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「レファレンス」を題材にした異色のマンガ「夜明けの図書館」がじわじわ面白い

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夜明けの図書館」がじんわりと良い作品だったのでご紹介。

「レファレンス」を題材にした異色のマンガ

市立図書館で働く新米司書・ひなこ。日々、利用者からはいろんな質問が…。「ある写真を探している」「光る影の正体が知りたい」など、難問ばかり。こうした疑問に対し、適切な資料を紹介するのも図書館の仕事。ひなこ、迷宮入りしそうな利用者の「?」に立ち向かいます! 史上初!? 新感覚・ライブラリーコミック!

本作のテーマは「レファレンス」。古今東西のマンガを見ても、このテーマで作品を描いた人はいないのでは。レファレンスという言葉自体を知らない人も多いと思います。というわけで、第一話から解説を引用。

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主人公のもとに、次々と難問のリファレンスが舞い込みます。リファレンスの依頼にはそれぞれの人生が反映されており、マンガ的なストーリーが生み出されていきます。美しいフォーマットの作品ですねぇ。

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ぼく、一時期図書館の仕事を手伝ったことがあるんですが、「リファレンス」に対してはけっこう賛否両論あるんですよね。公立図書館の場合、そんな業務を税金を使ってやる必要があるのか、とか。作中でも、同僚から冷たい声が挙がります。

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そんな声もありますが、主人公はレファレンスの意義を信じて仕事を完遂し、利用者から多大な感謝を受けます。

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一話完結の推理系ヒューマン・ドラマとしてたいへん良質です。これからの図書館のあり方についてもヒントをくれる作品になっているのもすばらしい。

ぼくは元々リファレンスは必要、というかリファレンス(知識のある人が一緒に調べてくれる)こそ図書館の存在意義だと思っていたりするので、これは啓蒙の意味でも良い作品だと思います。電子書籍化が進んでいけば、「本を読みにいく場所」としての図書館は意義を失っていくのは明らかですから。

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