インバウンドマーケティングについては何度かブログに書いてきましたが、内容はブログ等で知っていたので実は書籍は読んでませんでした。正直すみません。

予想通り素晴らしい内容だったので、印象的だった部分をまとめてみます。ウェブマーケティング携わる人なら、まず読んでおくべき一冊です。誇張ではなく普通に。




見込み客に見つけてもらう





・インバウンドマーケティングにより「予算の大小で成果が変わるという暗黒」「人々の生活に介入しなくてはならないという暗黒」「認知獲得にあたってマスメディアに依存せざるをえない暗黒」から開放される。

・インバウンドマーケティングとは、サーチエンジンやソーシャルメディアにおいて、消費者からいかに「見つけられるか」を考え、実現していくこと。

・特にブログは、ほとんどの業界において有効に活用できる。良質な情報を発信し続けることで、顧客との対話を成立させ、信頼関係を生ませ、彼らがあなたの会社を受け入れる心の準備をさせられる。






端的に言えば、インバウンドマーケティングは、「価値あるコンテンツを継続的に作りだし、見込み客を獲得していく手法」だと僕は理解しています。

ブロガーである僕自身は、ある意味ナチュラルにインバウンドマーケターなので、彼らの言わんとしていることが非常に良く分かります。

「彼らがあなたの会社を受け入れる心の準備」という点などはまさにその通りで、ブログを読んでもらうことで、いざビジネスを始める際のコミュニケーションが円滑になるわけです。




「コンテンツ工場」を作れ





・現在、ウェブ上で勝ち組になっている連中のほとんどが、社内にコンテンツ工場を有するメディアコンテンツ会社だ。優れたインバウンドマーケターは、そうしたメディア会社から学び、自らも半分は伝統的なマーケターの仕事を、別の半分はコンテンツ工場の仕事を行っているのだ。

・これからは、あなた自身を半分マーケター、半分を出版者とすべきだ。今後人材を採用するならば、ライターかジャーナリストを採用した方が良い。

一度始めたからには継続させること。これが肝心である。ネタをコンスタントに確保する方法を生み出そう。







これも超同感です。「魅力的なコンテンツ」を「継続的」に出版し続けるためには、今までと同じような仕事をしていてはダメです。

僕が仕事でインバウンドマーケティングのお手伝いをする際には、チームを組み、編集カレンダーに沿ってコンテンツを制作してもらっています。コンテンツを生み出す「仕組み」をマーケティングチームに組み込みましょう。




採用・教育のフレームワーク「DARC」





・Hire Digital Citizens(デジタル市民=デジタルツールを使いこなしている人材を採用せよ)
・Hire Analytics chops(分析オタクを採用せよ)
・Hire for Web Reach(ウェブで影響力、ネットワークを持っている人材を採用せよ)
・Hire Contects Creator(コンテンツを作れる人材を採用せよ)







こちらも超納得。一番難しいのは「Hire Contects Creator(コンテンツを作れる人材を採用せよ)」だと思います。

ウェブコンテンツを量産できる人材は、本当に希有です。オンライン特有の感覚も併せ持つ必要があるので、単に紙媒体のライターや編集者経験がある、というだけでも難しい気がします。




最近だと「バズ部」がインバウンドマーケティング巧みだな、と感じています。ただ、一時期に比べるとコンテンツの投稿ペースがかなり落ちてきているので、人材の流出や、方針の転換(デ・マーケティング)など、何かあったのかもしれません。

その他の例ではガイアックスソーシャルメディアラボソーシャルリクルーティングの世界Social Media Experienceなどが挙げられるでしょう。ソーシャルメディア系企業には、流石にインバウンドマーケティング巧みな会社が多いです。




「魅力的なコンテンツの継続生産」はあまりにもハードルが高いため、まだまだインバウンドマーケティングを実践できている企業は少ないです。が、本書の指摘にある通り、今後重要なマーケティング手法になっていくことは間違いないでしょう。ハマった時の効率性が段違いです。




お仕事としてインバウンドマーケティングのアドバイスもしているので、ご興味がある方はお気軽に nubonba@gmail.com までお問い合わせください(…というのが、インバウンドマーケティングです笑)。