賛否両論?イケダハヤトが物申す

優秀で面白い人ほど会社を辞めていく3つの理由

ざっくり言うと…
・時間と場所に縛られたくないと考えるから辞める
・会社に勤めると「言えないこと」が増えるが、それに耐えられないから辞める
・会社のビジョンに共感できない、仕事の意義を実感できないから辞める

 

皆さんの周りで、「こいつは優秀で、キャラが立ってるなぁ」と思える人材ほど、会社を辞めていく傾向はありませんか?これ1年半ほど前にも書いたテーマですが、最近また同じことを感じるので書いてみます。

 

時間と場所に縛られたくない

社外でも活躍できる高付加価値な人材は、9時5時定時の縛りを嫌います。仕事がないのに出社しなきゃいけなかったり、定時後に打ち合わせがあったりすると、彼らは本当にげんなりします。

なぜ必要性がないのに会社に行かなきゃいけない?なぜ定時後の貴重な時間を縛ろうとする?その会議意味あるの?家族より仕事っておかしくない?…そうした疑問を解決できずにいると、徐々に会社への忠誠心は消えていきます。

優秀な人ほど自分の時間を大切にします。パフォーマンスが低い人ほど、「残業がデフォルト」になりがちです。フレキシブルな労働時間、在宅勤務の許可、仕事を成果でのみ評価する、社外の人材との交流を重視する、そういうカルチャーを優秀な人材は好むものです。

 

言論の自由がない

会社という枠に収まりきらない人材は、言論への制約にも苦痛を抱きます。特にこれはクライアントビジネス(コンサルティング、代理店など)を行っている場合に顕著かもしれません。

会社にいると、それだけで「言えないこと」がでてきます。会社に迷惑を掛けてはいけない、クライアントのことを悪く言えない、そういう抑制、重圧が身にのしかかってきます。会社に勤める以上、大なり小なり「空気を読め」「オトナになれ」というメッセージを全身で受信することになります。

そういう圧力に慣れきってしまえばいいのかもしれませんが、何か新しいことをやりたくて常にうずうずしているような人材は、その種の抑制と戦うことになります。彼らは自分を曲げることができない、不器用な人材でもあるのです。

言論の自由、表現の自由への制限に苦痛を感じた人材は、得てしてより自由な職場、より自由な環境に身を移していきます。言いたいことも言えないこんな世の中じゃ、ポイズン、という気分ですね。

 

会社にビジョンがない/共有できていない

「会社がどこに進みたいのかが分からない」というのも、優秀な人材がしばしば思い悩むことだと思います。仮に成長できて、給料が高くても、自分の仕事に社会的意義を感じられないと、働くことは苦痛になりえます。

自分の力をもって世の中を変えられる、変えていきたいと思っている人であればあるほど、ビジョンを実感できない仕事を嫌うものです。

会社のビジョンに共感できない場合、彼らはより問題意識の強い会社や、より給料の高い会社に移籍してしまいます。自分で会社を興す場合もあるでしょう。価値ある人材を逃したくなければ、単に高い給料ではなく、事業の意義を実感させる工夫が必要です。

 

裏を返せば、優秀な人材が残りつづける会社は、

・勤務体系がフレキシブル、出勤判断の有無が合理的
・個人の意見は個人の意見、と切り分ける
・共感しうる強いビジョンを掲げている

という要素のいずれか、または全てを満たしている会社です。これら全てが欠落しているようなら、優秀な人ほど抜けていく会社になってしまいます。残るのは凡庸な人材のみです。

なお、アルバイトでもこなせるような単純作業中心の会社なら、全てが欠けていてもいいと思います。一方でクリエイティブな要素が強い事業は、優秀な人が抜けると厳しいでしょう。

 

収入面でも会社にいる理由がない

土日やアフター5の活動を行っていく中で、副収入を得るチャンスが生まれます。始めは月3万円でも、活動を続ける中で、生活費を賄えるくらいにまでは増やしていけるはずです。

収入の確保が難しい場合も、助成金やインキュベーターの資金などで、最低限の生活費を確保しながらチャレンジを始めることも可能です。

シェアハウスで暮らせば、そもそもの生活費を抑えることも可能です。僕の知人の中には、月の生活費が約3万円(都内在住)、という方もいます。玉置さんにいたっては固定の家を無くしてしまっています。

まだ部下もいない若い世代だと特に、収入面の不安が会社に居続ける大きな理由であるように思います。収入面での不安を払拭できてしまえば、「会社にいる理由」は薄くなります。

 

会社のビジョンに共感している状態(自分の目指すこと=会社の目指すこと)になってしまえば、これらの理由は一気に吹き飛ぶものですが、経営陣のビジョンがそもそも伝わっていない/実践されていない場合も多いので、なかなか希有な状態です(が、少なからずそういう幸せなマッチングは僕の周りでも発生しています)。

 

ある広告代理店の人事部の知人は「元気な新人ほどすぐ辞める」と語っていました。クリエイティブな仕事が重要になればなるほど「面白い人ほど会社を辞めていく」という事態は広がっていくように思います。

 

 

皆さんの周りではいかがでしょうか?僕はIT/クリエイティブ関係の仕事をしているため、特にそう感じるのかもしれません。ぜひ思うところがあればコメント欄やツイッター、フェイスブックで意見を表明してみてください。

 

関連本。シンプルながら名著だと思います。どん詰まりにしかならないなら、さっさと辞めなさいという提言。

こんな本も出ていますので、辞めようと考えている方は読んでみては。

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