賛否両論?イケダハヤトが物申す

「死ぬまで働く時代」のキャリア論。消える仕事、残る仕事。仕事選びをどうするか?

こんにちは、イケダハヤトです。まだわかっていない人が多いので、ちょっとがっつり書いてみましょうか。

 

定年退職とか、まだ信じてるの?

すごいなぁと思うのは、今の若い人の中には、未だに「大企業に勤め上げて、定年退職して、年金暮らしする」とか考えている人がいるんですよ。

いやマジで!ちょっとびっくりしますけど、本当にいるんです。出会いましたもん、具体的にいうと愛知県あたりで。トヨタにしたって、いつGoogle、Apple、テスラあたりにぶっ潰されるかわかりませんからねぇ。中にいると、危機感持てないのだろうか……。

ごくごく普通に考えて、今の20〜40代前半くらいの世代が「定年退職して、悠々自適に年金暮らし」なんてできるわけがないでしょう。貴族?w

あんなものは、高度経済成長期だからできた「ボーナス」的な話なんですって。バブルですよ、バブル。

 

「老後破産」。

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NHKでも「老後破産」みたいな特集が組まれてました。それに対する藤田哲朗さんの意見。

「65過ぎたらあとは悠々自適に趣味の生活を」なんていうことはもはや非現実的で、やっぱり歳取ってもなんとか働き続けないといけない時代なんだろうと思う。幸い、人口減少で働き手は引く手数多なわけで、以前よりずっと働き口は見つけやすくなっている。

(略)そうはいっても、歳を取れば体にガタが来て今まで通り稼げなくなることもあるでしょう。もし病気になったりして働けなくなったら、そのときはしょうがないんだから、堂々と生活保護を受ければいい。自活できるところは自活し、無理なら社会に頼るのはおかしいことではない。

セーフティネットを前提におきながら、なるべく自立できるように頑張るというのが、超高齢社会の生き方ではないかと思う。

僕らは働けなくなるまで働きましょう(NHKスペシャル「老人漂流社会」) – アゴラ 言論プラットフォーム

まぁ、完全同意……というか、これが大前提ですよね。働ける人は死ぬまで働いて、働けなくなったら社会保障を頼る。当たり前です。

 

課長さん。「中間管理職」は消えるけど、35年ローン組んで大丈夫?

50〜60代くらいの逃げ切れる世代はいいと思いますが、今の若者世代はガチで危機意識持ったほうがいいと思っている派です。

ポジショントークとかではなく、実際に仕事はなくなっていきますからね…。

経済産業省は27日、人工知能(AI)やロボットなど技術革新をうまく取り込まなければ、2030年度には日本で働く人が15年度より735万人減るとの試算を発表した。

海外企業にビジネスの仕組み作りを握られることで、日本企業の下請け化が進む。多くの仕事で賃金低下も進むと警鐘を鳴らした

産業の新陳代謝を進めれば、減少は161万人に抑えられるとして、日本企業に業界の枠を超えた産業再編や、企業の壁にとらわれない連携を促した。

(略)経産省は「痛みを伴う転換をするか、安定したじり貧を取るか」と、産業界にこれまでの延長線上にない変革を訴える。

AI・ロボット活用しないと30年の雇用735万人減 経産省試算  :日本経済新聞

 

今の若者は「昇進」に興味がないと言いますが、「課長」になったってスキルは伸びませんからねぇ……むしろ賢明だと思います。「中間管理職」なんて、すぐに死語になりますよ。おー、こわ。

 

オススメ本。

未来を考えたい方は、ここら辺をどうぞ。類書はたくさんあります。こういう本をケチって読まない人は、いつまで経っても貧乏人なんでしょうねぇ…。

 

死ぬまで働く。さぁどうする?

ここからが本題。死ぬまで働く時代に、ぼくらはどういうキャリアを歩むべきなのでしょう。

忙しいぼくらですから、先に結論をまとめておきましょう。ここから、具体的に記述していきます。

  • 長期的に見れば、仕事はロボットに奪われる。人間がやるべき仕事は何かを考えよう。
  • 死ぬまで働くんだから、好きなことを仕事にすべき。
  • それが難しいのなら「やっていて苦ではない仕事」を選択すべき。
  • 一社に勤め上げるとかリスク高すぎ。ジョブホッピングをして経験を積む。
  • 最後に生きてくるのは「ナリワイ」の技術。小さな起業家になろう。
  • 生活コストを下げる工夫を。「35年ローン」とかマジでないわ。

 

50年後、その仕事はあるのか?

ぼくらが考えなければいけないのは、50年後の未来です。その未来において、今やっている仕事は残存しているのか。これを考えなければ、貧困に陥る可能性大。

「消えていく仕事」はもうだいぶ見えていて、直近だとここら辺ですね。

  • カスタマーサポート(特に電話対応)
  • 接客
  • 工場労働
  • 運転手
  • 郵便業
  • 清掃員
  • 多くの塾講師・学校教師
  • 農業従事者
  • 中間管理職
  • 事務職
  • 士業
  • 新聞記者、ライター、編集者
  • イラストレーター、写真家
  • 人材紹介業
  • 公務員
  • パイロット
  • 警察官、医者、消防士、弁護士
    ※これは消滅したら社会はハッピーになる、という希望的観測です。

まだまだありそうですが、とりあえずこんなところでしょうかね。

共通していえるのは、「効率化・自動化されていくので、人間がやる必要がなくなる」ということでしょう。

「クルマの運転」はもっともわかりやすい事例で、直近で自動化されていきますね。トラックとかタクシーの運転手の方々は、マジで転職活動した方がいいと思います……。

もっと先の話になると、農業もどんどん自動化されていきます。ぼくも自分でやるのは大変なので、小規模な植物工場を作ろうと思っています。パクチーは水耕栽培できるので、自動化しやすいはずなんですよね。

カスタマーサポートなんかも、昨今話題の「bot」に取って代わられます。人工知能がクレーマーの相手をしてくれるので、みんなハッピーになりますね。うつ病になることもないでしょう。

「工場労働」も着実に減っていく分野です。ぼくは半導体メーカーの工場で研修を受けたんですが、あんなもの、完全にロボットで十分ですから……働いている人には申し訳ないですが。ロボットなら24時間365日、うつ病にも風邪にもならずに働けるので、すぐに切り替わっていくでしょう。

クリエイティブな仕事も、自動化・効率化の危機を免れません。デザイナーやイラストレーター、写真家なんて仕事は、どんどん不要になっていくでしょう。「Over」あたり使えば、いけてる画像とか一瞬で作れますからね……。

中間管理職とかも消えますよね。「課長」「課長補佐」とか超無駄じゃないですかw これからは上限関係のないフラットな組織が増えてくるので、「管理」をメインの職種は消えていきますよ。業務も効率化されるので、そもそも管理が不要になりますしね。

 

将来消えていく仕事に従事している人は、危機感を持つべきです。そのまま働き続けることができないので、転職・独立は必須。そのままでいることしかできない場合は、低賃金・劣悪な労働環境にあえぐことになります。

こちらの本には、以下のような職業が食えなくなると指摘されているようで。未読なのでポチ。納得感ありますね。

・コールセンタースタッフ
・プログラマー
・メーカー開発者
・検査・組み立て工
・計算事務員
・農畜産作業員

 

残る仕事はなんだろう?

……とまぁ、どんどん仕事は消えていくわけです。これは目新しい話ではなく、歴史を振り返れば、これまでにもたくさんの仕事が消えていきました。テクノロジーが進化するというのは、そういうことなのです。今の時代に馬車を引く仕事をしている人はいないでしょ?

考えるべきは、「未来に残る仕事はなにか」です。ぼくの考えだと、こんなものが残りますね。

  • 「遊び」に必要な情報、サービス、商品を提供する仕事
  • NPO職員
  • アーティスト
  • 政治家
  • ソフトウェアエンジニア
  • 金融業
  • 食料生産に関わる仕事
  • 災害に関わる仕事
  • 生殖技術の開発
  • 宇宙開発

ただし!いずれも職能としてはハイレベルなものが求められるはず。下働きしかできないエンジニアは、海外のエンジニアに仕事を奪われることでしょう。

ポイントとなるのは、経済のなかで「遊び」にまつわる産業が台頭していくことでしょう。

 

突飛に聞こえるかもしれませんが、50年後は、「週休3日」ないしは「週休4日」が当たり前になります

実際、ぼくらの社会は休みが増えているわけです。こどもの頃、土曜日は働いていたじゃないですか。社会が進歩すれば、人間がすべき労働は減るので、自然と休みも増えていきます。

となると、経済における「レジャー」の比重が高まっていくことになります。ユートピア的に表現すれば、「遊びくらいしかやることがない」社会に近づいていく、ということです。

そういうときに「遊びのプロ」は経済的にも成功します。今も「アウトドア」市場なんかを見ると、そういう感じになってますよね。スノーピークのような「熱狂的に遊ぶ企業」が、事業を伸ばしていく時代です。

関連記事:利益率50%!アウトドアブランド「スノーピーク」は日本の「Apple」だと思う。

ぼくらブロガーは、この「遊びのプロ」としての存在価値が強くなっていくのでしょう。YouTuberの方々のコンテンツなんか、まさに「遊び」ですよね。経済がこういうものに価値を与える時代になっていくのです。

ヒカキンとか「ゲーム実況」で100万回再生ですからね…。控えめに見ても、これで1〜2万は稼いでいるのでは……。

矛盾するようですが、その裏では「貧困問題」も苛烈を極めていくことでしょう。今はまだ牧歌的な時代です。50年後には、東京は「ゲーテッドコミュニティー」化していくと思いますよ。

そういう悲観的な未来に抗うのが、NPO従事者、ないしは政治家です。「ビジネスでは解決が難しい社会的な課題」が噴出する未来において、超重要な職能になっていくでしょう。

 

技術進歩に関わる仕事も、50年後は残っているはずです。

レイ・カーツワイルのように「人工知能が人間を凌駕する」みたいな予測もありますが……マイルドに見て、それは50年後には訪れないでしょう。相変わらず最先端の技術は、人間の頭脳で開発しているはずです。

半導体(と、それに代わる技術)、人工知能、宇宙開発、ナノマシン、医療、交通、通信などなど、まだまだ技術的に未発達な分野は残されています。こうした仕事に関わる技術者は、クリエイティブに働き続けることができるでしょう。

 

好きなことを仕事にしよう。

まず基本的なこととして、死ぬまで働くわけですから、好きなことを仕事にすべきですよね。

これはシンプルな話で、「嫌な仕事を死ぬまでしたいか?」という問いで解決します。嫌に決まってますよね。そんなの。

そもそも、心身が持たないと思います。どっかでうつ病になって強制リタイアですよ。人間はもろい。

「定年退職」「年金」という仕組みは、「ゴールがあるから、多少嫌なことがあっても、我慢して働け」というメッセージを持っています。この双方が崩れた今となっては、「嫌なことがあろうが、死ぬまで働け。それが社会だ」みたいな話になってしまいます。

「好きなことを仕事にする」のは簡単な話ではなく、現時点では、相応の自助努力が求められます。ぼくは毎日ブログを更新しまくることで、好きなことを仕事にすることができました。

未来を生きる子どもたちには、早い時点で「好きなことを仕事にする」道を歩ませたいですね。「この仕事はそれなりに楽しいから、死ぬまでやっていける」と言える人は、経済的にも問題なく生きていけるはずです。

関連記事:好きなことを見つける方法・決定版。

 

「やっていて苦ではない仕事」を選択すべき。

仕事人生は長いわけなので、「好きなことが見つからない、好きなことが仕事にできない」としても、急ることはありません。

控えめに見て、「やっていて苦ではない仕事」を選択することができれば、だいぶ生き延びやすくなるはずです。「まぁ、この仕事なら死ぬまでやることになっても、そこそこ楽しめるかな」くらいの仕事です。

「好きなこと」というのは得てして「他の人とかぶる」ので、誰もが好きなことを仕事にするのは、市場原理的に難しいと思われます。競争が厳しくなって、稼げる人と稼げない人がくっきり分かれてしまいます。

なので、50年後の未来においては、今もそうであるように、大半の人は「大好きとは言えないけれど、やっていて苦ではない仕事」に従事しているのでしょう。

ただし、そういう状況を解決するサービスも登場するかもしれません。「この求人サイトに登録すれば、80%の確率で、好きなことを仕事にできます」みたいな。

 

ジョブホッピングは当たり前。

生存確率を高めるために、会社を転々とする(ジョブホッピング)は有効でしょう。

最初に入った会社が「当たり」であることはむしろ稀です。ぼくのように、「会社には勤めてみたけれど、そもそも自営業の方が向いていた」という人も、実はかなりいるはず。

「3年以内の転職は不利になる」みたいなアホくさい話を信じている人は多いですが、こんなものは過去の話ですよ。だって終身雇用じゃないんですから。

これからの時代は、合わない環境にはさっさと見切りをつけて、自分の能力を高められる場所を探すべきです。自分にあった環境というのは、探せばちゃんとありますから。

その意味で、転職をサポートするビジネスは今後も伸びていくでしょうね。「環境を変えたい」と思う人たちは、ますます増えていきます。

関連記事:「移住したい」あなたがチェックしておくべき就職・転職サイト

 

小さな起業家になる。

長期で考えると「会社で勤める」という選択肢は、主流ではなくなっていくでしょう。50年後は、今よりももっと「小さな起業家」が増えています

そもそもですね。「自分の生計を立てるビジネスを自分で作る」のは、そんなに難しい話じゃないんです。「会社に勤めないと、お金が得られない」というのは大間違い。

Bizer」や「freee」「Misoca」のように、中小企業・フリーランスをサポートするサービスも増えてます。「BASE」のようなマーケットプレイスもありますし。

クラウドソーシングもいいですね。ランサーズとかクラウドワークスがあれば、すぐに生計立ちますよ。

自分の生計を自分で立てられるようになれば、人間はだいぶ自由になります。

んで、そのためのハードルは、下がり続けています。会社の仕事と並行して、副業にチャレンジしていくのがスタンダードな生き方になるのでしょうね。

エンファクトリー」のように、「副業大歓迎」の会社も増えてますから。うちのパートナーサイト「PARAFT」にも、副業歓迎の求人が掲載されていますよ。時代は着実に変わっているのです。

 

生活コストを上げるな。

不安定な時代において求められるのが「生活コストを上げない」ことです。

自分でいうのもなんですが、我が家は田舎に住んでいるのもあって生活コストがかなり安いです。家賃が3万ちょっとで、水道代もタダ、畑から野菜が手に入りますからね。

もちろん「ローン」もありません。こどもは2人いますが、莫大な教育費をかけるつもりは、今のところありません。進学塾なんて行くのは情報弱者ですよ。

周囲に流されて「35年ローン」とか組んで狭い家とかマンション買っちゃうような人は、変化しにくくなるので、これからキツイと思いますよ。まずはそのメンタリティを捨てることからです。

 

変化しながら、生きていこう。

とまぁ、偉そうに書きましたが、もちろんぼくだって、正確に未来は読めません。50年後、人工知能が進化しまくって人間が滅ぼされてるかもしれませんしね。

ひとつ確実なのは、「変化できる人は強い」ということです。ビバ前言撤回。「昨日の自分」を引きずらない人は、生存確率が高まります。

多くの人は、そもそも「変化力」がなさすぎるんです。ぼくなんかどんどん前言撤回してますからね。すみませんね、なんだか。この記事もあとで読んだらウソまみれかもしれませんw

とりあえず手を出して、ことばにしてみて、大して上手くいかないときは放置して、あとでまたそれを拾い上げて、また捨てて……みたいな「失敗を前提とした試行錯誤」をしていかないと、これからはうまくいかないんですよ。正解を見つけたとしても、それはすぐ陳腐化していきますから。

 

「変化」を恐れる人は多いですが、これが案外、慣れると楽しいんですよ。ぼくはもう変化中毒ですね。自分が変わっていくのが、楽しくて仕方ない。

これは心の持ちようなので、一歩前に踏み出すことを繰り返していけば、あなたも同じような「中毒」になるはず。

何をしたらいいかよくわからない人は、とりあえずぼくが住んでる高知県にでも遊びに来てください。それだけでも、何か変化に気付けるかも。高知は変な場所なので、カルチャーショック大きいですよw

 

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