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Thinking in a Foreign Language Makes Decisions More Rational | Wired Science

Wiredに面白い記事があったので簡単にご紹介。






第二言語での思考はリスクに対する感覚を変える



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ノーベル経済学賞を取ったダニエル・カーネマンの実験に、疫病に掛かった600人を救う際に、

・ ①「200人必ず助かる」②「全員助かる可能性もあるが、死ぬ可能性もある」というふたつの選択肢を提示すると、多くの人がより確実な前者を選択するが

・①「400人は必ず死んでしまう」②「全員助かる可能性もあるが、死ぬ可能性もある」という選択肢の見せ方にすると、後者を選ぶ人が増える(ギャンブル性の高い選択肢を好むようになる)

というものがあります。行動経済学「フレーミング理論」と呼ぶそうです。人は「損失」に敏感で、失うことに直面すると合理的な判断がしにくくなる、という話ですね。





第二言語としている外国語で同じ選択肢を提示すると、このフレーミング理論から逃れられ、得られる回答がほぼ同じになるという実験結果が今回公表されました。

上図で言うと、左のペアが第一言語で、右のペアが第二言語での結果です。棒グラフの差が如実に縮まっていることが分かります。

第二言語を使うことで、何かを失ってしまう場面でも、ついギャンブル性の高い選択肢を取ることが無くなるんですね。




詳しくはぜひ原文を当たって頂くとして、違う言語で考えることで「損失」に直面したときのリスクの取り方が変わるというのは面白い結果です。何かを失いそうになって当惑している方は、違う言葉で思考してみると良いかも知れません。まさにライフハック。





Thinking in a Foreign Language Makes Decisions More Rational | Wired Science






関連書籍ではこちらが評判が良いみたい。行動経済学は勉強してこなかったのでポチっと注文。