
バブルじゃあるまいしねぇ……。
大学生は忙しくなりそうですね……。/ 若者の唯一の既得権だった「新卒一括採用」のなくなる日 https://t.co/YmCb0alep9
— イケダハヤト (@IHayato) 2016年10月3日
新卒一括採用が徐々に崩れていきそうです。
ある大手の採用担当者がこんなことを言っていた。
「今まで慣例として新卒採用をしてきましたが、新卒採用が廃止されたら、おそらく我々は新卒は一般採用しないですね。
基本的に若年層の採用はコネ、もしくはインターン一本にするか、ある程度実力がある若年層をヘッドハントします。
中小に勤めているとエース級の人であっても給料が安いですからね。今の倍の給料も出せば、大抵は転職してもらえます。今の新卒採用コストを考えれば、それのほうが遥かに効率的で、かつハズレも少ない。」
大学生以下の世代へ。今の時代、「大学のうちは遊んでおけ」とかいうおっさんからのアドバイスに従うと、完全に死亡フラグです。どこの会社も採用してくれないし、独立してやっていくのも困難。時間に自由の効く大学生のうちに、しっかり能力を高めましょう。
— イケダハヤト (@IHayato) 2016年10月3日
まぁ、そもそも「大学生の遊び」なんて大したものじゃないので、普通にインターンとかして能力を高めたほうが楽しいと思います。1年休学してNPOとかベンチャーでインターンしてみるべし。1年間、重しそうな地方に行くのも面白いでしょうね〜。
— イケダハヤト (@IHayato) 2016年10月3日
大学はレベルやコミュニティによっては、ほんとうに、「ただダラダラと過ごしているだけ」だったりするから怖い。周りもダラダラしているから、それが当たり前だと思い込んで、貴重な時間を浪費していく……。ちょっと行動すると、「意識高い系」とか言われちゃったり。
— イケダハヤト (@IHayato) 2016年10月3日
ぼくも大学生時代はたっぷり遊びましたが、なんて無駄な時間を過ごしたんだろう……と普通に軽く後悔しています。バイトとサークルで4年間を終えてしまったという……。
4年もあれば、なんでもできますよ。イケてるNPOやベンチャーでインターンして力を付けてもいいし、会社をつくってビジネスを作ってもいいし、ブログメディアを立ち上げて稼いでもいい。だらだらと過ごすのは超もったいない。
んで、それは頭でわかっていても、同調圧力で行動ができない、ということもあるのでしょう。
そういう場合は、
- さっさとコミュニティから抜け出すか
- 休学するか
- 大学なんてやめちまうか
……という行動をとりましょう。
とにかく、4年間をダラダラと過ごすと、ろくなことになりません。早稲田政経を卒業してニートやってる人も複数存じ上げておりますので、これはリアルな警告です。
意識高く日々を過ごすのは、サークル仲間とだらだら遊ぶより、ずっと面白いですよ。
自分のやりたいことにストイックに打ち込む。ビジネスに挑戦して数字を伸ばす。第一線の研究者に弟子入りしてアカデミアにどっぷり浸かる。
授業で居眠りして、学生食堂でスマホゲーやって一日終えるとか、クソじゃないですか、普通に考えて。それ続けてると、あとで困りますよ。知りませんよ〜。手助けしませんよ〜。意識低い人嫌いですから。
ぼくは逃げ切れた世代です。今思うと2009年卒は、まだ甘い時代でしたね。リーマンショックとか色々ありましたが、まだ世界はぬるかった。
今大学生のみなさんは……まぁ、逃げ切れないと思ったほうがいいですよ。
2〜3年もすると「新卒一括採用」は形骸化し、「基本的に若年層の採用はコネ、もしくはインターン一本にするか、ある程度実力がある若年層をヘッドハント」というスタイルになるでしょう。
「大学のうちに遊べ」という古い通念に従って時間を浪費したあなたは、そもそも選考に乗ることすらできません。門前払い。当たり前です、使えないんですもの。ぼくだって採用しないっすよw
繰り返しですが、自分の意志で行動して、タフな目標に挑戦することは、それ自体「楽しい」んですよ。
だらだらと日常を過ごすことは、まったくもって面白くないじゃないですか。わかってますよね、それくらい。
若いみなさん、逃げ切れると思っちゃダメですよ。行動してください。困るのは、あなたです。
今なら地方に出るのも面白いので、休学して1年、高知で仕事を作ってみてください。
ブログメディアとかアフィリエイトサイトなら、元手ゼロでできます。「TECH::CAMP」あたりでプログラミング学んで、アプリとかハードウェア作るのもいいでしょう。
意識が高いみなさまを、高知の山奥でお待ちしてますw
ポータブルなスキルを身につけろ
「遊ぶ」以外にぼくがおすすめしたいのは、「ポータブルなスキル」を習得することです。ポータブルなスキル、つまり、「明日違う会社に入っても、すぐに使えるスキル」です。
ぼく自身も、ポータブルスキルを意識してキャリアを形成しています。今のところこんなスキルを持っています。
・テキストコンテンツの制作
・ウェブマーケティング
・ウェブ制作、ディレクション
・編集
・パブリックスピーキング(プレゼン)
これらのスキルはポータブルなので、もしぼくが、明日みなさんの会社に参加したとしても、「即戦力」として通用します。どんな会社であっても、社内の課題を見つけて改善プランを出せる自信はあります(テキストコンテンツはどの会社も改善の余地がありますから)。
学生時代にポータブルスキルを習得する際には、「若者なりの強み」を意識するとよいでしょう。上の世代が習得しにくいスキルを、自分の武器にするのです。具体的には、やはりウェブ、テクノロジー関連のスキルになるかと思います(ウェブデザイン、プログラミングなど)。
あなたは戦場でどんな魔法を使う?

ポータブルスキルの習得は、イメージ的にはRPGの攻略です。どこの街に行っても、どこの戦場に行っても、戦える技、魔法を習得しておくべきなのです。
あまり偏りがあっても危険です。火の魔法しか使えない魔法使いは、火に強い魔物が多い戦場では活躍できません。火だけではなく、他の属性魔法も習得しておきましょう。
とはいえ、そもそも多くの学生は「どんなスキルが社会で求められているか」を肌感覚として理解していないでしょう。まずは、社会にはどんなモンスターがいて、どんな戦士や魔法使いが重宝されているのかを知る必要があります。
それを知るための一般的な方法は、世に言う「インターン」というやつでしょう。企業の現場に放り込まれれば、戦場で何が求められているかを知ることができます。ロールモデルとなる先輩戦士・魔法使いも見つけることができるでしょう。
インターン先におすすめなのは、やはりベンチャー企業、NPOです。鈍重な大企業よりも、流れが早い組織の方が学べるものは多いでしょう。レベル上げをするなら、厳しい環境でやるべきです。インターン先を探すサイトとしてはETICがおすすめです。

ぼくはギリギリ間に合った世代ですが、今の、これからの学生はかなり厳しいと思います。「遊んでおけ」というアドバイスはひと昔前の話なので、真に受けず、自分のポータブルスキルを磨きましょう。
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