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「せめて水を抜いたペットボトルを投げろ」という情けない道徳論|青木真也×イケダハヤト

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東京に一瞬だけ立ち寄り、青木真也さんと対談させていただきました!

 

格闘家に学ぶ。

なぜか編集者の箕輪さんが一番目立っている……w

青木真也さんの新刊「空気を読んではいけない」のプロモーションも兼ねた対談で、箕輪さんが編集して記事にしてくれます。Kindle版もあるのでポチッとどうぞ!

中学柔道部では補欠だった青木真也が、日本を代表する格闘家になれたのには理由がある。

柔道部時代、特異な寝技を繰り返し指導者から見放されても、自分が納得いくことを貫いた。

プロになって、ファンや主催者から批判されても、いっさい自分を曲げなかった。

大きな結果を出すことは、別に難しいことではない。

空気なんか読まずに、一人で狂えばいいだけだ。

異色格闘家・青木真也の哲学。

内容的には全編同意でして、ぜひとも多くの方に読んでいただきたい内容です。しかし、第一章が最高ですねw

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ちらっと引用しますが、かっこいいのがこのエピソード。

中学時代、才能がない中で生き残る術として必死に見出したのが、誰も見たことのない技を繰り出すことだった。

しかし、日本柔道界は「しっかり組んで投げる」スタイルを正統派と見なし、それ以外を認めない風潮がある。

いきなり相手に飛びついて極め技を狙う僕は、明らかに異端児と見なされていた。いくら勝利を重ねても一向に認められることはなく、批判は絶えなかった。周囲から浴びせられる言葉の数々。それらはいつしか、悪意を含み僕を傷つけることもあった。

「テクニックだけで勝っている器用貧乏」

「あいつは伸びしろがない選手」

「今は成績が出ているかもしれないが、どうせ高校、大学に進学したら成長できない」

れる言葉の数々。それらはいつしか、悪意を含み僕を傷つけることもあった。

僕のスタイルに対する言葉は時に陰でささやかれ、時に面と向かってぶつけられた。高校時代には元世界王者の先生から、多くの生徒に見られる中で自分の技をこき下ろされたこともあった。

幼い頃からこういった精神性で競技に取り組んできたわけですね。ぼくは幼少期は空気読んでいたタイプなので、こういう方はかっこよく見えるのです。
 

この本を読めば、「資本主義的な競争ゲームをどのようにして攻略すべきか」がクリアに見えてきます。格闘技なんて競争市場の最たるものですからね。その舞台でチャンピオンになった方の言葉なので、非常に説得力があります。

まぁ、そうした「攻略法」を読者が実践できるかどうかは、また別の問題でもあるんですが……。答えを示してくれているので、あとはもう、できる人はひたすらやるだけです。

 

青木真也×イケダハヤト

新刊「空気を読んではいけない」を発売したばかりの青木真也さんと、多摩センターにてお話しました。東京に一瞬だけ立ち寄った際に、わざわざご足労いただいてしまいました……。

聞き手は幻冬舎の箕輪厚介さん。ベストセラーばしばしの若手編集者です。いくつかに分けて配信していきます!

—–

 

日本トップの格闘家の青木真也とブロガーのイケダハヤト。嫌われようが、叩かれようが、わが道を進む二人が、成長戦略から、人付き合いまで、互いの価値観をぶつけ合った。

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(多摩センター某所にて)

イケダ:はじめまして。さっき新刊読ませていただいたのですが、かなり!共感しました。

青木:ありがとうございます。ずっとお会いしたかったです。

箕輪:今回対談をお願いしたのは、お二人とも周りから難癖をつけられながら生きてきたところが似てるなと(笑)
 

自分が勝てる市場を探せ

箕輪:青木さんは柔道部時代、寝技ばかりをやっていて、「そんなのは柔道じゃない」みたいなネガティブな声に晒されながらも自分を貫いたことが、今では強みになってますよね。

青木:でも柔道という伝統ある業界では、やっぱり難癖付けられたから上に登れなかったわけですよ。

ただ、柔道の次の場として選んだ「総合格闘技」は、業界として未成熟だから、特異なスタイルのままトップまで登れたんでしょうね。

イケダ:今のお話は超重要で、それに気付いてない人が多いですよね。

たとえば、僕らのジャンルだと、小説家になりたいってときに、小説家の賞とかに応募する時点で、まぁ……勝ち目は薄いですよね。

「その伝統の世界に突っ込んでどうすんの?直木賞取ってどうするの?取っても売れねえよ」と思いますが、そこに気づかず伝統に突っ込む人は多い。

青木さんがそうであるように、本当は、違う世界でも戦えますよね。それは「マーケティング」といってもいいでしょう。知らず知らずのうちにレールの上で戦っちゃうような人は、ぜひともこの本読むべきです。

青木:僕は、その点の嗅覚があるんです。

周りの格闘家がみんなアメリカを目指す中でアジアに行きました。「アメリカ市場でアジア人に座らせてくれる椅子があるわけないだろう」と思うんですよね。

イケダ:これはすごく素朴な疑問なのですが……今話しているようなことって、ぼくらからしたら「当たり前」じゃないですか。ちょっと合理的に考えたらわかる話です。

ブログの世界は下の人たちが頭良くなってきてるんです。考えればわかるから、考える力がある若者たちが前に出てくるようになりました。とてもいいことだと思っています。

で、格闘技の世界において、青木さんから見て有望な若手の人いますか?体育会系の世界も、合理的になりつつあるのかな?というのが知りたくて。

青木:そうですね。格闘技の場合、「男気カルチャー」というか……「世界一を目指す」みたいなところで思考停止している感じがありますね。

イケハヤさんと僕からすると一番嫌いなヤンキーカルチャーに染まってしまって、そこで思考が止まるんです。

イケダ:なるほど(笑)

青木:たとえばですけど「文章書くなら、直木賞作家目指さなきゃ駄目なんだよ。芥川賞取らないと駄目なんだよ」って世界なんですよ。格闘技って。

僕なんかはそれを「えぇ?そこいったら勝てないから、僕はネットでちょこちょこ稼ぐよ」と考えていって、今に至ります。

イケダ:「世界一を目指す!」みたいなヤンキー文化に染まると、勝てない市場で戦ってしまうと。

選択肢が狭まっていることに気付いてないまま、そっちに流されていく人が多いんですね。

青木:ああいうものは、「上が下をコントロールしやすい」から機能してるんでしょうね。ブラック企業論理というか。

 

飽きっぽいほうが成長する

箕輪:二人とも新しい技術とか、新しい市場とかを誰よりも早く見つけて結果を出すのが上手いですよね。

イケハヤさんの場合、移住したと思ったら、広大な土地買って楽園作ったりして、やっぱり飽きられないように新しいことをやるっていうのは意識してますか?

イケダ:当然、新しいことはバンバン仕掛けますよね。つまらないので。

ぼくらは飽きっぽいんですよ。同じことをしていると、飽きるんです。

移住した直後は面白いけど、その生活もすぐに慣れて、飽きるじゃないですか。だから土地を買ったり作物植えたりどぶろく作ったり、いろいろ新しいことを仕掛けたくなるんです。

箕輪:世間が飽きる前に自分が飽きる?

イケダ:そうですね。世間よりぼくらのほうが「早い」んです。

もともと飽きっぽいから飽きるのも早いし、それを繰り返していくと、そのサイクル自体も早くなっていく。「楽しめること」のハードルが上がっていくので、どんどん面白いことを仕掛けられるようになりますね。

青木:ああ、わかります。僕らの試合と一緒ですよ。

イケダ:おぉ、通じるところがありますか!

青木:えぇ。初めて5,000人くらいの会場でやったときはすごい興奮したんだけど、今はもう興奮しないんですよ。感度がどんどん鈍くなって、刺激の強い麻薬を求め続けちゃうみたいな感じで。

イケダ:すごいわかります。もはやほとんどのことは物足りないですね。やってみると、まぁこんなもんか、ということの連続です。

 

仕事がつまらないからタワマンに夢中になる

箕輪:二人とも世間的な欲望から自由ですよね。青木さんはチャンピオンなのに派手な生活しないし、イケハヤさんはいつも同じ服着てるし。

いわゆる「タワマン」やら「オシャレ」やらっていう欲望に染まらなかったのは、なぜなんですか?

イケダ:どうなんでしょうね……ぼくらは、やっぱり仕事を全力で楽しんでいるんでしょうね。余計なことを考えたくない。服のこととか考えたくないですもん。この3日間同じ服着てますが、楽ですよ。考えなくていいので。

青木:うん。本にも書きましたが、僕は大晦日のメインで試合した夜も、控え室に残ってた弁当を食べてました。

イケダ:世間的な価値観に染まってる人と「欲望の総量」は変わらないけど、僕らはやりたいことを全力で楽しんでいて、「欲」をそこで発散している……という感じですかね。

箕輪:仕事がつまらないから、タワマンに夢中になる?

イケダ:そうそう。やることがないんですよ、ああいうものに価値を見出しちゃう人は。住めりゃあいいのにね。

 

「いかに休むか」が勝負

イケダ:今日は、青木さんに「超聞きたい!」と思っていることが一つあって。

ぼくも割と格闘家タイプのトレーニングをする人間なんです。

「どこを鍛えたらどこが伸びる」というのがわかるから、ひたすら1日8時間、トレーニングタイムを割り振って鍛えていく、というイメージで文章を書いています。

青木:僕も同じですね。

イケダ:で、友人の作家の方にその話をしたら、「詩のトレーニングは全然違います」と言われたのが衝撃で。

というのも、「詩を生み出す」という行為は、トレーニングとアウトプットが明確につながっていないわけです。ひたすら机の前に向かってトレーニングすれば、いい詩が書けるようになるわけじゃない。

そういう世界なので、日々、料理をするとか、洗濯をするとか、「トレーニングをしないトレーニングをしてます」みたいな話をしていて。

上に行くためには「トレーニングをしないトレーニング」が重要だと思いこんでいるんですが、ぼくは変に真面目なので、つい自分の筋肉を鍛えてしまうんですよねぇ……。

青木:すごく、分かります。

箕輪:面白い。宮本武蔵の世界ですね。

イケダ:そうしないと、差別化できないんじゃないかと。普通にトレーニングをすると能力が上がるのが見えるし、管理はできるんですけど……「トレーニングをしない」ことまで取り入れると、最終的なアウトプットのクオリティが上がるような気がするんです。直感的に。

青木:でもね、休むのは難しいんですよ。

なんでかっていうと、僕でいうと練習は好きでやってるじゃないですか。

イケダ:あぁ、そうなんですよねぇ。ぼくもトレーニング好きです。

青木:あと、ほかのやつがやってるのが怖い。

イケダ:それもあります(笑)

青木:でも、いい年こいて、もうできないんですよ。1日1時間とか2時間にしたいんだけど、もっと鍛えなきゃ、トレーニングしなきゃいけないって切迫感が強くあって。

イケダ:青木さんレベルでもありますか。

青木:あります。だからこそ、うまく休むことが重要で。休んでいる間に、いかにいい人と会って、いい感性を得るか、ということを意識しています。たとえばこういう時間とか。

イケダ:格闘技にも役立つんですか?

青木:もちろんそれは直接的には格闘技じゃないんですが、僕は重要だと思っています。僕にとっては、格闘技というのは要はライフスタイルだから。

イケダ:なるほど、格闘技=試合ではないと。

青木:実際、その人の生き方は試合にも出るし、攻め方にも現れます。だから読む本とか結構大切だと思います。

 

批判がないとつまらない

箕輪:あと二人の共通点でいうと嫌われ者ですよね。青木さんは本の中で、「死ね」とか「負けろ」っていう誹謗中傷がエネルギーになるって書かれていましたけど、イケハヤさんもそうですか?

イケダ:まぁ……「炎上」とかは自然現象みたいなものですよね。それなりの球を投げたら、必ず反応は起こります。さっきもありましたが、もはや雑音がないと刺激がなくてつまらない、みたいな気分になりますね。

青木:叩かれると見えてきますよね。自分がやらなきゃいけないこと。

イケダ:はい。ある種の炎上とか批判があると、「自分の進んでいる道は間違ってないんだな」といい確信が得られますよね。

青木:なんだろうな。格闘技でいうと後楽園ホールとか格闘技好きが集まっているところは、温かいからつまらないんです。

僕がやりたいのは、「こいつ負けて人生潰れねえかな」と思われている中で、勝つことです。

イケダ:エキサイティングですね!そういう世界に浸かりたいです。

箕輪:僕がイケハヤさんに初めて会ったときは、まさに炎上中で。どんな感じなんだろうって思ったら、興味すらなさそうでびっくりしました。

イケダ:それはまぁ、川にポンって石を投げたら、ピョンって水が跳ねるみたいなものですからね。

青木:でもね、不思議と面と向かって「死ね」とか言われたことってないんです。

イケダ:さすがにいきなり死ねって言ったら、ちょっとヤバいですよね、その人。

青木:リングに上がってれば、「馬鹿野郎!」とかはありますけど。会場にいても「この野郎、てめえ!」みたいなことがないっていうことは、それってエンタメなんだなと思って。

箕輪:最近、青木さん周りで一番ざわついたのが、水の入ったペットボトルをリングに投げたら、解説席に座っていた金メダリスト吉田沙保里に当たりそうになって。選手からもファンからも一気に叩かれましたね。

イケダ:美味しいですね(笑)

青木:僕が投げたら、誰かが「この野郎!」って来て、そこで揉めて、それもひとつの仕事になると思ったんですよ。誰かが仕事を取りに来るかな、と思ったんです。

なのに、結局誰も来ないで、道徳の時間みたいに「投げたら危ないじゃないか」って正論ばっかりで……。

イケダハヤト:エンタメなのに(笑)

青木:「せめて水を抜いたペットボトルにしろ」とか言われて。

イケダ:周りがそんなんじゃ、青木さんはまだまだ安泰ですね(笑)

 

凡人ゆえの成長戦略

箕輪:青木さんは本の中で、自分は人より能力が劣るから、常に新しい技術を学ぶと書かれていました。

青木:僕の場合は、ほかのファイターよりも能力自体が低いっていうのわかっているんですよ。だから新しいことを意識して取り入れないと生き残れない。個体として能力劣るんですよ。

イケダ:意外です。明らかに劣るんですか?

青木:はい。ウォーミングアップだけでも、ほかのファイターより能力は格段に落ちるんですよ。

若い子とか外国人を見ていると、「もうこれ無理でしょう」ってなる。

昔、中学の時に「人生とは不平等である」みたいな作文を書いて先生にこっぴどく怒られたことあります。

イケダ:気づくの早い(笑)

青木:「世の中は不平等だけれど、そのことを観念してやるべきなんだというてこと書いたのに、すごく怒られた。でも、不平等じゃないですか?

イケダ:そりゃそうですよね。

青木:だからこそ、それを理解してやらないと駄目だなと思うんですよね。

もう怖いですよ。常に新しいこと、人のやらないことをしないと生き残れないから。

箕輪:青木さんは、外国人のセコンドが来日した時とかにプライベートレッスン受けてるって言ってましたね。トップファイターでそんなに貪欲に「教えてください」って行く人あんまりいないですよね。

青木:いない。僕は練習のときでも、この人のこの技だけはすごいと思うと、やっぱ聞きますよね。練習見てて、「こいつのこれだけは」っていうのがあるんですよ。

箕輪:イケハヤさんも最近、他のブロガーと勉強会みたいのやってますよね。

イケダ:この世界それなりに長いですが、いまだにまったく知らないことも多いですからね。

ブログの世界って「正解がない」ので、一流の人たちで集まると本当に面白いですよ。完全にみんなやり方が違うんです。それはもう、見事なほどに。

やり方が違い過ぎて参考にならないんだけど、参考にならないなりに参考になることが当然あるので、それは楽しいですね。

 

自分のノウハウを人に教える理由

箕輪:逆に自分の技術とかノウハウも教えるんですか?

青木:はい。技術を隠しておくとかって、もうネットが出てきた時点で終了してしまって。どうしたって情報は隠せない。

だからこそ大切なのは、情報をシェアしたりだとか、人に与えること。たとえば、僕が新しい技をイケハヤさんにかけると、イケハヤさんは対策してくれるじゃないですか。そうすると、また新しいものが生まれてって進化していくんで。

イケダ:なるほど。それはやっぱり格闘技の世界でも、そうなんですね。全く同感です。

箕輪:イケハヤさんが売上とか、ノウハウを全公開するのも同じことですか?

イケダ:えぇ、同じです同じです。もう少し違う切り口でいうと、ブログの世界は歴史が浅過ぎるので、みんな遅いんですよ、成長が。下の成長が遅いと僕の成長まで遅くなる。すごいそれが気持ち悪くて。

「お前らまだそんなことやってるの?」って。「さっさといい方法教えてやるよ」みたいな。

全体のレベルが上がらないと、自分がもっと上にはいけない感覚がありますね。すごく今はじれったい。

青木:そう。押し上げられてこないので。

イケダ:教えたほうが自分も上に行ける、というのは真理だと思います。出し惜しみはもったいない。

 

(次回に続く)

 

これかw

「青木真也 ペットボトル」で検索したら発見。

青木さんのレスw

噛み合わないw

吉田沙保里選手もびっくりw

すごい嫌われてるw

嫌われ者の縁切り論

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箕輪:『空気を読んではいけない』の中では青木さんの縁切り哲学が詳しく書かれてますが、イケハヤさんも気の会わない人とはあっさり縁を切りますよね。

イケダ:そうですね。「この人、めんどくさいなぁ」と思ったら切ります。

箕輪:どうして、そこまで割り切れるんですか?

イケダ:ドライですが、お金にある程度余裕があるからじゃないですかね。縁を切れないのは、金銭的に自立できていないから。サラリーマンだったら、上司との縁を切るのは難しいですよね。

箕輪:生き方とか価値観だと思ってんだけど、そこなんですね。

イケダ:お金があるから縁を切れるのか、縁を切れるからお金が集まるのか。ニワトリと卵の話みたいなところはありますが、突き詰めると「お金」の話でしょう。

あとは、ぼくらは家族がいるじゃないですか。妻と子供がいるんで、もう人との縁はこれで十分じゃないかな、みたいな。

青木:それは100パーセント同意ですね。

イケダ:ブログの世界でも、例えばAさんといざこざがあると、「Aさんと僕との共通の友人」が、「Aさんは実はいい人だからイケハヤさん、ちょっと飲み行きましょう」とか言われるんですよね。カネもらってもいかねーよ、って感じですが。

青木:僕は、普通に罵倒して終わりですよ。「うるせえよ、馬鹿。来るんじゃねえ」みたいな。

でもそれって丁寧に言い変えると「お互い違う世界で生きましょうよ」っていうことじゃないですか。

イケダ:うるさい=俺とお前は違う世界で生きていこう、と(笑)

青木:なので、世間の人が思うほど、縁を切るということについて、大ごとに思っていません。もしまた仕事で会って、お互いのメリットが一致したらやりましょう、という程度です。

そのくらいの話なんだけど、でもみんな人間関係ってすごいナーバスだから、すごい大ごとに捉えていますね。

箕輪:まあ、サラリーマン的な世界観だと縁なんて切らないですからね。

イケダ:名刺を集めるように、どんどん人脈を蓄積していって、背負っていく。それじゃあ、やりたいこともできないし、成果も出ないんですけどねぇ。

 

一流でいつづけるための「家族のマネジメント」

箕輪:結局のところ、二人は自分の没頭したいことが明確だから、それ以外はどうでもいいんでしょうね。

青木:僕は、自分の人生の中でやりたいことがあるので、「こどもにさせたいこと」とか全くない。

勝手に自分の好きなことやって、自分でなんとかしてほしい。

箕輪:イケハヤさんもそんな感じ?

イケダ:普通にそうですね。

箕輪:教育はテーマとして面白いですよね。お子さんがいらっしゃいますが、どういう考えをお持ちですか?

イケダ:青木さんと同じだと思いますが、なんかもう、「勝手に生きてくれればいいんじゃない?」みたいな感じです。

親としてできることはお金を用意してあげるくらいでしょう。そうそう、うちは学資保険入ってるんですよ。このあいだ払いましたよ!二人分、1400万!だからもうあとは知らない(笑)

青木:今ね、「ミー・トゥ」って言いそうになった!僕も学資保険を払い込んだ。汗が出ちゃったよ。額も一緒で(笑)

イケダ:え、そこ一致するんですか(笑)

青木:もし僕が死んでも、妻とこどもだけは食べれるようにはしてあるんです。そこまでできて、気はだいぶ楽になりました。

イケダ:わかりますねぇ。こどもが中学生くらいになったら、「お前の口座に700万入ってるから、お前が考えろ」って言えるからいいですよね。

箕輪:やっぱり、自分が好きなことをやるために、それ以外のことは整理してますね。

イケダ:多少ネガティブな言い方なんですけど、「家族のマネジメント」をちゃんとやっていかないと、仕事に影響が出るわけですよ

箕輪:それすげえな。俺まったくできてないです。

イケダ:家族をマネジメントしないと、ベストセラー出せないですよ(笑)

箕輪:うちはぐちゃぐちゃ。青木さんも完璧ですよね。

青木:だってさ、よく考えてくださいよ。仕事で2カ月間とか海外出ちゃうわけで、普通だったら嫁暴れますよ。

イケダ:ですよね(笑)

箕輪:青木さんのとこのシステムはすごいですよ。ボーナス制なんですよ。試合で勝つとボーナスが家族に配られる

イケダ:超面白い!まさにマネジメントですね。頭いいなぁ。

青木:そうすると、応援するじゃないですか。

箕輪:勝っても定額だと、なんで練習にそんなに頑張らなきゃいけないのってなるっていうことですよね。

青木:父ちゃんが試合に勝ったらオモチャがもらえる。どうやって僕がお金稼いできてるかという構造を知ってほしいんですよ。

イケダ:このテーマ面白いですねぇ……考えさせられます!そういう話も次回作では読みたいです。

 

ブロガーウォッチャーとしての青木真也

箕輪:あと、青木さんはブロガーウォッチャーですよね(笑)

青木:中川淳一郎さんとか、山本一郎さんとか、常見さんとかね。ほんと好きなんですよ。やっぱりみんなすごい優秀というか、面白い。すごい言葉だなっていうの発するじゃないですか。言葉が違う。

イケダ:よく見られてますね(笑)

青木:立ち位置論争ですからね。格闘技と同じ。

やり合っていても、お互いが本当に嫌いでやり合ってるわけじゃないってのが見えるので。常見さんとイケハヤさんだって。

イケダ:そうですね。常見さんの残念な感じは、すごい好きです。友だちにはなりたくないですが。

青木:打たれ弱いのがかわいいですね。一方で、中川さんは強いですよね。

イケダ:中川さんは安定感がありますねぇ。

箕輪:はあちゅうさんのすごさってどう分析してますか?

イケダ:この1年で、ものすごくレベルが上がっている感じがしますねぇ。なんだろう。とにかくスピード感がすごい。

箕輪:一緒にnoteマガジンやりましたが、ヤバいですよね。

イケダ:スピード感を高めるためにどういうふうに自分の環境を整えるか、かなり意識的に環境設定をしていますよね。もちろん人も選ぶし。「スピードを最大化させる」ことに意識的な感じが刺激的です。

あの速さはすごいですし、あとはやっぱりどんどん打ち手がうまくなってる感じがしますね。スピード感と同時に打ち手の精度も高まっていく。スーパーサイヤ人化しつつある感じで。

箕輪:最強に近づきつつありますね。

青木:はあちゅうはすごいよね。

イケダ:ぼくは最近、はあちゅう的なスピードから、あえて少し外れてみようとしてるんですけど、やっぱり難しい。

青木:動いてないと駄目な気がしちゃうんだよなぁ。僕よく「マグロ」って言ってるんですけど、常にずっと動いてないと死んじゃう。

イケダ:はあちゅうさんも、ぼくも、箕輪さんもマグロタイプですよね。常に動いている。

箕輪:だからイケハヤさんは回遊をやめて寝てみようかな、と。

イケダ:ですです。ちょっと目を開けて寝てみよう、みたいな。

青木:回遊魚はね、大金持ちにならんから。

箕輪:確かに。クジラじゃないと駄目なんだ。

青木:そうそう。やっぱり我慢して我慢して、ガバーッてやらないと駄目なんです。

だから、結婚するとき嫁にも、大金持ちと結婚したかったら俺はやめたほうがいいです、という話をしました。

 

やりたいことができない東京の辛さ

箕輪:お金といえば、イケハヤさんカネの考え方変わりました?あっち行って。

イケダ:それは変わりますよね。基本的には家も土地もある状態ですし、生活コストもほとんど掛からない。仮に一文無しになったとしても、普通に生きていけるという前提が整ってるのはでかいですよ。

箕輪:それ最強ですよね。

青木:家賃がないのは大きいですね。

イケダ:家なんて最悪自分で作ればいいし、という安心感がある中で生きられる、仕事ができるというのはラクですね。

箕輪:死なないために働くって一番辛いですよね。

イケダ:まぁ、都市だとだいたいそうなりますけどね。まさに東京で消耗。

青木:格闘技やるために東京出てきてる子が多いんですよ。でもやっぱり家賃と生活費で10万、15万必ず出てくじゃないですか。で、バイトする。東京で消耗して、ファイターなのにアルバイターになっていっちゃう人がほとんど

イケダ:本末転倒ですね。強くなるために来ているのに、暮らしていくために消耗して。

箕輪:コンビニで働いて。

イケダ:せめて木こりのバイトでもして、身体鍛えればいいのに。うちの木を伐ってほしいですよ、そういう若者には。

 

これからやりたいこと

箕輪:イケハヤさんは今後何をやってく感じですか?

イケダ:作りたい物が田舎にいるとどんどん出てきますよ。今だと「アブの捕獲機」を作りたくて。ネットで検索すると出るんですけど、情報が古過ぎて文字化けしてるんですよ。

箕輪:メーカーと組んで作るとか?

イケダ:いや、もう自作キットみたいな感じで。アブ捕獲機は結構売れる気がするんです。アブだらけですから。

箕輪:面白い。

イケダ:あとはススメバチの捕獲のシロップも作ろうかなと思って。ススメバチ捕獲シロップ高いんですよ。ここら辺にも売ってるんですけど、小さな捕獲罠が二つで880円くらいで売ってて。

けっこう、スズメバチって生息域によって好みが違うみたいで、市販の罠だと引っ掛からないことがあるんです。でも、僕の友人が作った撃退液はめちゃくちゃとれるんですよ。なので、生息域とかでシロップを分けると、すごい有効なものができる。

―生息域とかで分けて作るってのは、普通のメーカーだったらロットが少な過ぎて開発の対象にできないってことですよね。

イケダ:ですね。だから僕らのほうで、もうちょっとローカルに売っていって、ローカルで最適化していく。原液のコストがたかが知れてるので、ビジネスにもできるんじゃないかなぁ、と。

というアイデアレベルのものも含めると、とにかくいろいろできるわけです。

箕輪:超ブルーオーシャン。

イケダ:スズメバチ撃退シロップを作る人はたぶんフマキラーと僕くらいしかいないような気がします。いいですよ、田舎は。

 

箕輪:おっと、だいぶ時間を過ぎていますね。ここらへんで終わりにしましょう。

イケダ:そうですね、そろそろ東京をでないと。またゆっくりお話させてください。

青木:ありがとうございました。

イケダ:楽しかったです!

 

(了)

 

新刊をポチッとどうぞ!

 

というわけで、ロックな青木さんとの楽しい時間でした。彼の考え方はこの本に詳しく書いてあります。ポチッとどうぞ!人生をナビゲートしてくれる一冊です。

 

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今日も元気にツイート中。


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