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イケダハヤトが選ぶ「2016年の面白いマンガ」16選。

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マンガを読みまくる日々を過ごしております。

今年も終わりが見えてきたので、ちょっと早いですがセレクトしてみましょう。

1. ニュクスの角灯

1878年(明治11年)、動乱の幕末は遠ざかり、長崎では海外貿易で莫大な利益を得る商人が多く現れはじめていた。

西南戦争で親を亡くした少女・美世(みよ)は奉公先を求めて鍛冶屋町の道具屋「蛮」(ばん)の扉を叩くが、そこで彼女を待っていたのは、店主・小浦百年(こうら・ももとし)がパリ万博で仕入れてきた最先端の品々と、それらに宿るベルエポックの興奮と喧騒だった……

ジャック・ドゥーセのドレス、ダニエル・ペーターのミルクチョコレート、シンガー社のミシン、セーラー服、エジソンの蓄音機、革ブーツ、眼鏡、幻灯機(マジック・ランタン)……

先進と享楽の都・パリ渡来からやってきた“夢の品々”に導かれ、少女はまだ見ぬ世界へ歩み出す……

最初にピックアップしたいのは、なんといっても「ニュクスの角灯」。

この電子書籍大好きなぼくが、思わず紙版でも注文してしまうほどの名品。本棚に大切に取っておきたい魅力があります。

時代背景の選び方、ストーリーもキャラクターも一級。そしてなにより「小道具」へのこだわり!上質な舞台作品を見ているかのような気分になります。「乙嫁語り」の読後感と少し似ていますね。

唯一難点があるとしたら、値段の高さ。でも、その価値はあるのでぜひ定価でポチッと。リイド社はあんまりセールもしませんしね。

2. パンティストッキングのような空の下

時は21世紀初め、高校生の三上とひろしは待ち望んでいた。平凡で幸福な人生と、テポドンの襲来を…!(パンティストッキングのような空)

12年後、ヘイトとポリティカルコレクトネス蔓延る現代日本で、おっさんとなった三上とひろしは今度こそ平凡で幸福な人生をつかむことが出来るのか!?(平成の大飢饉予告編)

”永遠の夏休み”を生きる少女との不思議な出逢いを描いた「いつ果てるとも知れぬ夏の日」、過去に性犯罪を犯したロリコン男の絶望と再生の物語「唯一者たち」など9つの読切りを収録。

2001年から2015年にわたる、うめざわしゅん15年の軌跡を描く傑作短編集。

450頁の超特大ボリューム‼

今年読んだ短編集では、これがベストです

やや大人向けなテイスト。青春もの、ボーイミーツガール、SF、元性犯罪者の苦悩……いずれも高い完成度で、心にずぶりと刺さります。

3. ゲレクシス

バウムクーヘン職人・大西たつみは四十路にして初恋に落ちる。

だが、その恋の行方は、文字通り迷宮入りに。次々に大西に降りかかる説明不可能な不自然現象。翻弄に次ぐ翻弄で、もはや大西は人とは呼べない存在に。

この迷宮から無事に帰還し、再びバウムを焼ける日は戻ってくるのか。イブニング初掲載時から大反響を呼んだ古谷実最新作、いよいよ単行本解禁です!!

「あ、この感じ。またいつもの古谷実作品だろ?イケてない男がなぜかイケてる女に惚れられて初セックスする的な」

……と思って読み進めると、

え?え?え?なにこれ、新境地始まってるwww」と爆笑し、

「うへー!どうなるのこれ!?」と最終ページで突き放されます。この裏切り感はすさまじい!

2016年11月時点ではまだ1巻。傑作の予感がひしひし。ここから先、どんなストーリーが展開されていくのだろうか……。

4. たびしカワラん!!

大学非常勤講師の瓦屋千蔭(26)は、

この日、突如、頭上から落ちてきた看板の下敷きになり

潰れなければならない。

そんな血まみれの彼女を

己の唾液のみで治癒したのは、

地上と地獄を行き来する呪術師・クレイシハラ。

彼との出会いを機に、

千蔭は地獄の世界へと誘われる―…。

“呪い”という縁に導かれた、歪な愛の物語。

読む人を選ぶ感はありますが、とにかくこの作品はすごい。

圧倒的な世界観と、ぶっ飛びまくったキャラクター造形。あと一冊で完結ですが、マイ漫画史に残る作品になること必定です。

5. ムシユヌン

僕の夢は「昆虫博士」になること。その夢が潰えた今、唯一帰れる場所は故郷である日本最南端の島・与那瀬だけ。空前の天体現象により異様な熱に浮かされるその島で、僕は彼女と再会した…!

この漫画もすごい。まったくジャンル分類ができません。強いて言えばSF……なのか?ギャグ漫画?わ、わからない……。

3巻まで発売されましたが、相変わらずジャンルは不明。

しかしこの表紙……w 漫画好きにはお勧めできる作品です。

6. hなhとA子の呪い

「性欲は真実の愛にとって障害」という信念を持つ針辻真の前に現れたA子。彼女は針辻にも性欲は存在すると嗤いながら指摘する。

A子の言葉は「呪い」となり、針辻に彼自身の持つ「性欲」を自覚させていく。自分の中にある信念とは真逆の「汚らわしいもの」を見せ付けられ、次第に壊れていく針辻。

A子の存在は針辻にしか認識できない。彼女は幽霊なのか、それとも針辻の抑圧された精神が見せる幻なのか…? 愛に捕らわれ縛られる男の「悲劇」の物語

「たびしカワラん!!」「ムシユヌン」につづき、2016年のマニアック系をもうひとつ。

こっちはさらに読む人を選びますね。なんせテーマが「性欲」!太宰治とかを彷彿とさせる、人間精神の内面がとぐろ巻な名品です。どんなストーリーが繰り広げられるのか、楽しみでなりません。

7. スピリットサークル

桶屋風太は中学2年生。平凡な中学生生活だったはずが額に大きな傷のある美少女の転入生・石神鉱子の出現によって一変する事に! 壮大な輪廻転生スペクタクル!

今年完結した作品では、トップクラスにおすすめ。

なのですが、なぜか作品の知名度が低い!というわけで、閃電も兼ねてピックアップ。

多くの人が想像すると思いますが、手塚治虫「火の鳥」のような壮大さを持つ作品です。6巻で完結するのがコンパクトすぎて惜しいくらい。SF好きなら読んでおくべし。

8. 口入屋兇次

江戸の町で職業斡旋を生業とする口入屋兇次。兇次の元には、職を求める様々な人間が転がり込む。ある夜更け、町外れの河原で一人の女が夜鷹に身を堕とそうとしていた…。江戸の人々の生き様を描く時代叙情詩開幕!!

こちらも評価されにくそうな、時代劇の名品。

とにかく完成度が高い!なぜ三巻で終わったんだ……続編を切に期待してます。彼らの活劇、もっともっと読みたいです。

9. レイリ

長篠の戦いから4年、黄昏ゆく武田帝国と勃興する織田軍団の血戦のはざまで、数奇な運命を生きる少女の名はレイリ。巨匠渾身の原作を新感覚の鬼才が作品化! 衝撃の本格戦国時代劇、開幕!!

名作になることが約束された作品。

というのも、これ原作が「寄生獣」の岩明均氏なのですよ

ご本人の「ヒストリエ」は終わりそうにないので、新しい作品が読めるのは嬉しいですね〜。

作画を担当するのは「秋津」など佳作の多い室井大資氏。「レイリ」が代表作になりそうです。

2巻まで発売中。文句なしに引き込まれます!この作品を機に、原作者としての活動を中心になさっていくのかもしれませんね。

10. ファイアパンチ

『氷の魔女』によって世界は雪と飢餓と狂気に覆われ、凍えた民は炎を求めた──。再生能力の祝福を持つ少年アグニと妹のルナ、身寄りのない兄妹を待ち受ける非情な運命とは…!? 衝戟のダークファンタジー、開幕!!

ネットでも大いに話題になりましたね。ツイッターのトレンドに入っていた記憶があります。

漫画の王道を行きつつ、トリッキーな仕掛けも入った次世的な作品。個人的には、このまま理解不能な方向に突っ走ってほしいです。来年の展開が楽しみ。

11. 働かないふたり

作者の個人ブログで圧倒的支持を得たニート兄妹漫画が待望のコミックス化!! 

マイペースで対人恐怖症の妹・春子と、インテリなうえに友達もいる“エニート”な兄・守。社会のすみっこに生息する、絶滅危惧種的な仲良しアホ兄妹によるぐーたら日常漫画。大きい声では言えないけれど、この兄妹ちょっとうらやましい?

ゆるゆる日常系の四コマ漫画。あんまりこのジャンルは読まないんですが「働かないふたり」は別格の面白さがありますね〜。前提としてギャグのレベルが高く、数ページごとにニヤッとさせられます。

そして同時に、ある意味で非現実的・理想的な主人公家族のあり方が、社会的な文脈も持ち合わせている点もエキサイティング。

少なくともお父さんは「まぁ、今は働かなくたっていいんじゃない?」という健全な諦めを抱いていらっしゃるんです(背景は不明ですがw)。

「娘と息子がふたりとも引きこもりで無職」とか、ともすると絶望的ですが、この漫画はそういうネガティブな精神とは無縁なのですよ。この漫画を読んで救われる親と子も、けっこういるんじゃないかなぁ。

12. しまなみ誰そ彼

クラスメイトに「ホモ動画」を観ていることを知られた、たすく。

自分の性指向…ゲイであると皆に知られたのではないかと怯え、

自殺を考えていた彼の前に、「誰かさん」と呼ばれる

謎めいた女性があらわれた。

彼女は、たすくを「談話室」へと誘う。

そこには、レズビアンである大地さんがいて…。

尾道を舞台に描かれる、性と生と青春の物語、第1集。

弟の夫」を代表に、今年はLGBTsモノも豊作でしたねぇ。こどもたちの世代に、こういう漫画を読ませたいです。

こちらはまだ2巻ですが、セクシャルマイノリティと言われる人々が、いかに「多様」であるかを伝えてくれそうな雰囲気があります。今後に注目。

13. とある結婚

◆カリフォルニア州ロサンゼルスに住む女性同士のカップル、ドイツ系アメリカ人のアンナと、日本人の早紀。

同性婚を禁じる“提案8号”の違憲判決を機に、アンナは早紀に求婚する。

翻訳の仕事も軌道に乗り始めて幸せいっぱいの早紀だが、結婚を知った上司の反応は……。

父との関係に悩むアンナ。周囲の無理解に直面する早紀。

結婚し、養子を得て幸せな家庭を築いていたが、パートナーを亡くした隣人のショーン。

ロサンゼルス在住の著者が描く、とある結婚の物語。

同じくセクシャルマイノリティもの。こちらは一巻完結です。教科書的に多くの人に読んでもらいたい作品です。

14. ヒナまつり

芦川組の若手ホープ・新田の部屋に落ちてきた奇妙な楕円形の物体。それが全ての始まりだった!

物体のなかに居たのは、無表情な少女・ヒナ。強力な念動力で新田を脅し、ヒナは新田家に住みつくことに。かくしてヤクザとサイキック少女の危険な共同生活が始まった!

いやー、好きです。ギャグ漫画ってしりすぼみな作品が多いですが、これは巻数が進むほど面白くなっていきますね。11巻は笑いすぎて泣きましたw

15. アダムとイブ

衰退するヤクザ社会を立て直すべく、“スメル”と呼ばれる嗅覚に長けた男が結成した秘密結社――その会合の突如、“透明人間”の襲撃を受ける!

1人、また1人と仲間が死にゆくなか、五感を研ぎ澄ましたヤクザ達が徐々に“透明人間”の姿を捉え始め・・・変哲なき密室空間が「透明人間VSヤクザ」という比類無きワンダーランドに変わる!

設定が「透明人間VSヤクザ」w もはや読むしかない引力がありますね!

手がけるのはコンビは池上遼一&山本英夫というからたまらない。漫画の巨匠がたどり着いた、ひとつの境地を体験することができます。

オチは賛否両論ありそうですが、それも含めて漫画的でありだと思いました。2巻完結とコンパクトなのでぜひ。

16. 響~小説家になる方法~

とある文芸編集部の新人賞宛に送りつけられた、直筆の投稿原稿。

編集部員の花井は、応募条件を満たさず、

ゴミ箱に捨てられていたその原稿を偶然見つける。

封を開けると、これまで出会ったことのない

革新的な内容の小説であった。

作者の名は、鮎喰響。連絡先は書いていない・・・

純文学を題材にした珍しい青春もの……なんですが、主人公のふるまいがロックすぎて爆笑。これは実はギャグ漫画なのでは……。

2106年末時点で4巻まで発売中。4巻のラストは驚き。一体どのようにストーリーを紡いでいくのか、超楽しみです。

ここら辺もどうぞ。

漫画まとめはたくさん書いてます。ここら辺の記事もどうぞ〜。

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