月収52万円のプロブロガー」シリーズを書いてみます。ぼくが意識している「バズ(瞬間的なトラフィック増)」の起こし方を書いてみます。



1. はてなブックマークを狙った「長文記事」を書く



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もっとも敷居が低く、炎上する可能性も低いのが、「はてブ」を狙った長文コンテンツ。

ソーシャルブックマークサービスである「はてなブックマーク」は、ブックマーク量が一定数を超えると、ソーシャルメディア上でも話題になり、トラフィックを生み出します。ソーシャルメディア上で記事を知ったユーザーがさらに「はてブ」するというスパイラルが生まれるので、はてブ狙いの記事は1〜2日間に渡って高トラフィックが継続する傾向があります。




はてブ狙いのポイントは、

1. 「一度に読み切れない量を書く」
2. 「はてブユーザーが好むテーマでまとめる」


の2点です。1に関しては特段の説明は不要でしょう。一度に読み切れないと判断してくれれば、彼らはその記事をブックマークしてくれる、という仕掛けです。

2に関しては、「はてブ」をよく観察する必要があるでしょう。ぼくが観察する限りにおいて、はてブを使っているのは男性が中心です。それも、スマートフォンなどを使いこなしており、ウェブに対してリテラシーの高いユーザーが多い印象。




ということは、たとえば

・「Macユーザーなら入れておきたい無料、有料アプリ50選」
・「これは知らなかった!iPhoneの裏技25選」
・「月50万円稼ぐブログをつくるために、4年間やってきた15のこと」


なんて記事は比較的容易にブックマークを稼ぐことができるでしょう。先日ははてブを狙い「月収52万円のプロブロガーが教える、ブログを継続するコツ」という記事を書きましたが、狙い通りバズらせることができました。


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テーマはあまり意識しなくても、純粋に役立つと判断される記事ならば、大量のブックマークを獲得することができるでしょう。たとえば「食べログに載っていない都内の名店まとめ」「一生に一度は訪れたい絶景ポイントまとめ」なども、はてブを稼ぎやすいネタだと思います。




これらの「長文まとめ」は、炎上することがほとんどない点が特徴です。読者に「これは役立った!」と感じてもらえれば好感度も向上するので、本気でブログを書くなら定期的に提供していきたいコンテンツのひとつです。





2. インフルエンサーを狙う




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少しトリッキーですが、ツイッターなどで大量のフォロワーを獲得しているユーザーに、記事を言及してもらうよう仕掛けるのも、バズらせるテクニックのひとつです。




たとえば17万人以上のフォロワーを獲得している佐々木俊尚さん。彼が記事をツイートしてくれれば、ゆうに1,000クリックは流入することでしょう。記事をバズらせたければ、たとえば「佐々木さんにツイートしてもらう」ことを意識して、コンテンツを制作すればいいのです。

これには対象となる人が、どんなテーマに関心を持っているのかを見抜く必要があります。佐々木さんは多様な関心をお持ちですが、「グローバリゼーション」や「メディア」に対して強い関心があるように観察されます。

だとするならば、たとえば、

・「タブレットの浸透によって、世界中でメディア閲覧のあり方が変化している」
・「中国では、日本語の映画・アニメを公開直後に翻訳してアップしまう人たちがおり、それらは数百万回以上見られている」
・「ロボットによるブログ記事の執筆が台頭しつつある」


などなどのテーマの記事は、佐々木さんの審美眼に適う可能性が記事といえるでしょう。ホントにこんな「狙い」効くのかよ?と疑問に思われるかもしれませんが、ぼく自身、こうしてたまに佐々木さんを狙って、打率でいえば4割ぐらいの確率でツイートしてもらえています。




インフルエンサーは佐々木さんに限りません。たとえば積極的にエゴサーチをしている芸能人(たとえば「はるかぜちゃん」)などは、はるかぜちゃんに関するブログ記事を書けば、それなりの確率でツイートしてくれるでしょう。

かくいうぼくもエゴサーチをしているので、「イケダハヤト」をタイトルに含めた記事を書いていただければ、漏れなくチェックすることになります。内容が紹介に足るものであれば、きっとその記事をツイートするでしょう。




3. 「あるある」を代弁する



「あるある」を代弁するというのも、よく使えるテクニックのひとつです。

先日「デザイナーあるある」が話題になっていましたが、まさにあれです。「あるあるネタ」は、非常に自然に共感を集めることができるので、自然と「いいね!」やコメントといったソーシャルバズを発生させることになります。

さらにいえば、できればその「あるある」は、「みんなが言いたくても言えないこと」だとなお良いです。ぼくは先日「拝啓サラリーマンの皆様へ。フリーランスから伝えたいこと。」という記事を書きましたが、これは「みんなが言いたくても言えないこと」を書いたつもりです。「優秀で面白い人ほど会社を辞めていく3つの理由」も同様ですね。


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「業界あるある」は比較的書きやすいネタだと思いますので、それなりの読者をつかめそうなら、ぜひ挑戦してみてください。

また、変形として「インコを飼っている人あるある」「共働きのカップルあるある」「男子中学生あるある」「意識の高い学生あるある(こういう揶揄的な記事は好きではありませんが)」なんてものもバズりやすいネタでしょう。




4. 話題のニュースに独自の観点を付け加える



これはハイレベルなテクニックですが、あるニュースが話題になっており、そこに独自の観点を加えると、記事はバズりやすくなります。

ここでは「独自の観点」であることが重要です。できることなら、「自分にしか書けない」レベルの内容になっているのが理想的です。




たとえば「スティーブ・ジョブズが亡くなった」というニュースが話題になっている瞬間に、過去にジョブズと働いていた経験がある人に「ジョブズとともに働いた○○が語る、Appleのイノベーションへのこだわり」というタイトルでインタビューをすれば、かなり高い確率でバズるでしょう。

また、昨日あたり「ロシアに隕石が落ちたこと」が話題になっていましたが、関連して隕石に詳しい著者が「人類が隕石で滅亡する確率を計算してみた」という記事を書けば、間違いなく話題になるでしょう。




自分が必ずしも独自の観点を提供できるわけではないので、これはどちらかというと、インタビュー記事や編集記事をつくるときに役立つテクニックかもしれません。

何かが話題になっているとき、「これについて自分だけが語れることはないか?」と考えるようにすると、バズを起こす感覚がつかめると思います。




5. 賛否が分かれる(思わずコメントしたくなる)記事を書く



いわゆる「炎上」するような、賛否が分かれる記事は、自然とソーシャルバズを稼ぐことになります。普段コメントをしないような人でも、思わずコメントしたくなるような記事ですね。これは特に説明はいらないでしょう。

意識的に賛否を巻き起こさせる「炎上狙い」は技術的には難しくありませんが、やっぱりおすすめしません。メディアとしての信頼性が毀損されてしまうからです。




たとえば、ぼくが執筆する一部の記事は批判をたくさん頂いていますが、それは「炎上狙い」ではなく、「結果的に炎上している」だけです。

ぼくの目からすると、「本心から思うこと」を書いているだけなのに、なぜか世のおっさんたちが文句を言ってくる、というのが実体です。こうした場合は、「誇張していない(嘘をついていない)」「本心から言っている」という意味において、ぼく=メディアの信頼性は毀損されることはありません。「バカだと思われる」ことはありますけどね。

もしもぼくが露骨に誇張し、本心ではないようなことを「炎上狙い」で発信しつづけるようなら、読者のみなさんは「イケダがまたやってら」と呆れ、ぼくを「狼少年」的な視線で見ることになるでしょう。




本気でそれが大切だと思うのなら、論争を巻き起こすことは悪いことではありません。

ただ、賛否が分かれる記事はメンタルにダメージが来るので、よほどタフでないとおすすめできません。匿名のアカウントから「バカじゃないの?」「氏ねば?」と誹謗中傷されるのは、それなりに辛いことです。慣れれば気にならないんですけどね…。




6. エロ、アイドルを扱う



まぁ、悲しいがな、エロやアイドルはインスタントにバズを稼げるネタです。これについては特に語ることはありません。ぼくは苦手な切り口ですね…。




7. 論争をする



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悲しいがな、「人と人が争っている」のも、大衆の耳目を集めてしまうものです。ぼくも隊長との騒動で、実際かなりトラフィックを集めることができました。色々な人に絡む隊長がBLOGOSの「PV賞」を獲得しているのは象徴的です。

あんまり見ていて&やっていて気持ちいいものではないですが、編集記事として対立している論客の往復書簡を掲載するのは面白いでしょうね。




8. 稼ぐ or 節約ネタを扱う



この記事なんかもこれ見よがしに「月収52万円」とタイトルに入れてますが、これは重要なテクニックなんです。

人間の欲求は正直なもので、「これを読めば金銭的に得するかもしれない」「これを読まないと金銭的に損するかもしれない」といったお金が絡むネタについては、ついクリックしてしまうものです。




ただ、これはあくまでクリックを誘引するテクニックに過ぎないので、そこからバズを生み出すためには、「なるほど!」「あるある!」と思わせる何かや、思わずブックマークしてしまう「資料性」が求められます。経験的には、もっともやりやすいのはブックマークを誘う「長文まとめ」系記事ですかね…。

タイトルでいえば、

・家族三人、月の食費1.5万円生活を実践する10のポイント
・1食50円以下で満腹になる!超節約レシピまとめ
・振込手数料をどうにかして安くする5つの方法
・毎月5万円稼げるブログを3ヶ月でつくる方法


なんて記事が人々の「金銭感覚の琴線」に触れる記事といえるでしょう。





…なんてところがぼくがブログをバズらせる上で意識している具体的なテクニックです。参考になれば幸いです。





現在発売されているもののなかでは、もっともよくまとまっているブログ運営ノウハウ本。Kindleが安いのでぜひ端末に入れておきましょう。