「イケダさんって変人ですよね」的な評価をいただくことが頻繁にあります。まぁ、確かに変だと思います。それは否定しません。むしろ褒め言葉ですよね!そういうことにしておきましょう。


とはいえ、ぼくは昔から変人だったわけではありません。過去ログを読んでいただけるとわかりますが、数年前までは、空気を読んで生きていた「凡人」の部類でした。今日のブログでは、そんなぼくを変えてくれた本たちをご紹介。




1. 自分の中に毒を持て





この本に影響を受けたという人はけっこう多いのでは。ぼくもグサグサやられた人間のひとりです。特段の解説は不要ですね。空気を読む人生に嫌気が差している、けれど自分を変えられないという方はぜひ手に取ってみてください。

とかく、みんな自分を大事にしすぎる。自他に甘えているんだ。ほんとうに自分のあり方を、そとに突き出していない。だから、裏目が出てきてしまう。なぜ、友だちに愉快なヤツだと思われる必要があるんだろう。友だちに好かれようなどと思わず、友だちから孤立してもいいと肚を決めて、自分をつらぬいていけば、ほんとうの意味でみんなに喜ばれる人間になる。

(本の紹介)岡本太郎「自分の中に毒を持て」—芸術は爆発だ!の本当の意味を知る一冊





2. アルケミスト―夢を旅した少年






全世界で6,500万部!を販売したといわれる一冊。過去50年間で、5番目に発行部数が多い書籍だそうです(参考)。

内容はリーダーシップの寓話。自分の人生、自分のことばを取り戻すことができました。行動することへの恐れを払拭してくれる名著です。

「あの男も、子供の時は、旅をしたがっていた。しかし、まずパン屋の店を買い、お金をためることにした。そして年をとったら、アフリカに行って一カ月過ごすつもりだ。人は、自分の夢見ていることをいつでも実行できると、あの男は気が付いていないのだよ」






3. ひとを“嫌う”ということ






何度も紹介している一冊です。好き嫌いは分かれると思いますが、ぼくはこいつで人生変わりました。この本は、ひとを嫌う/嫌われるというのは、抗いがたい自然の感情であることを教えてくれます。

この本のおかげで、嫌われてもいいじゃないか!という信念を一層強めることができ、アクの強い変人へまた一歩進化しました。こうしてどんどん嫌われていきます。でもそれでいいのです。

私の経験によりますと、こうした「嫌うこと=嫌われること」ないし「憎むこと=憎まれること」を自然に自分のうちに容認する訓練を怠ってきた人々が、大人になっても大層窮屈かつ欺瞞的な人間関係を築き上げ、それによって自分を苦しめかつ他人も苦しめるという暴力を振るうことになります。

(本)中島義道「ひとを<嫌う>ということ」





4. 私の嫌いな10の言葉






もう一冊、中島義道。ぼくはこの人の作品ととても相性が良いようです。自分がいかに社会から去勢されてきたかが痛感させられます。鈍感になりきれない人には救いとなる一冊でしょう。特に好きなのは次の箇所。

「おまえのためを思って言ってるんだぞ!」

「おれもほんとうはこんなこと言いたくないんだ。おれも辛いんだ。だがな、おまえから憎まれてもおまえのためを思って、これだけは言っておきたいんだ」とじゅんじゅんと教え諭す。こうして、あとから私や第三者から非難されたら、自分はすべて善意からしたのだという巧妙な逃げ道を作っておく。その自己防衛の巧みさ、つまりその根性の薄汚さが厭なのです。

(本)中島義道「私の嫌いな10の言葉」







5. 非道に生きる





アーティスト・園子温さんの人生哲学。実にぶっ飛んでます。自分がいかにちっぽけな真人間であるかを痛感させられました。幼少期のエピソードが破天荒すぎて笑えます。

ピカソだって、「絵画的」と言われるのが嫌で、むしろそう言う人からあざ笑われるために次々と絵画を「破壊」してきたんじゃないか、というのが僕の解釈です。だから「これは映画的だ」と褒められるより、「これは映画ではない」と非難され、その「ではない」部分を極北まで突き詰めるのが僕にとっては面白いのです。

(本)園子温「非道に生きる」—アーティストの「非道な」生き様を知る一冊





他にもまだまだありますが、あえて5冊に絞るならこれらの作品でしょう。中島義道はちょっと毒薬めいてますが、変人になりたい人は読んでおいて損はありません。

これをお読みの変人のみなさん。みなさんが「変人」になるきっかけを与えてくれた書籍があれば、ぜひコメント欄で教えてください。