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「LGBT」の当事者、前田健太さんのスピーチに痺れた

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先日参加した「こどもみらいデザインフォーラム 2013」。非常にすばらしいスピーチを聴くことができたので、皆様にご共有いたします。

LGBTの当事者が語る想い

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当日スピーチしたのは前田健太さん。1989年生まれの方で、「Queer&Ally」というセクシュアルマイノリティ関連の団体を運営しています。前田さん自身も男性同性愛者であり、LGBTの当事者です。

LGBTという言葉を聞いたことがあるだろうか。。レズビアン(女性に惹かれる女性)、ゲイ(男性に惹かれる男性)、バイ・セクシャル(両性愛者)、トランスジェンダー(性同一性障害)の頭文字を取った総称であり、セクシャル・マイノリティ(性的少数者)を指す。

LGBT――もはや、知らないでは済まされない――

以下、スピーチの内容を簡単にまとめました。ツイート中継をしたんですが、これも録音して記録しておけばよかった…。

はるさん:みなさんこんにちは、こういう場面では「はる」と名乗っています。自分は1989年生まれです、自分の場合は男性同性愛者というセクシャリティになります。東北大学に在学していますが、もっとLGBTのことに関わりたくて、休学して東京に出てきました。

今日は「こども」がテーマですが、LGBTを子どもに説明できるでしょうか?・・というとどう答えていいかわからないかもしれません。LGBTとはなんでしょうか?大前提としてLGBTとは『同じ人間』です、ということです。当たり前ですが、同じ人間として悩むこともあれば喜ぶことも悲しむこともあります。

4つの視点から性別を見ることができます。まずは生物学的な性(カラダ)。そして性自認(ココロ)、70%男だけど30%女な気がする、そもそも男女が関係ない、という人もいます。次に恋愛対象(スキ)、最後に性表現・社会的性(ラシサ)。こういったことはすべてみんな違っていて当たり前だと考えてほしいな、と思います。

LGBTと性的マイノリティは厳密にはイコールではありません。性的マイノリティの代表的なものとして、LGBTが挙げられますが、それ以外にも多くのセクシュアリティがあります。一例としては「大人になるまで誰も好きになったことがない」というのもひとつの性的マイノリティといえるでしょう。

LGBTの象徴はレインボーです。東京くらいの都市でレインボーフラッグを見ないのは変だなぁ、と思います。レインボーがグラデーションであるように、LGBTもわかりやすくカテゴライズできるわけではありません。

800px Rainbow flag and blue skies

底の見えない世界で、ロープを手放す

はるさん:自分の意志で、セクシュアリティを人に伝えることを『カミングアウト』といいます。自分自身も、たとえば同級生が「ゲイってきもいよなー」と嗤い合っているときに、「バレてはいけない」と思い「そうだよなー」と同調していた過去があります。

カミングアウトは、たとえるなら底の見えないなかで、しがみついているロープから自由に歩くために飛び降りる感覚です

そうやって飛び降りた先から「大丈夫だよ」「受け止めるよ」、そういった優しい言葉やレインボーフラッグが掲げてあれば、『飛び込んでも怖くないかな』という勇気に変わるものがあります。

LGBTのことをこどもに教えるのは早い、と思ってしまうかもしれませんが、これはこどもにこそ知ってほしい話です。LGBTにまつわる知識がないと、こどもたちは自分は何者か、悩んでしまうことになります。

LGBTは人口の5%と言われています。20人に1人、どこにでもいます。もちろんこどもも、です。今日乗った電車の同じ車両のなかにも、学校のクラスのなかにもひとりはいます。みなさんの大切な誰かがLGBTかもしれません。

聞いた話だと、70歳のおばあちゃんがLGBTの運動の記事を見て『70年間悩みつづけていました。墓場まで持っていくつもりでした』と涙ながらに相談に来た、ということもあります。隠している人はとても多いのです。

LGBTの方々は、自殺率も一般に比べて6倍とも言われています。そうした恐怖を減らすためにも、自分は声を挙げていきたいと考えています。

結婚や家族という選択肢や未来の希望を、子どもから奪わないためにも、子どもにLGBTについて教えるのは大切だと思っています。お話を聴いていただきありがとうございました。
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こどもたちにLGBT教育を

最後のメッセージはズバズバ刺さりまして、たしかに、こどもにこそ教えたい話ですよね。うちの娘本人が、または将来できる彼女の大切な友達が、当事者である可能性はまったく否定できません。そういったときに、知識がないがための無駄な苦労をしてほしくはありませんしね。

少しずつ理解の火が広がっている気もしますが、まだまだ日本では「LGBTって何?」みたいなレベルが一般的です。21世紀になったというのにこんな偏見が残っているというのはおかしな話ですから、ぼくら世代から常識を塗り替えていきたいですね。さっさと。

ダイヤモンドと東洋経済は、LGBT特集を組んでいたりします。資本主義的な論理で理解が進む、というのもありえるアプローチです。

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