このマンガは読んでおけ!

マンガは無料で読む時代。無料の「スマホ漫画アプリ」をまとめてみた&市場の考察

スポンサーリンク

市場研究を兼ねて、無料マンガアプリをリサーチしてみました。かなり増えてきましたねぇ。

マンガボックス

スクリーンショット 2015 07 28 14 22 18

DeNAのヒットアプリ、すでに800万DLを超えています。「恋と嘘」「穴殺人」あたりがヒット作ですね。

基本的に無料で読めますが、有料で1巻ずつ購入できる「コミックストア」機能もリリースしています。アマチュアが投稿できる「インディーズ」機能もあり、Webマンガ文化を引き継ぐプラットフォームとしても注目です。

Comico

スクリーンショット 2015 07 28 14 27 13

マンガボックスと並んで巨頭となっている「Comico」。現在1,000万DL。運営はNHN PlayArtです。

人気作品は「ReLIFE」。これ一本で引っ張っている感じすらあります。
 

マンガボックスと比べるとインディーズっぽい作品が多く、また「縦読み」という特徴的なUIを採用しています。スマホ時代のマンガはこうなるかもしれませんねぇ。

こちらはライトノベル投稿機能もあり、マンガボックスとは違う市場を狙っている感があります。マンガ雑誌が「ジャンプ」「マガジン」など複数存在しているように、無料マンガスマホアプリも「一強」にはならない予感がします。
 

スクリーンショット 2015 07 28 14 31 18

LINEマンガ

スクリーンショット 2015 07 28 15 10 10

言わずと知れたLINEのマンガアプリ。1,000万DLを突破しており、業界では最大手といっていいかも。

「LINE マンガ」では、これまで対象コミックを購入すると当該マンガキャラクターのスタンプを無料でダウンロードすることができる「スタンプ付きマンガ」や、期間限定で特定作品の1巻または複数巻が無料閲覧できる「無料マンガ」、人気のマンガ作品を日替わりの連載形式で無料閲覧できる「LINE マンガ連載」、新作やキャンペーン情報をLINE上からPush形式で通知する「LINEマンガ」公式アカウントなど、マンガ作品とユーザーを出会わせる仕組みが継続的に好評を得て、サービス開始から1年10ヶ月となる1月31日にダウンロード数1,000万件を達成いたしました。

【LINE マンガ】国内最大規模のスマートフォン向け電子コミックサービス「LINE マンガ」、ダウンロード数1,000万件を達成 | LINE Corporation | ニュース

さらに、サービス開始からの累計売上も49億円を突破しており、新たなマンガ流通プラットフォームとして成長しています

コミック化されている作品も多く、配信作品はいずれもクオリティ高いです。電子書籍をシームレスに購入することもでき、「立ち読みががっつりできるAmazon」っぽい使い勝手です。

スクリーンショット 2015 07 28 15 12 43

GANMA!

スクリーンショット 2015 07 28 14 33 28

累計140万DL突破のスマホマンガアプリ。運営はマンガ投稿サイト「マンガゲット」を展開する「COMICSMART」。

人気作品は「ミリオンドール」で、アニメ化&コミックス化されています。

マンガに特化したベンチャーで、次世代の出版社になろうとしている気概を感じます。ここ話を聞きにいきたいな…。

スクリーンショット 2015 07 28 14 36 59

MangaONE

スクリーンショット 2015 07 28 14 57 15

こちらは小学館が展開する無料マンガアプリ。小学館の人気コンテンツ、新作コンテンツを閲覧することができます。

スクリーンショット 2015 07 28 14 58 17

投票システムがあり、得票数に応じてボーナスやアニメ化などのステップが提供されます。

スクリーンショット 2015 07 28 14 58 57

週刊Dモーニング

スクリーンショット 2015 07 28 15 00 19

こちらは講談社。「グラゼニ」「へうげもの」「インベスターZ」などなど、「モーニング」などの人気作品が読める無料アプリとなっております。

少年ジャンプ+

スクリーンショット 2015 07 28 15 05 14

こちらは集英社のジャンプ。小学館・講談社・集英社は、一応すべて無料の漫画アプリを出していたりします。どこまで本気でやるかが勝負でしょうねぇ。

ハートコミックス

スクリーンショット 2015 07 28 14 38 57

ソフトバンクグループの「SBイノベンチャー」が運営する無料マンガアプリ。有名作家と提携してマンガを配信しているタイプです。

掲載作は「ドラゴン桜」、「F」、「ザ・シェフ」、「ラブひな」、「女帝」、「CAとお呼びっ!」など500作品以上。「ラブひな」無料は時間つぶしに最高でしょうねぇ。懐かしい。

マンガBANG!

こちらも有名作家と提携しているタイプのマンガアプリ。「カイジ」「女帝」「新・特命係長 只野仁」など、往年の渋めのマンガがフィーチャーされてます。運営は「Amazia」。この戦略、どこまで伸ばせるんでしょうね。

漫画読破

スクリーンショット 2015 07 28 14 43 26

250万DL突破の無料マンガアプリ。こちらも上2つと同じモデルです。

コミックス・写真集・ノベルスの版権をお持ちのコンテンツホルダー様を募集しております。弊社にてスマートフォン向けアプリを開発、広告モデルによるマネタイズをお手伝いします。

ただ、こちらはインディーズのマンガ作品も配信しています。過去作品だけだとあんまり未来がない、ということかもしれません。運営は「ROKUSHIKI」。

しかし、カテゴリがちょっと独特すぎて笑ってしまいました。「ハードボイルド」「お色気」「水商売」「ヤンキー」w

スクリーンショット 2015 07 28 14 44 58

絶版マンガ図書館

スクリーンショット 2015 07 28 14 48 50

「Jコミ」ブランドで展開していたサービス、名前が変わって「絶版マンガ図書館」になりました。名前の通り、絶版マンガが無料で読めます。代表は「ラブひな」の作者でもある赤松健氏。ビジネスモデルなどはここのページが詳しいです。

 私は、旧「Jコミ」で、上記のような「古い絶版作品の広告収益モデル化」の他にも

「JコミFANディング」

(クラウドファンディング形式で、レアな作品群をセットで限定販売する)

「Jコミで印刷できるってよ」

(惜しくも単行本化されなかった作品を、紙で一冊から印刷物にする)

無検閲を実現した「スマートフォン用アプリ」

(通常ならプラットフォーム企業に削除されるような表現があっても、検閲無しでそのまま読者に読んでもらえる、iOS用とandroid用の読書アプリ。)

などを開発し、数多くのマンガ家の方々に喜んで頂くことができました。
(一般+成人向けを合わせて、作家400名以上)

まとめと考察

というわけで、無料マンガアプリは概ね3つのジャンルがある感じですね。

  • 新興プラットフォーム:マンガボックス、Comico、LINEマンガ、GANMA!
  • 大手出版社勢力:MangaONE、少年ジャンプ+、週刊Dモーニング
  • 過去作品配信勢力:ハートコミックス、マンガBANG!、漫画読破、絶版マンガ図書館

まだまだ市場は黎明期で、伸びていく余地がありまくると感じています。機能的な進化もまだまだいけるでしょうねぇ。Amazonあたりが本気出してこの分野に絡んでくる可能性もありますし(LINEマンガで買った本をKindleで読める、とか期待します)。

今後、カテゴリー的に「ニッチなジャンルのマンガがまとめて読めるアプリ」が続々と出てきそうです。「歴史マンガだけ読めるマンガアプリ」「BLだけ読めるアプリ(もうあるかな?)」とか。

マンガ市場自体がそもそもは「細分化された雑誌の集合体」なので、スマホアプリ市場も、成熟するに連れて細分化が図られていくと思われます。

収入としてみたとき「広告費」はたかが知れてるので、結局は「次のドラゴンボール級作品をどうやって出すか」が勝負所だと思われます。権利ビジネスで食べていかないと、なかなかスケールしませんので。注目はマンガボックスの「恋と嘘」ですかね。映画化は確実じゃないかな…。

「ReLIFE」に見るように、一発ヒットマンガが出ると、プラットフォーム全体がグイッと牽引されていく現象も見られます。ヒット作が一本出れば化けるというのは、なかなかワクワクします。

プロのマンガ編集者が入っているプラットフォームは強いでしょうね。ベンチャーキャピタルからガツーンとお金引っ張ってきて優秀な編集者を集めて、本気で「次のドラゴンボールを作り込む」というプレーヤーが出てこないものか…。DeNAのマンガボックスが一番近いのかな。

見通しは明るい市場だと思いますが、現状難しいのは、「スマホアプリ」という市場柄、良くも悪くも「子どもっぽいコンテンツとエロが受けやすい」という偏向がある、という点でしょうか。なんか、どれもテイストが似てるんですよねぇ。

ここら辺、いい意味で市場を裏切ってずば抜ける作品を期待します。正直、スマホアプリオリジナルの作品は、大人が読むと物足りない作品ばかりです(いいマンガがあったら教えてください)。

「イムリ」「シュトヘル」「キングダム」クラスの作品が、オリジナルで出てくる時代が待ち遠しい…。
 

というわけで、マンガ大好きイケダハヤトによるまとめと考察でした。ぼくはマジで一日中マンガ読んでるので、いいマンガいっぱい知ってますよ。この記事を読んでいるということは、あなたはマンガ好きだと思いますので、こちらのまとめも合わせてどうぞ。

スポンサーリンク