先週公開され、既にMedium上で2万4千回いいねされた仮想通貨の記事をゆるく翻訳します。
題名「発明から10年もたったのに、誰もブロックチェーンを有効活用できていない」
冒頭「仮想通貨には大量の資金と労力が投下されたが、まともな使い道は通貨投機と違法取引だけだ」https://t.co/QxjdjlJj9a pic.twitter.com/w9GNAHhmwy
— Shu Uesugi (@chibicode) 2017年12月29日
個人的には、僕は彼の意見のなかで「これは技術的に将来解決できるのでは」と思えるものもある気がしました。他方で、ブロックチェーン愛好家の方々が主張されるユースケースの多くは、ユーザーが抱える悩みから出発したものではないと思います。米国のドットコムバブルのときも同様だったのでしょう。
— Shu Uesugi (@chibicode) 2017年12月29日
しれっとすばらしい翻訳をぶち込んでくるUesugiクオリティ!このスレッドはかなり面白いです。
ざっと見て思ったのは、
- 著者が指摘している課題は、技術革新によって解決できる点が多数ある。
- ブロックチェーンと仮想通貨によって、今まで金銭化されていなかった価値がお金になる。
- それによって、世界中の個人が自由に価値を交換・融通できるように未来を捕捉できていない。
という感じですかね。
仮想通貨とブロックチェーンの革命性。
今の資本主義って、ほんとうは価値がある存在や行為を、十分に「価値化」できてないんですよね。
これを解決するのがブロックチェーンと仮想通貨だと見ています。
「トークン化」という流れはわかりやすい事象です。
たとえば「配当型トークン」を日本の中小企業が発行できるようになれば、そこにお金は流れるわけです。
そもそも、そこに価値はありますからね。ぼくも投資したい中小企業はたくさんあります。「なぜか」今の制度だとできませんが……。
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加えて、新しく表出した価値は、世界中の個人が交換・融通できるものとなります。
たとえばイケハヤの経営する会社の株式を、配当型トークンにします。
トークンを持っていれば、うちの会社の利益が自動的に還元されます。従来的な株と同じようなイメージです。
トークンの購入にあたっては本人確認も不要。年齢も性別も国籍も関係なく、うちのトークンに投資できます。流動性があればDEXでいつでも売却できます。
「中小企業が配当型トークンを発行&世界中の人がそれに投資する」という流れは、ブロックチェーンと仮想通貨じゃないと、たぶん無理なんですよね。現在の経済・法律のシステムでは、面倒臭すぎて無理です。
というわけで、ブロックチェーンが真に革命的なのは、
- 現行の資本主義では価値化されなかった資源が、金銭的な価値を得る
- その価値を世界中の個人と「トラストレス(相手を信頼する必要なく)」にやり取りできる
この2点だと理解しています。
注意深く見ると、これって、「インターネット」という技術の延長なんですよね。
ネットによって埋もれていた価値が社会に出るようになり、世界中の人とつながることができるようになった。
イケハヤだって、ネットがなければ今ごろサラリーマンとして消耗していたはずなのです。みなさんとつながることも、もちろんありません。
ブロックチェーンと仮想通貨は、こうした現象をさらに飛躍させる技術なのです。
もちろん短期的に見ればさまざまな課題はありますが(バブル崩壊もあるでしょう)、インターネットがそうであったように、長い目で見ればインフラレベルで普及するものになると思いますね。
というわけで、イケハヤは仮想通貨に投資しているわけです。銘柄まとめも作ったのでどうぞ。
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