えない絆が形成されているのである。それを「愛着の絆」と呼ぶ。

・いくら多くの人が、その子を可愛がり、十分なスキンシップを与え手も、安定した愛着が育っていくことにはならない。特定の人との安定した関係が重要なのであり、多くの人が関わりすぎることは、逆に愛着の問題を助長してしまう。

・愛着形成の臨界期は生後半年から一歳半の期間だとされるが、最近の研究でhあ、生まれた直後から半年までの間でも、すでに愛着形成が始まっており、想起に母親から離された場合、社会性の発達などに影響があることが認められている。つまり、一歳半までの期間に養育者との間で愛着の絆が確立されないと、安定した愛着の形成は困難になりやすいのである。

・大人になっても、愛着障害を引きずり続けた偉人は数多い。文豪夏目漱石も、その典型的な一人である。彼は生涯愛着障害を抱え、それを克服しようと文学者になった人物だと言える。

・太宰治もまた、愛着障害を抱えた人ゆえの苦しみを嘗め、それを創作にぶつけたが、ついに克服しきれなかったと言えるだろう。

・過保護といっていいほど可愛がられる一方で、ミヒャエル(エンデ)は絶えず、父親と母親が、罵倒しあうのを聞いて育った。ミヒャエルは、幼い頃から「自分が二人をつなぎ止めなければならないと思っていた」と言う。自分が良い子にしていなければ、父親と母親は別れてしまうという気持ちを、ずっと抱いていたのである。こうした境遇は、反抗的な一面と、相手の顔色を見て相手を喜ばせようとふるまう性向の混じった、複雑な性格を育むことになった。

・ビル・クリントンは自らアダルト・チルドレンだと告白していることにも示されているように、かなり深刻な愛着障害を抱えて育った。

・親との関係をみるうえで重要なのは、愛着に問題がある場合、親に対する敵意や恨みといったネガティブな感情、あからさまな確執や軋轢だけでなく、過度の従順さや良い子としての振る舞いといった形で親に奉仕しようとすることも多いことである。

・もうひとつ重要なのは、親の期待に応えられない自分をひどく否定したり、責めることである。親を否定している一方で、親から認められない自分を、ダメな人間のように考えてしまう傾向がみられやすいということである。

・愛着障害における対人関係の特性は、相手との距離が近すぎるか、遠すぎるか、どちらかに偏ってしまい、ほどよい距離がとれないということである。

・不安定型愛着の人は、しばしば三枚目やおっちょこちょいや道化役を演じることで、周囲から「面白い人」「楽しい人」として受け入れられようとする。(中略)人を楽しませよう、笑わせようという旺盛なサービス精神は、周囲から人気を得たり好かれたりするのに役立つことも多い。

・誇大自己は、幼い時期にみられる自己愛の一形態である。自らの神のように偉大な存在と感じ、万能感や自己顕示制、また思い通りにならないときに表れる激しい怒りを特徴とする。

・愛着障害についてのケースをたどっていくと、すぐに気付かされるのは、作家や文学者に、愛着障害を抱えた人が、異様なほどに多いということである。夏目漱石、谷崎潤一郎、川端康成、太宰治、三島由紀夫という日本文学を代表する面々が、一様に愛着の問題を抱えていたというのは、驚くべきことである。ある意味、日本の近代文学は、見捨てられた子どもたちの悲しみを原動力にして生み出されたとも言えるほどである。

・政治や宗教、ビジネスや社会活動の領域で、偉大な働きや貢献をする人は、しばしば愛着障害を抱え、それを乗り越えてきたというケースが少なくない。愛着障害の人には、自己への徹底的なこだわりを持つ場合と、自己を超越しようとする場合がある。実はそのふたつは、表裏一体ともいえるダイナミズムをもっている。自己へのこだわりを克服しようとして、自己超越を求めることは多いが、同時に、自己に徹底的にこだわった末に、自己超越の境地に至るということも多いのである。

・創造する者にとって、愛着障害はほとんど不可欠な原動力であり、愛着障害をもたないものが、偉大な創造を行った例は、むしろ稀と言っても差し支えないだろう。技術や伝統を継承し、発展させることはできても、そこから真の創造は生まれにくいのである。なぜなら、破壊的な創造など、安定した愛着に恵まれた人にとって、命を懸けるまでには必要性をもたないからである。

・回避型愛着スタイルの人は、距離を置いた対人関係を好む。親しい関係や情緒的な共有を心地よいとは感じず、むしろ重荷に感じやすい。だから、親密さを回避しようとし、心理的にも物理的にも、距離をおこうとする。

・漱石は、自分のことを表現するのが、とても不器用だった。それゆえ、文学作品という体裁をとって、間接的に自分の傷ついた心を表そうとしたとも言える。漱石の作品は、いかに自分の招待を見破られないように隠蔽しつつ、かつ自分を表現するかというふたつの相反する要求の微妙なバランスの上に成り立っていた。

・俳優のマーロン・ブランドは母親がアルコール依存症で、そのため彼はあまり母親から構ってもらえずに育った。彼が演技に目覚めたのは、彼がモノマネをしたりして面白い事を演じるときだけ、そんな母親も彼を見て笑ってくれるという幼い日の経験だった。

・偉大な指導者に、愛着障害を克服した人が多いのも、そこから来ているのだろう。愛着障害という根源的な苦悩を乗り越えた存在は、人を癒し、救う不思議な力をもっているのかもしれない。

・幼い少女に執着を抱く、いわゆるロリータ・コンプレックスの男性は、ほぼ例外なく愛着障害を抱え、川端と同じように、充たされることなく失われた子ども時代を取り戻そうとしている。それは、傷ついた愛を修復する試みなのである。

・漱石は、精神の不安定な時期に、よく絵を描いた。そのできばえは、はっきり言って稚拙であり、あれほどの才筆をふるった文豪も、画才には恵まれていなかったことを明かしている。それでも、とても熱心に描いたのは、それが心の安定に役立っていたからだ。小説を書くことによっても、解消しきれない何かを、非言語的な表現行為を行うことで、解消しようとしたのである。

・結局、漱石が避難場所に求めたのは、表現することであった。漱石が創作を行うようになったのは、鏡子が自殺未遂をした熊本時代からであり、最初は俳句が中心だった。ロンドン留学のころには、盛んに英詩を書き、日本語では語るのが憚られる内なる思いを、自由に吐露するようになった。

岡田氏の本には通底している要素なのですが、精神のことを語りつつも、巧みに芸術論も織り交ぜているのが大変興味深いです。

「ある意味、日本の近代文学は、見捨てられた子どもたちの悲しみを原動力にして生み出されたとも言えるほどである」なんて指摘は、「愛着障害」という書名からは想像ができない、すぐれた批評だと思います。

新書とはいえ、300ページを超える大作です。自分の身を振り返る良い機会にもなるので、ご一読をおすすめします。ぼくは回避型の愛着障害の要素が強いですね…。それに加えて、自己愛性パーソナリティと演技性パーソナリティが強い、という自己分析です。



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