読んでいた本に実用的なチェックリストが掲載されていたのでご共有。





カルト宗教を見分けるチェックポイント



反社会的な行いをする「カルト宗教」の問題は、みなさんどこかで聞いたことがあるでしょう。ぼくの通っていた早稲田大学でも、大いに問題になっていました。ぼくは見た目が大人しそうなので、校内のベンチで昼飯を食っていると、高い確率で話しかけられました。懐かしい。

しかし、話を聞くだけでは、カルト宗教かどうかを見分けるのは困難なのが実態だそうです。本書の共著者の一人、釈徹宗さんも「精査しないと区別できない」と語っています。

書中では、釈さんが「大雑把ですが」という前置きのもと、チェックポイントを伝授してくれています。被害に遭いそうになった場合は、このリストに立ち返ってみるとよいでしょう。




1. 訴訟問題を抱えていないか、被害者の会が設立されていないか
2. 脱会が困難でないか。
3. 家族から隔離しようとしていないか。社会からの情報を遮断しようとしていないか。
4. 霊感商法を行っていないか。寄付金をたびたび求めることはないか。
5. 特定の敵(他教団や特定の政治イデオロギー)を設定していないか。






先日仕事で訪れた青山学院大学には、カルト宗教問題を啓発するためのポスターが掲示されていました。オウム真理教に理系エリートが多かったことはよく知られていますが、必ずしも学歴が高いから(通俗的な意味で「頭がいいから」)といって、カルトの被害に遭わないというわけではないのです。




書中では宗教勧誘の断り方についても、面白い観点の意見が提示されています。

もっとも有効な宗教の勧誘を断る手段は、自分のポジションを明確にすることです。ですから、「私には信仰がありますんで、お断りします」と言ってる人を勧誘する教団はありません。内田先生みたいに自分の宗教性を豊かにしてたら大丈夫かもね。宗教に対抗するには宗教しかない。


だからといって、勧誘を断るために特定宗教を信奉する、というのは本末転倒です(そんな人はいないでしょうけれど)。

この文脈では、「私は霊や神は、私のやり方で信じている」ということを伝える、つまり、自分には「宗教は足りている」と伝えることの大切さが語られています。勧誘してくる人たちは、あなたのことを「宗教が足りないから不幸せなんだ」と思い込んで、話しかけてくるわけですから。

ぼく自身も、霊的な何か、超自然的な何かの存在は、決して否定していません。だって、そんなのあるかないか、ぼくらには判断できませんから。あるかもしれないし、ないかもしれない。そういう仕方で、ぼくは宗教的な従属感を得ています。





大変面白い宗教論ですので、関心がある方はぜひ手に取ってみてください。Kindleでも購入できます。