サロンマネタイズについて考えてみます。





わずか2ヶ月で525円×100名の課金を達成したユリコカイ氏




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ITスタートアップに異様に詳しい女子大生、ユリコカイ氏のサロンがなんと100名を突破。毎月52,500円の売上、そのうち手数料が30%なので、36,750円がユリコカイ氏の手元に残るわけですね。

サロンの会員数はまだ伸びていきそうなので、年間70〜80万円程度の利益が出るビジネスにはすぐに成長しそう。いやーすごい。彼女は自分の好きなことをやってるだけだと思いますし。

僕も情報収集のためにユリコカイサロンに入ってますが、実にハイクオリティです。自分では収集できない海外の最新スタートアップなんかの情報も盛りだくさん。国内サービスの非公開の数字とかも共有されていたり…。525円は安いですね。このまま300人くらいまで伸びてもおかしくないと予想します。




1,000円×100人を突破したumeki salon



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ブログメディアThe Startupを運営するumeki氏のコミュニティも先日100人を突破しました。こちらは単価はユリコカイ氏より高く、月額1,000円となっています。手数料は20%なので、8万円ほどの利益になっている計算ですね。年間だとちょうど100万円くらい。





元祖・サロンの女王、玉置氏も1,000円×100人を達成



MGこと玉置氏も何気に1,000円×100人の規模のコミュニティを運営しています。もっとも早くこの規模に達したのは、僕が知るかぎり玉置氏のはず。

現在は募集はほぼ停止状態のようで、Facebookグループにて濃密なコミュニティが維持されています。僕も課金しているのですが、かなりこなれた「場」ができている印象。流石玉置さん。




「情報価値」と「コミュニティ価値」



いち早く100名の課金を突破した、ユリコカイ氏、umeki氏、玉置氏の三名を見ていると、それぞれ微妙に戦略が違うことに気付かされます。というわけでこんなマトリックスを作ってみました。


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「情報価値」は「情報それ自体に価値を見いだすことができるか」言い換えれば「メルマガのように一方通行でも課金するか」という軸。

「コミュニティ価値」は「情報それ自体というよりは、所属すること、交流することに価値を見いだすことができるか」という軸です。

まず、MG(X)は明らかにコミュニティ価値が高いことが指摘できます。もちろん玉置さんの情報を楽しみにはしていますが、参加する動機は「玉置さんが発信する情報」というよりは、「玉置さんの作る場に参加したい」「玉置さんを応援したい」というモチベーションが強いように感じます。

一方、ユリコサロンは非常に情報価値が高いコミュニティです。言い換えれば、これはメルマガでもほぼ同様の課金水準が成立するように思います。僕は少なくとも、ユリコカイサロンの内容がメルマガであっても課金しています。

umeki salonは両者の中間に値し、かつ、やや「情報価値」に寄っているコミュニティだと思われます。思われます、と曖昧な物言いなのは僕自身が課金していないので中身をよく知らないからです。umekiさんごめんなさい。今更ですがこれを機に参加したので許してください。






あなたは価値を提供できますか?



というわけで、サロンをやる上では、「情報価値(メルマガとしても課金が成立するか?)」と「コミュニティ価値(参加することそれ自体に価値を感じてもらえるか?)」を考える必要があります。

情報価値を提供しつづけるのは言わずもがな大変なことです。よほどのセンスと熱意がないと続かないでしょう。

一方で「コミュニティ価値」を提供するのも非常に難しいことです。高いコミュニケーションスキルが求められるのはもちろん、人間好きであることが問われますし、何より愛されるタイプである必要があると思います。

僕がサロンに手を出せていない理由のひとつは、この「コミュニティ価値」を提供するのが苦手だからだったりします。いやー、昔から人望薄いんですよね、コミュニケーション取るのめんどくさいし…ん、だから人望薄いのか。




市場が未成熟なこともあり、100人単位の課金を獲得できる人はまだごく少数でしょう。よほどの価値提供ができないと難しいはずです。とはいえ、10数名でも意味があるのがサロンのいいところなので、お金目的でなければ挑戦する価値は十分すぎるほどあるでしょう。

というか、お金のためにサロンをやるのはなんか違う気もします。コミュニティの規模が大きすぎると、コミュニケーションも楽しみにくくなりますし。





サロンマネタイズには強い関心があるので、引き続き考え続けたいと思います。synapseが最近フィットネス領域を攻めていたり、Grow!は書籍の出版と絡めてみたりNPOを参加させてみたりと、新しい動きも生まれています。