「米国NPOトップ100」と題する資料が面白いです。情報源は圧倒的な生産力を誇る若手ライターの佐藤さん

THE 2012 NPT TOP 100(PDF)




収益10億ドル以上のNPOが15団体



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上から10位まで。全て10億ドル以上の事業規模です。

・YMCA(Young Men's Christian Association:キリスト教青年会)
・Goodwill Industries International(障害者やホームレスの方の職業訓練などを提供)
・Catholic Charities USA(カトリック系の非営利団体)
・United Way (世界1,200拠点を持つ非営利組織。寄付収入は39億ドルで全団体トップ)
・American Red Cross(赤十字)
・The Salvation Army (救世軍:キリスト教系のチャリティ団体。日本でもクリスマス時期に積極的に活動しています)
・Habitat for Humanity International(住居建築支援のNPO。日本にも拠点あり
・Boys & Girls Clubs of America(いわゆるボーイスカウト、ガールスカウト)
・Easter Seals(障害を持つ方を対象にした活動をするNPO)
・Smithsonian Institution(スミソニアン協会。スミソニアン博物館群などを運営)

トータル収入だけでなく、収入種別も掲載されています。寄付収入(Public Support)、政府・行政からの補助金(Government)、投資収入(Investment)、事業収入(Program Service)、その他、現物出資(in kind contribution)となっています。Investmentという収益源はアメリカのNPOに特有のようです(参考)。


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なお、このランキングには大学は入っていません。集計方法などはレポートの9ページに記載されているので、詳しくは中身をぜひ。





THE 2012 NPT TOP 100(PDF)




参考までに、日本の赤十字の事業規模を調べようと思ったら、赤十字の施設にまで行かないと閲覧できないとのこと…このご時世にこれは想定外。従業員数約6万人被災地の義援金は3,000億円以上とのことですから、米国に負けない規模の非営利団体といえそうです。

が、言わずもがな、NPO全体の規模感は米国に数段負けている印象です。日本のNPO職員の平均年収は200〜300万円程度といわれています。やや古いデータですが、日本の個人寄付はアメリカの100分の1ともいわれています。

経済が停滞・縮小していくこれからの時代、税金、国に変わってNPOが社会を支える時代をつくっていかないとヤバいと思っています。マーケター、ライターとして貢献していきたいと思います。





関連本。NPOフローレンス代表・駒崎さんによる、「投票/投資としての寄付」というキーワードを扱った本です。Amazonでもレビュー44件と高評価です。