コグレさんとするぷさんによるプロブロガー本を読みました。具体的なノウハウが詰まっており、ブログ初心者におすすめの一冊です。



消費されるのを恐れるな



Howtoの部分は文句なしに参考になるのですが、ブログ運営の哲学の部分には多少の異論がございまして、せっかくなので書いておきます。

ブロガーだけでなくタレントや文化人など、あらゆる職種、属性の人に起こりうる現象ですが、ある日突然ブレイクして、あっという間に消費され、やがて「過去の人」扱いされてしまう、ということがあります。
(中略)激しく他者を批判したり、自分で問題発言をしたりすることで、急激に注目を集めるのは、自分自身を燃やし、消費し尽くしてしまうことになり、最後には何も残りません。





この種の処世術ってよく語られるんですが、ぼくはかなり強い違和感を覚えます。

そもそも、「(自分自身を)消費し尽くしてしまう」って、どういう状況なのでしょう。生きているかぎり、コンテンツが尽きることはないと思いますが。

ぼくは書けば書くほど、書きたいテーマが増えていっています。この道はあまりにも深いので、死ぬまで様々なテーマを探求し、書きつづけることになります。「自分で自分を消費し尽くす」なんて未来を、ぼくはまったく想像できません。どんどんインプットすりゃいいじゃないですか。生きているというのは、インプットをするということですよ。




また、「消費」を忌み嫌う態度からは、「他者から飽きられる」ことの恐れも読みとることができます。『「過去の人」扱いされてしまう』恐れですね。

ここについても、そもそも、そんな他者評価を気にしている時点でダメ、と切り捨てたくなります。「過去の人」だと思われる?何ですかそれは、どこに気にする必要があるのでしょうか。他者が常に正しい評価を下してくれるなんてのは、甘えもいいところです。自分には常に「現在」しかありません。




また、現実的な話として、この広い世界では市場展開の余地がありすぎます。

たとえば、ぼくのことを知っている人なんて、世界的に見たら「皆無」も同然です。読者数でいっても、たかだか月間30万人程度ですし。70億人を母数にすると、なんと認知率は0.004%。知られなさすぎてヤバい!この広い世界に生きていて、「自分が消費されてしまう」なんて心配するのは、実に傲慢な話なのです。




最後に、消費されることを心配して出し惜しみをすることは、「自分が次の瞬間死ぬかもしれない」という恐ろしい現実から目を逸らしている態度ともいえます。

「このままだと消費されてしまう…これは出し惜しみをしておこう…」と心配して、その日に死んだら、彼・彼女は間違いなく後悔しますよね。ぼくはそういう生き方は嫌です。死ぬなら出し切って死にたい。





というわけで、ぼくのスタンスは「そもそも自分が消費され尽くすなんて考えられない。そのため、消費されることを恐れない」というものになります。

感情論というより、論理的な帰結として、そうとしか考えられません。コグレさんとはこの点に相違があるように感じました。まぁ、これは初心者向けのノウハウ本なので記述を調整しているところもあるのでしょう。




いきなり否定的な切り口で書いてしまいましたが、紹介されているノウハウは具体的で参考になります。ブログを本格的に運営したい方は、とりあえず買っておいて損のない教材です。



第一弾とのセット売りも。こんなことできるんですね。