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ビッグイシューの201号に「オルタナティブ教育」に関する面白い特集が掲載されています。詳しくは本誌を読んで頂くとして、メモがてら要約的にご共有です。


300円で買えるので、町中で販売員の方を見かけたらぜひご購入を。なお、Amazon等では買えない仕組みになっております。




きのくに子どもの村学園



Komuten

きのくに子どもの村学園は、和歌山県の「自由な小中学校」。子どもたちはプロジェクトを自由に選択し、社会活動をベースにした体験学習が行われています。

子どもは自分のしたい活動をよく考えて、その年のクラスを選びます。授業の多くが体験学習にあてられ、どのクラスも異年齢学級です。 2012年度、小学校では「工務店」「きのくにファーム」「おもしろ料理店」「劇団きのくに」「クラフト・ショップ」「よくばり菜園」、中学校では「動植物研究所」「道具製作所」「ミュージカル・シアターきのくに」「わらじ組」「自然研究室」「劇団バッカス」「子どもの村アカデミー」などのクラスがあります。

学園について - きのくに子どもの村学園


選択できるクラスは様々な学年の子どもたちが入り交じる異年齢学級。これは面白いですねー。

ビッグイシュー誌によれば、授業の大半は選択制のプロジェクトクラスにあてられ、いわゆる「国語」や「算数」のような基礎学習は全体の1/3ほどだとか。「小学校の学習指導要領で定められた単元の多くは、たとえば料理の過程で必要になったときに単位計算を学ぶ等、プロジェクト活動と結びつけて6年間を通して習得していく」そうです。うーんすごい。しかも無認可ではなく、ちゃんと文科省の認可も受けている私立学校です。

1992年に立ち上がって以来、拠点は増えつづけており、他にも

http://www.kinokuni.ac.jp/katsuyama/" target="_blank">かつやま子どもの村小学校・中学校

http://www.kinokuni.ac.jp/nc_alps/html/htdocs/index.php" target="_blank">南アルプス子どもの村小・中学校

北九州子どもの村中学校
きのくに国際高等専修学校
キルクハニティ子どもの村

といった自由学校が開設されています。都心から見学に来る親もいるそうです。確かに気になりますね。





総合学習が特徴的な「伊那小学校



ビッグイシュー201号には、長野県の「伊那小学校」の取り組みも紹介されています。あまりウェブには情報がまとまっていないので、本誌の情報はけっこう貴重な感じ。

伊那小学校は総合学習が特徴的で、

・出産から体験する子豚の飼育
・風力発電所をつくる
・網漁体験

など、他の小学校では行われないような取り組みを実施しています。総合学習への取り組みは30年以上に及ぶそうで、かなりこなれたプログラムになっているみたい。

教頭の福田氏は「保護者からの心配の声もないわけではないのですが、本校では困難に遭遇したときにどうするかなど、人として生きていく上で大切なものを学んでほしいと思ってます。進学や転向をしても、個々で学んだことは生かすことができる。なぜなら子どもたちは「生きる力」を身につけているからです」とのこと。


伊那小学校の取り組みに関しては、長野県が作ったこちらのPDFレポートも詳しいので、関心がある方はぜひ。




その他、ニューヨークの「塀のない学校」のレポートや、教育学者の永田佳之さんのインタビューなど、「オルタナティブ教育」についての最新情報を知ることができる特集となっています。教育に関心がある方はぜひ。ビッグイシューの販売場所はこちらでチェックできます。




日本の公教育は旧態依然としている感じがしますし、新しい方法で時代にあった教育を提供する学校が増えてほしいものですね。

そういえば先日、下記の秀逸な?ジョークを見つけました。みんなできることは違うのに、教師は画一的に「木に登れ」と指示してしまっている、という揶揄。ほんと、今の教育はこんな感じですよね。


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「今の教育って、つまりこういうことだよね」1枚のイラストで説明:らばQ





関連本。フィンランドの教育に学ぶものは多そう(ブックレビュー)。