最近「マタハラ」というキーワードをよく聞きます。NHKでも特集されたようですね。



NHK NEWS WEB マタニティーハラスメントの実態





マタニティハラスメントの実態



衝撃的な事例から。

人材派遣会社で営業職を務めていた30代の女性は、ことし1月に出産し、4月からの職場復帰を目指していました。
子どもを保育園に入れることはできましたが、まだ0歳のため預かってもらえるのは午後5時までです。
そこで短時間勤務をしたいと会社に伝えたところ、社長から「妊娠・出産して時短勤務で働ける前例を作って 周りに時短勤務ができると思われたら困る」と告げられ、自分から退職するよう求められたといいます。


いやいや、それって違法でしょ、と言いたいところですが「違法行為だと労働局に訴えることも考えましたが、復職できたとしても職場に居づらくなると諦め、退職を受け入れました」とのこと…。泣き寝入りするしかない、というのはなんとも苦しいです。早くなんとかしないといけません。




連合の調査によれば、働きながら妊娠した女性のうち、4人に1人はマタニティハラスメントを経験しているそうで。25%!そりゃ少子化も止まりませんわな。

さらに、電話相談でもわずか2日間で677件に上る相談が寄せられました。
中には、「流産して仕事を休んだら課長を降格すると言われた」、「出産後も働き続けたいと言ったらわがままだと中傷された」など20代、30代を中心に悲鳴のような声が相次ぎました。


もうなんというか、驚きを通り越して呆れます。これ、日本の話ですよね…。




個人が悪いのではなく、システムが悪い



まず、この手の問題を考える上で大切なのは「個人のせい(妊娠した女性のせい)」にしないことです。

「仕事が増えて困る」という状況はわかりますが、それは妊娠した女性のせいではなく、会社の仕組みが悪いのです。別に産休も育休も違法行為じゃないわけですから。怒りの矛先を働く仲間にぶつけたところで、根本的な問題は解決されることはありません。

仕事が増えて困る!という怒りは、会社の仕組みに対してぶつけましょう。そして、解決策を考え、実行していきましょう。他人をなじるのは、まったく生産的ではありません。




自分たちで自分たちの首を絞めている



さらにいえば、マタニティハラスメントを行うような企業は、三重の意味で、何より自分たちの首を絞めていることに気づかねばなりません。

第一に、お互いが憎み合い、監視し合う「働きにくい」会社になり、人生が流出していくということ。
第二に、職場から多様性と、それに基づく創造性が失われること。
第三に、マタハラが暴露されることで、社会的なマイナスイメージが与えられること。


子どもを授かった女性を追いやって、一体何が得られるんでしょうかね。金銭的な利益すら失うように思えますが…。




根本的には、日本の労働者たちが「働きすぎ」であることが原因になっているのでしょう。制度面では、労働時間規制の強化、在宅勤務の推進などによって、問題は幾分緩和されるのではないかと考えます。

ただ、これは制度というよりは、働くぼくらの考え方、価値観の問題であるようにも思います。「社会的弱者に席を譲る」みたいな話ですから。「席を譲りましょう」という美徳を法的に実装するのは、なんかズレてる気がしてしまいます。




みなさんはマタハラ問題についてどう考えますか?解決にあたって、どういうアクションが求められると考えますか?ぜひご意見をください。