賛否両論?イケダハヤトが物申す

辞めてわかった!大企業就職のデメリット11選

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大企業で働く若者から「ベンチャーに転職しようと思っているんですが…」と相談を受けました。大企業・ベンチャー・自営業すべてを経験しているので、自分の経験を書いてみようと思います。

 

1. 大企業は「職種」を選べないのがキツイ

ご想像の通りぼくはアンチ大企業派なのですが、事実ベースでいえば、大企業って「職種」を選ぶことがクソ困難ですよね。

大企業時代のとある上司は、「国内営業→海外営業→カスタマーサポート→法務→広報」と、信じられないくらい多様な職種を経験していました。今はまた違う職種で働いているのでしょう。
で、もちろんこうしたキャリアの変化は彼の意思ではなく、人事が一方的に決めた采配だと思われます。なんだそれw 

大企業がキツイのは、第一にここだと思うわけです。
「マーケティングがやりたくてこの会社に入ったのに、なぜか経理に送り込まれてキツイ」なんて話は、割と一般的です。
「職種別採用」で入ったとしても、そのあとのキャリアは結局選択できなかったりしますしねぇ。

その会社のなかにずっといるのなら、多様な職種を経験する意味はあるでしょう。
が、転職・独立が前提の場合、ジェネラリストは得てして「使いづらい」ものです。「営業も法務も広報もできます!」みたいな人が、一流なわけがないと思うんですよね〜。専門的スキルが乏しいはずで。

これからの時代は、自分でひとつの職能を決めて、それを極めていくスペシャリストタイプが生きやすいのです。そう思ったので、ぼくは大企業を辞めてベンチャーに転職しました。
今は「ブロガー」という職業のもと、マーケティングスキルをビシバシと磨いております。この武器があれば、どこでも戦っていけますからね!

 

2. 大企業は「勤務地」を選べないのがキツイ

思い出すだけで胸が苦しくなるんですが、ぼくがお世話になった上司は、東京郊外に家を買った瞬間に、地方に飛ばされました…

ひどい話ですよ、本当に。せっかくマイホームで子育てできると思ったのに、遠方に飛ばされて単身赴任。もはや人権侵害。奴隷労働。まだこういう悪習、一般的なんですかね?信じがたい!!

上記はたぶん極端な例ですが、大企業で働いていると、突然別の拠点に飛ばされることは、そう珍しくはありません。「来月から大阪で働いてね」とか、意味がわからない……。
会社の都合でいきなりオフィスが変わるとか、ほんとやってられないですよね。ましてや家を買ってしまった直後とか。家族の事情だってあるわけで、本当にひどい話だと思います。
住む場所を選ぶ権利なんて、最低限の人権だと思っていたけれど、大企業では違うようです。

 

3. 大企業は「上司」を選べないのがキツイ

あとは、大企業って上司を選べないじゃないですか。これ超キツイですよ。

ベンチャー企業なら、少なくとも「社長」は自分で選ぶことができます。
ぼくもかつて勤めたベンチャーでは、社長に惚れて就職したところがあります。結局その会社は1年で辞めてしまいましたが、彼と一緒に働けたのはよかったなぁ、と今でも感じています。
 

一方で「上司を尊敬できない」というのは、大企業あるあるです。これキツイですよねぇ。上司どころか、社長も距離が遠すぎて尊敬できないものですし。
リーダーを選べない環境はリスクですよ。
先導する人が無能だと、自分も成長できないし、愚痴っぽい人間になっていきますから。
大企業で働いている人は、このリスクに無頓着である気がします。だからみんな、新橋で上司の愚痴をだらだら吐き出しているんでしょうねぇ。無駄すぎ。

 

4. 大企業は「働く仲間」を選べないのがキツイ

大企業の場合、同僚も選べません。これもまたキツイ

漫画「ワンピース」で言ったら、よくわからない人と一緒に大海原に出るようなものです。しかも船長は自分で選んだわけでもない。ぜったいに航海失敗しますよねw 船長も同乗者も、しっかり自分の力で選びましょう。そこがスタートなんですよ、ほんとうは。

ぼくは大企業をやめてから、如実に「仲間を選ぶ」ようになりました。
これは基本中の基本です。合わない人とは仕事になりませんから。そんなことは当たり前ですよね。尊敬できない人と一緒に仕事をすると、自分のパフォーマンスも落ちます。
といっても、大企業のサラリーマンには伝わらない話なのでしょう。彼らにそんな自由はありませんからね……。

 

5. 大企業は「仕事を断れない」のがキツイ

まだまだあるよ。
大企業で働いていると、仕事を断る自由がなくなります。そういう前提自体がないじゃないですか。
大企業においては、上から降ってくる仕事をこなすことは「絶対」なんです。それがどんなに非生産的であろうと、あなたはこなさなくてはならない。
 

小さな組織なら、「そもそもその仕事を自分たちがやる必要があるのか?」という疑問を抱く余地があります。ぼくは自営業なので、日常的に仕事断ってますよ。そりゃそうですよ、やるべきじゃない仕事って多いですから。

「仕事を断る自由」のあるなしは、働く上で超大切なのです。成果を出したければ、仕事は選り好みしないといけないのです。
……まぁ、大企業勤めの人にはわからないと思いますが。

 

6. 大企業は「成果をあげても給料に反映されない」のがキツイ

いうまでもなく、大企業で勤めている以上、あなたの年収には限界があります。

ぼくが在籍していた会社では、20代のうちは、ひっくり返っても年収400万が上限でした。
どれだけ優秀であろうとも、年収600万円に達することは、20代ではありえないのです。なんちゅう仕組みだ。
 

大企業は、個人が出した成果が、悪い意味で薄まって組織に広がってしまうのでしょう。
あなたが頑張って1億円稼いだとしても、社員数5万人の会社なら、ひとり頭+2,000円程度の儲けにしかなりません。10億円でも2万円。
そりゃ、あなたの給料は上がりませんよ。

大企業を辞めてからは、自分の出した成果が、そのまま報酬に直結するようになりました。
当然のことだと思いますが、この環境は気持ちいいんですよ。今は年商3,000万円くらいで、のんびり田舎で暮らしております!

 

7. 大企業は「コミュニケーションコスト」が高すぎるのがキツイ

大企業時代、アホか!ということがたくさんありました。

大した話でもないのになぜか大人数で定例会議が開かれる、とかあるあるですよね。20人集まって、話すのは2〜3人。1時間の会議で、半数はボーッとしているか、寝ている。マジで経験しました、これ。

工場と本社の心理的距離感にも驚かされました。お互い、同じ会社なのに「違う人間」として捉えているんですよね。そういう会社の仕組みだったのでしょう。
なんかもう、面倒ですよね、そういうの。

「稟議」という蕁麻疹ワードも忘れはいけません。
なんですか、稟議って。時間の無駄のこと?
 

そう、大企業は人が多すぎるあまり、コミュニケーションコストも高騰しているんです。
どうでもいいことに時間を割くのが嫌で、ぼくは会社を辞めました。
自分の時間は有限なのですよ。

8. 大企業は「プロジェクトやめる」ことができないのがキツイ

大企業でやるプロジェクトって、「こりゃあいまいちだなぁ」とメンバー全員が思っていたとしても、「やめる」判断が下せないんですよね。ステークホルダーが多すぎるんで、やめるにやめられない状況にがんじがらめになってしまいます

「多分うまくいかない」「やっていて面白くない」「早く部署を異動して、このプロジェクトからは手を引きたい」とメンバーの多くが感じているのに、それをやり続けないといけない。それじゃあ……月曜日が憂鬱ですよね。

「やめたいときにやめる」というのは、人間的な権利だと認識しましょう。やりたくもないことを続けていると、人間はマジでうつ病になりますよ。笑い話ではなく。

 

9. 大企業では競争から抜け出せない。

超おすすめの名著「ルールを変える思考法」にこんな記述があります。大企業のおっさんたちには、血が出るまで目をかっぽじって読んでもらいたい。

「儲けることばかり考えていてはダメ」というのは、道徳の話ではなく科学の話です。

(略)「きちんと説明できないんだけど、正しいと自分が思うこと」—これを人間は「感性」という言葉で表現してきたのではないでしょうか。「感性」のところまでいけば、競争が起こる可能性はかなり減る。

【読書感想】ウケるコンテンツを作るコツは、この一冊に詰まってる。川上量生「ルールを変える思考法」

大企業はまさに「儲けることばかり考えて」いますよね。そりゃそうだ、大量の社員を養わないといけないわけですから。そして、みんなと同じようなことをして、競争して、負けていく。だめだこりゃ。

一流の人はみんなわかってるんです。こちらも超名著「未来に先回りする思考法」から。

リアルタイムの状況を見ると自分も含めて誰もがそうは思えないのだけれど、原理を突き詰めていくと必ずそうなるだろうという未来にこそ、投資をする必要があります。

あなた自身がそう感じられないということは、競合もまたそう感じられないからです。

ぼくらが真に考えるべきは、「競争しない」ことです。そのためには、未来の競合よりも早く、ポジションを作らなくてはいけない。

でも、それは少なくとも最初の時点では「ほとんどの人にはよくわからないもの」なんですよ。

フェイスブックだって出始めの頃は「よくわからないもの」だったんじゃないでしょうかね。

Googleだって「なんでこんなものを作ったんだ?」と思われていたそうですよ。

ニコニコ動画も「心の底から成功を信じていた人はいなかったはず」と川上会長自身が語ってますw

それでも、やるんですよ。うまくいくかもしれないから。再び「ルールを変える思考法」から。

「新しいことをやるときには人に説明しない」というのは、僕のポリシーのひとつです。なぜかといえば、新しいチャレンジをやるときは、必要最低限の人が知っていれば十分で、それ以外の人の存在はジャマになるだけだからです。

わかりましたか?大企業は「説明」が必要じゃないですか。だから、ダメなんです。ぼくは絶対に働きたくないでござる。

 

10. 大企業は「自分の努力でどうこうできない」のがキツイ

ぼくが在籍していた会社は、入社した2009年度、なんと2,000億円の赤字を出していました。2,000億円ですよ。黒字じゃなくて赤字です。信じられない金額です。

この金額を見て、若かりしぼくは「あぁ、すげー、これもう自分の力でどうこうできるレベルじゃないよな」と確信しました。これが大企業か!と。

ベンチャー、自営業のいいところは、「自分が頑張れば割となんとかなる」ことです。
努力の問題でなんとかなることが多い、というのは幸せな環境です。
そうじゃないと、無気力になっちゃいますからね。
ぼくは大企業時代、最後の方マジで無気力でした。まぁ、そりゃそうですね。

 

11. 大企業は誰も責任を取らないのがキツイ

最後に。一番怖いなと思ったのは、たとえばそういう赤字が出ている状況でも、「責任を取る」という意識が、全体的に希薄なんです。

かくいうぼくも、新卒だったこともありますが、「2,000億円」の赤字は完全に他人事でした。誰かなんとかしてくれるだろう、と。ぼくの上司もそうでしたし、程度の差こそあれ、経営層もそうだったのではないかと思います。

それは結局、「自分の力ではどうこうできない」という諦めが、根底にあるのでしょう。自分の力でどうこうできないわけですから、当然自分には責任はありません。
そういうロジックが会社全体に広がってしまうのは、恐ろしいことです。

ぼくは自営業ですから、経営に失敗したら、それはもう完璧に自分の責任です。
誰のせいにすることもできません。
働く上では、この前提が健全だと思い至るようになりました。

 

成長しているベンチャーに身を置くのは合理的

大企業、ベンチャー、フリーランスというジョブチェンジを繰り返している人間としても、「大手を蹴ってベンチャー」という選択肢は十分合理的だと思います。具体的な社名でいえば、「ソニーを蹴ってRettyへ」「パナソニックを蹴ってみんなのウェディングへ」「みずほを蹴ってvingowへ」「リクルートを蹴ってNPOフローレンスへ」などなど。

大企業のよいところは「新人教育に時間を掛けてくれること」、とはよくいいますが、新人教育が通過儀礼的な意味合いしか持たないことも多いのが事実です。ゆえに、転職や独立が前提の場合、それほど「大手の新人教育」は魅力的ではないと僕は思います。

これまた具体例でいえば、僕自身、大手半導体メーカーで半年ほど新人教育(マナー教育、工場研修など)を受けましたが、ぶっちゃけ今この時点で、役立っているかというとそんなこともないんですよね。工場の知識なんかは社内的には役立つので、会社に留まっている場合は有益なんでしょうけど、今となっては一般教養以上の意味はありません。

「大手を蹴ってベンチャー」の条件を考えてみる

もっとも、「大手を蹴ってベンチャー」が合理的になるためには、いくつかの条件があるでしょう。思い付くかぎり、こんなところでしょうか。

・比較的早期(入社数年程度)での転職・独立を考えている
・入社予定のベンチャーがぐんぐん成長している(市場全体も、その会社も)
・ベンチャーとはいえ、労働環境・待遇が良好(やりがい搾取ではない)
・入社予定の大手企業の成長が鈍化・停滞している
・大企業よりもベンチャーの方が個人としても成長できる予感がする

逆にいうと、

・転職・独立を考えていない(大企業で骨を埋める覚悟がある)
・入社予定のベンチャーの成長が停滞している(市場、会社自体も)
・ベンチャー企業の労働環境が悪く、新人を低賃金で雇用できる使い捨てとして見ている
・入社予定の大手企業がぐんぐん成長している
・ベンチャーよりも大企業の方が成長できる予感がする

なんて場合は、「大手を蹴ってベンチャー」は損な選択となるでしょう。無論、大企業がそうであるように、ベンチャーといっても一概に良いとはいえません。選択に迷った場合は業界に詳しい、周囲の社会人の意見を参考にしてみるとよいでしょう。

低迷する半導体業界と、ソーシャルメディアコンサルという成長業界の両方を経験した身としていえるのは、若いうちに身を置くなら、やっぱり成長が激しい分野です。

労働時間は長くなる可能性はありますが(僕はベンチャー時代も定時退勤してましたので人それぞれです)、スキルも磨けますし、人脈も広がりますし、同じベンチャーなら転職も比較的容易ですし、悪いことはそんなにないんじゃないかと思います。

強いてベンチャーのデメリットを強調するのなら、周囲に流されて長時間労働をして身体を壊す、というのが怖いぐらいでしょうか(若いうちは無理できるから、といって潰れていった同世代を僕は何人も見ています…)。

関連本。自身も起業家である小川さんの書籍。ベンチャーに行く場合は、この手の起業家本はたくさん読んでおくといいでしょうね。

 

ぼくはベンチャー、自営業をおすすめします。

アンチ大企業大魔神、イケハヤ的ポジショントークです。大企業は日本の害悪だ!

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今はほんといい時代なので、「wantedly」とか「ニクリーチ」「ビズリーチ・キャンパス」とか使って、いろんな人と企業に会うといいと思います。ニクリーチなんて、焼肉おごってもらえるんですよ!

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ぼくらの頃はツイッターすらなかったからなぁ。羨ましいですよ、ほんと。

ぼくが今学生なら、2年くらい休学して、複数のベンチャー、NPO、中小企業で修行しますね。

そのまま内定もらえれば、就活する必要もないし。独立するための知見も磨かれるでしょう。

 

ポイントは「上司を選ぶ」「職種を選ぶ」「自分の裁量で仕事を生み出せる」というあたりなんで、中小企業なんかもいい選択肢になりますね。地方の旅館とか超面白そう。

とにかくまぁ、大企業はリスクが大きすぎてお話になりませんわな。

自分が「どこで」「どんな上司」の下で、「どんな仕事」をするかわからないとか……何その主体性のなさw 入社した時点で社会の駒じゃないか!

……あ、そういうことに疑問を持たない人には、大企業はうってつけだとも思います。「能動性ゼロ」の人には向いてるんじゃないかな。

そのままだと人工知能とかに仕事奪われるでしょうけど、まぁ、なんとか生き延びてください。これからの資本主義は厳しいですよ……。

 

関連記事転職先は「尊敬できる人がいるかどうか」で選ぶべき。

というわけで、ぼくは大企業よりもベンチャー、または自営業をおすすめします。

「この会社の技術に惚れた」など、何らかのこだわりがあるなら大企業もいいと思いますが、「なんとなく安定しているから大企業に入る」とかはリスキーです。かつてのぼくがそうだったので、よくわかります。さっさと大企業を辞めてよかったと、心底思います。

今はいい時代で、ベンチャー企業の雇用も充実しています。

ベンチャーに強いヘッドハンティングサイト「Switch.」あたりに登録(Facebookログインで一瞬で登録できます)しておけば、スカウトがくるかもしれません。自由な働き方ができる会社を集めた「パラフト」も必見です。独立・転職したいエンジニアの方には「ギークスジョブ」なんてサービスもあります。
 

ぼくが大企業に勤めていた頃は、こういうサイトもありませんでした。今は、アクションを取るのは簡単な時代なのです。時代の流動性は高まっているので、淀んだ大河から出て、流れの速い清流に移動するのもいいんじゃないでしょうかね。

 

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