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(本)オースティン・クレオン「クリエイティブの授業」

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あまりにもいい本なので「クリエイターよ、パクりまくれ!「盗む」に関する偉人の名言まとめ」という別記事でまとめてしまいましたが、まだメモしておきたいところがあるので追加で。これ大変おすすめです。


アーティストのように盗め

・アーティストはよくこんな質問をされる。「どこからアイデアがわいてくるんですか?」正直なアーティストはこう答える。「そりゃ、盗むのさ」

・本を収集しよう。すぐに読む気がなくたっていい。映画監督のジョン・ウォーターズは言っている。「未読の蔵書ほど大事なものはない」と。

・自分は誰なのか。何がしたいのか。それがわかるまで、モノを作るのを待っていたとしたら、僕は今でも創作なんてせずに、自分探しを続けていたかもしれない。僕の実体験から言うなら、モノを作り、仕事をしてこそ、自分を知ることができるんだ。準備はもういい。すぐに創作を始めよう。

・人間には偉大な欠陥がある——完璧なコピーを作れないってことだ。ヒーローを完璧にはコピーできないからこそ、そこに僕たちは自分の居場所を見つける。そうやって、人間は成長していく。だから、ヒーローをコピーしよう。そして、自分に足りない部分を見つけよう。自分にしかない個性とは?その個性を何倍にも膨らませて、自分だけの作品へと変えよう。

・君の大好きな作品や、それを作ったヒーローを思い浮かべてほしい。ひと味足りない部分は?まだ作られていないものは?どうすればもっとよくなる?その人が今でも生きているとしたら、どんな作品を作るだろう?君の好きなクリエイターたちを集めて、コラボさせたら、どんな作品が生まれるだろう?君が作らなきゃいけないのは、その作品だ。

・パソコンはアイデアを編集するにはいい。アイデアを世に送り出す準備をするにもいい。でも、アイデアを生み出すのには役立たない。デリートキーを押す機会が多すぎる。パソコンは僕たちを完璧主義者にする。

・僕が少ない人生経験で学んだことが1つある。本当にうまくいくのは”副業”のほうだということだ。僕の言う”副業”というのは、今まで気ままにやっていると思っていたこと、単なる遊びでやっていると思っていたことだ。本当に大切なのはそっちだ。魔法が起こるのはそのときなんだ。

・フランツ・カフカはこう記している。「家を離れる必要はない。机に座って、耳をすまそう。いや、耳をすまさなくても、ただ待っていればいい。いや、待っていなくても、独りでじっとしていればいい。世界は自分から姿を現すだろう」。

・じゃあ、インターネット上で敵を打ち負かすいちばんの策は?無視することだ。ネットで友だちを作るいちばんの策は?褒めることだ。

・「他人の作ったソフトウェアに文句を言ういちばんの方法は、自分でソフトウェアを作ることだ(アンドレ・トイズ)」

・創作の厄介なところは、作品の価値が世の中に認められることには、君はすっかりその仕事に飽きているか、もう死んでいるということだ。まわりに評価を求めちゃ行けない。作品を世に送り出したら、人々がどんな反応をするかは、君にはどうしようもないことなんだ。

・「規則正しく、秩序のある生活を送ろう——作品の中で凶暴性と独創性を発揮できるように(ギュスターヴ・フロベール)」

・創造力のスランプを乗り越える簡単な方法がある——自分に制約を課すことだ。(中略)適度な制約は、時として最高の仕事につながる。

・アーティストのソール・スタインバーグはこう言っている。「人はアートを見て何に反応するのか——それはアーティストと制約との格闘だ」。アーティストが捨てたものによって、作品が面白くなることも多い。


僕はライターという職業柄、自分の仕事の7割ほどはアーティスト的だと思っています。そんなわけで本書のメッセージはびしびし刺さり、ほぼすべてに納得感を抱きます。

…が、本書の内容に納得感を抱く自分に対して、未熟さを感じてしまったのも事実です。彼が創造性のすべてについて語れているわけではありません。自分の体験からいって、本書のメッセージで決定的に足りない部分はどこか。そういう観点を抱けなかったのは僕が未熟である証拠でしょう。

すべてのものが完璧ではないとしたら、一流を目指す人間たるもの、批判的な観点をあらゆるものに抱けるようにならなきゃいけない、と考えています。クリエイティブの道は険しい。


コンパクトですが素晴らしく示唆に富んだ一冊なので、創作活動に取り組んでいる方は必読です。


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