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書籍「ロボットの脅威-人の仕事がなくなる日」は全日本人必読。

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これは文句なしに名著ですね。

人の仕事がなくなる日。

急速に進歩する情報技術がもたらす人工知能、ロボット、ソフトウェアの進化は大量の失業、所得格差の一層の拡大をもたらし、経済、社会に破壊的な影響を与えずにはおかない。人工知能やロボットの台頭によってこれからの社会がどう変わっていくのか、経済や雇用、自分たちの生活にどのように影響を与えていくのか知りたい人々にとって必読の書。

類書は地味に多いジャンルですが、これは決定版といってもいい内容。

特に面白いのが、多種多様な事例。書中では「こんなところまで自動化が進んでいるのか!」と驚かされる事例がてんこ盛りです。

Momentum Machinesのハンバーガーロボ。

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これとか超面白い!

サンフランシスコのスタートアップ企業モメンタム・マシンズ社は、高品質ハンバーガー製造の完全自動化に着手した。

ファストフードの従業員が凍ったパテをグリルに載せているのに対し、モメンタム・マシンズの機械は生の挽き肉からバーガーをこしらえ、それから注文に応じて焼き上げる──適度の焦げ目をつけながら、肉汁を内に閉じ込めることまでやってのけるのだ。

この機械は一時間あたり三六〇個のハンバーガーを作るだけでなく、バンズをトーストしてスライスし、トマトや玉ねぎ、ピクルスなどの食材を重ねたりもする。しかもすべて注文を受けてからだ。そして出来上がったバーガーは、ベルトコンベアーでつぎつぎ運ばれていく。

ロボットが雇用に及ぼすかもしれない影響については、ほとんどのロボット会社が細心の注意を払って前向きな話をしようとするが、モメンタム・マシンズの共同創業者アレキサンダー・ヴァルダコスタスは、自社の目標について率直にこう発言している。

わが社の装置は、従業員がより効率に働けるようにするものではない。人の手を完全に不要にするものなのだ

YouTubeで動画を発見。

書中でも紹介されてますが、日本の「くら寿司」とかも自動化してますし、ファーストフードはこれがスタンダードになっていくんでしょうねぇ。

皮肉なことに「待遇の改善」を労働者が要請すれば要請するほど、この種のロボットは普及していくとも思われます。

小売業の自動化。

なるほど!と思ったのがこちら。

状況を一変させる二つめの力は、完全自動化されたセルフサービスによる小売部門の爆発的な成長だろう──要するに、知的な自動販売機およびキオスク(レンタル販売機)のことだ

ある研究の算定によると、こうした市場で販売される製品やサービスの価値は、二〇一〇年には七四〇〇億ドルほどだったのが、二〇一五年には一兆一〇〇〇億ドルを超えるという。

すでに自動販売機はソーダやスナック、まずいインスタントコーヒーを売るだけのものから長足の進歩を遂げていて、いまやアップルのアイポッドやアイフォーンなどの家電製品を売るような精巧な機械が、さまざまな空港や高級ホテルで見られるようになった。

自動販売機のトップメーカーAVT社は、ほぼあらゆる商品に対応したカスタムなセルフサービスソリューションを設計できると豪語している。

自動販売機は小売業界にかかってくる最も重大な三つのコスト──不動産、労働、客や従業員による窃盗──を減らすことを可能にする

二四時間サービスの提供に加え、多くの機械にはビデオ画面が付いていて、興味津々の客に関連製品を買わせるべく、人間の店員とほとんど変わらない調子でターゲットを定めたピンポイントの広告を提供できる。

また顧客のeメールアドレスの情報を取得し、領収書を送ることもできる。要するに、こうした自販機はオンライン注文の利点の多くを提供しながら、しかもその場で商品を渡せるという強みまであるのだ。

超面白くないですか?この話。ぼくが住む高知の山奥とかだと、小売店がすぐに閉まるんですよ。19:00にはみんな終わってます。こういう地域では、高性能な自動販売機はかなり「あり」でしょう。別に人がいる必要はないですもんねぇ。

家電量販店とかほんとアホみたいですよね。「店員に値引き交渉をすると割引になる」とか、アホかとバカかと。はじめから自動販売機でいいですよ。

工場労働はロボットに。

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今さらいうまでもないですが、工場労働もロボット化が進んでいきます。バクスターは有名ですね。日本語サイトもできてるじゃないか……。

産業用ロボットは一般に、複雑かつ高価なプログラミングを要するものだが、対照的に〈バクスター〉は、必要とされる動きのとおりにアームを動かすだけで訓練することができる。

ある施設で複数のロボットを使う場合は、一台の〈バクスター〉を訓練してから、ただUSB機器を差し込むだけでその訓練の内容を別のロボットに伝えることもできる

〈バクスター〉はちょっとした組み立て作業やベルトコンベアー間での部品の移動、製品を出荷するための包装、金属の加工に使用される機械の監視など、さまざまな作業に対応可能だ。

出来上がった製品を配送用の箱に詰めるときは特に才能を発揮する。玩具メーカーのケネックスは、ペンシルベニア州ハットフィールドに工場を持っているが、

〈バクスター〉が製品をきっちり箱詰めしてくれるおかげで、会社全体で使う箱が二〇~四〇パーセント少なく済むようになった

作曲だってできちゃいます。

その他にも、ニュースを自動生成する「Narrative Science」、コンピュータ画家「Painting Fool」、コンピュータ作曲家「Iamus」の事例などなどが紹介されていて実に刺激的。クラシック音楽を作曲するプログラム!こんなものもあるんですねぇ。いい曲じゃないっすか。

ベーシックインカムの導入。

この本はかなり先進的で、「ベーシックインカム」の議論にまで踏み込んでいます。

この話めちゃくちゃ面白いので引用。「ベーシックインカム配ったら働かない人が増えるんじゃないか?」という疑問について。

概していえば、一部の人々がなるべく──あるいはまったく──働かないことを選んだとしても、全面的にネガティブな視点から見るべきではないと思う

覚えておくべき重要な点は、働くのをやめることを選んだ人たちの判断は、すべて自己選択によるものだということだ。要するに、最も野心と勤勉さの足りない人たちなのである。

誰もが先細っていく職を求めて競い合わざるをえない世界では、最も生産性の高い人たちが常にそうした職に就くと考えるのが妥当なはずだ。

働く時間を減らしたり、完全に働かなくなったりする人間が出てくれば、進んで働こうとする人たちの賃金はその分上昇するだろう。なんといっても、これまで何十年も所得が停滞していたという事実こそ、私たちが取り組もうとしている主要な問題のひとつなのだ。

どちらかといえば非生産的な人たちに、職から離れるためのインセンティブとして最低限の所得を与えることで、結果的に、がんばって働きたいという人たちがそうした機会と高い所得を得て生計を改善できるとしたら、とりたててディストピア的なシナリオではないと私には思える

私たちの価値システムは生産性を尊ぶようにできているが、ひとつ心に留めておく必要があるのは、消費もなくてはならない経済機能だということだ。保証所得を受け取って働かなくなる人間も、その近所で小さな事業を立ち上げた勤勉な起業家にとっては、お金を払ってくれる顧客となるだろう。そしてその起業家ももちろん、同じだけのベーシック・インカムを受け取っているのだ。

働かない人が増えれば、働く人の賃金(価値)は上昇するだろう、というのは刺激的な予測ですね。

これは納得感のある話で、たとえばベーシックインカムによって、ブログメディアを運営する人が減ったとすると、ぼくはより多くの収益を得られる可能性があります。

また、人々がコンテンツを消費するための精神的・時間的余裕を得られるようになるので、読者数・滞在時間も増えていきそうですね。

仕事が減っていくのは既定路線。

仕事がロボットやコンピュータに奪われる、というのは、もはやわかりきった話です。

でも、それにしては、多くの人がその前提を受け入れていないようにも見えます。時代遅れの人たちはこの本を読んで、キャッチアップしたほうがいいですよ、マジで。

考えたいのは、そういう未来において、自分がどのような仕事を生業にするか、ですね。ぼくは文章を書くのが好きなので、この仕事を続けていこうと思っています。総じていうと「遊び」に近い仕事は、今後も残りやすいんじゃないかなぁ……レッドオーシャンですが。

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