賛否両論?イケダハヤトが物申す

北村潤さんが言いたかったであろうこと

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なんか炎上してますねー。4UWorldというNGOを運営する北村さんは、一度だけSkypeでお話させて頂いたことがあります。個人的には大変応援しております。



「自粛」を呼びかけているのではない

突然ですが、なにも考えずにFacebookで食べ物の投稿を毎日のようにしている方々に言いたいことがあります。

あなたのFacebook友達の中に、アフリカで内戦後で飢餓に苦しんで、助けを求めるためにFacebookをやっている人もいるかもしれません。少なくとも、わたしのFacebook友達の中にはいます。「そんなに食べてるのか!焼き肉?毎日?」とか思うでしょう。実際本当にそういうコメントをしていたアフリカの人の投稿を見ました。

インターネットを通して、グローバル化しています。人類のための何ができるか考える人たちが増えて!と願います。おいしい食べ物をあなたが食べていることを公表することによって人類幸せになるのでしょうか??

突然ですが、なにも考えずにFaceboo…

北村さんの書き方もいい感じにスレスレなのですが、これは震災の直後などに見られた「被災地に配慮してお花見は自粛しましょう」みたいな話とは違うテーマでしょう。書き方がそう取れてしまうからなのですが、2chの反応を見るかぎり、ほとんどの人は「自粛厨」的なレッテルを貼っているように見えます。


北村さんの言いたかったことは「人類のための何ができるか考える人たちが増えて!と願います。」というセンテンスに集約されているでしょう。

僕なりに彼女の言葉をパラフレーズすれば、これは「先進国の人たちは、自分ひとりが豊かであれば、それでいいのか?世界の貧困に対して、今豊かな人はコミットしなくていいのだろうか?」という問いかけだと思います。

底辺に合わせよう、苦しい人たちと同じレベルまで身を落とそう、空気を読むべきだ、みたいなネガティブな話ではない、ということです。北村さんとはお話しただけですが、そんな現実味のない、低レベルな話をする人ではありません。


もう少しわかりやすく?言えば、これはいわゆる「ノブレス・オブリージュ」の話ともいえるでしょう。日本では浸透していないといわれますが、「豊かな人たちは、貧しい人たちを助ける義務を負う」という考え方です。

北村さんは「おいしい食べ物をあなたが食べていることを公表すること」から一歩進んで、「私たちは人類のために何かすべきではないのか?」と、暑苦しく問いかけているのだと思います(僕はこういう暑苦しさは大好きです)。


そう考えると、彼女の問いかけに対して(実名で!)揚げ足取りをしている人たちは、いったいどんな行動を取っているか、知りたいものです。

それとも彼らは「自分が豊かであれば、貧困は知ったこっちゃない。貧しい人のために行動する必要などない」という価値観なのでしょうか(北村さんのこの投稿は、そういう態度に対して、挑戦しようとしたのだと思いますが)。


北村さんの思想は、彼女の代表挨拶に垣間みることができるでしょう。せっかくですので、ぜひ触れてみてください。

社会に責任をなすりつけるのは簡単なことです。
わたしたちは、それをしません。
ひとりひとりが社会をつくっているのだから、団体やなにかのラベルに属しているからではなく、自分らしさを活かして、他人とつながり、応援しあえる仲間をつくり、夢をみんなで一緒に叶えていける、そんな世の中が作り上げられていくのを、わたしたちは体験したいのです。

4uworld


富めるものは貧しいものに責務を負うのか?

格差が広がり、メディアによってそれが可視化される中で、富めるものは貧しいものにいかなる責務を負うのか?(または、責任なんて負う必要はなく、人間は際限なく自由でいられるのか?)というのは大きな問いだと思います。

僕はお察しの通り、「責務を負わざるをえない」と考えているタイプです。

責務というとネガティブですが、社会的な弱者を助けるのは、単なる慈善行為ではなく、自分が弱者になったときのためのセーフティネットを得る効果もあります。僕たちは一時的な強者にすぎないのですから。また、採算度外視で困っている誰かのために仕事をするのは、それ自体気持ちがいいことです。

新刊ではここら辺のテーマにも触れておりますので、詳しくはぜひお買い求めください。…って最後は宣伝になってしまいましたが、どうぞよろしくお願いいたします。


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