木曜日、ネットスクエアード東京のセミナーに参加してきました。

「ソーシャルメディアと社会貢献」の先駆者であるBeth Kanterさんの著書、"The Networked Nonprofit"に関する読書報告会。@fwatanabeさんが内容を報告してくれました。




その中で特に印象的だったのは、「組織の周縁にいる人材は、複数の組織にまたがる“ゆるいつながり”を持っている。ゆるいつながりを多く保有している組織は、強いつながりだけの組織よりも良いパフォーマンスを発揮する。(なのでフリーエージェントと一緒に仕事すると良い)」という話。




「ゆるいつながり」がもたらす情報や出会い。組織にとっても個人にとっても、この効用は確かにあるはず。そんなことを思っていたら、WIRED VISIONに関連する記事を発見。






http://wiredvision.jp/news/201008/2010080623.html">
成功する起業家の秘密:人間関係の研究


Ruef教授は、多様な人的ネットワークに関係している経営者が、少数ながらも存在することに気付いた。これらの起業家は、同僚や親しい友人とばかり交際するのではなく、社外の人や、自分とは経歴の異なる人など、多数の相手と「弱い絆」を維持していた。

これらの人の人的ネットワークは、多様で、特定の方向性がなく、驚くべき相互作用と「情報のエントロピー」に満ちている。

(中略)

「エントロピー的な」人的ネットワークを持つ経営者は、予測可能なネットワークしか持たない人に比べて、3倍も独創的だと判定されたのだ。自分とは異質の人と多数交流することで、彼らはより広い発想を持ち、効果的な情報に触れていた。







個人として、組織として、情報のエントロピーに満ちた「ゆるいつながり」を保有するためには、今までとは少し違ったアプローチが必要になってくるでしょう。

それはソーシャルメディアという新しい道具を使うという意味でも、精神的に寛容・オープンであり、積極的に情報を公開する姿勢を持つという意味でも。別にソーシャルメディアを使わなくてもゆるいつながりは形成できると思いますが、道具を使うことでより容易になるでしょう。




ゆるいつながりの力は、僕自身も実感するところです。検索では得られない知識や霊感は、いつも「ゆるいつながり」から訪れます。ゆるいつながりは僕にとって、クリエイティビティの源泉です。