こんにちは、イケダハヤトです。

これまで共著含めて、紙の本を8冊くらい?出してます。講談社、幻冬舎、光文社など、いわゆる大手に入るところばかりですね。

紙の書籍を出したいんですが、どうやって出版するんですか?」というご質問をしばしばいただくので、ぼくが知っている範囲でノウハウを書き落としていきましょう。

なお、「業者を使った自費出版」という選択肢もありますが、あまりいい噂は聞かないのでおすすめしません。

あれ、そもそもお金もかかりますしね。名の知れた出版社から書籍を出す方法を伝授いたします。

1. 企画書をつくって突貫する


まず、ゼロから行くならこのやり方。

「書籍の企画書」をつくって、狙っている出版社にメールします。

相手にされないことも多いですが、あなたがすでに面白いブログなんかを書いていれば、話は違うかも。

ここはある程度の突破力が必要で、メールでダメなら電話してみる……程度の努力は求められます。

窓口が記載されていないことも多いので、サイトに掲載されているメールアドレスや電話番号に突貫しましょう。

出版企画書については、下記サイトの項目が参考になります。

出版企画書の必須項目

1 、仮タイトル
2 、サブタイトル
3 、著者案
4 、ジャンル
5 、企画趣旨。詳細に書くこと。但し、全部が1枚に収まるように。3~4行程度が目安。
6 、判型
7 、価格
8 、印税条件
9 、読者ターゲット
10、主な構成案(章見出し程度。詳細や目次は別紙で)
11、類書と差別化
12、著者略歴
13、営業促進案

ビジネス書出版社の元編集長が教える「出版企画書の項目」:【 FAX DM、FAX送信の日本著者販促センター 】


サイトには「必須」と書かれていますが、これが正解というわけでもありません。

編集者の心をつかめば、どんなフォーマットでもかまいません。

今なら自分が書いているブログやツイッターのリンクを記載するのが「必須」です。人気のブログ記事とか転載してもいいでしょうね。

持ち込む先は、「今書こうとしている本の類書」を出している出版社に決め打ちするのが手っ取り早いでしょう。

たとえば「アトピーの闘病記」を出したいのなら、それ関連の本を多く出しているところに持ち込みましょう。闇雲に持ち込んでもお互いに時間のムダになります。

ただまぁ、「持ち込み」の打率は低いので「ダメもと」くらいの感覚でいた方がよいと思います。

この出版不況じゃ、無名の著者を取り合ってくれるほど余裕もないですからねぇ……。

2. 人づてで編集者を紹介してもらう


あなたの知り合いに編集者がいれば儲けもの。

まずは相談してみて、相性のいい出版社や編集者を紹介してもらいましょう。ジャンルが違っていたとしても、けっこう気軽に企画書を見てくれますよ。

もちろん!あなたが「紹介に足る人物であること」は、大前提です。

中身がない状態で出版したいフラグを立てても痛々しいだけなので、ご注意ください。

3. 人気ブロガーになる。


一番おすすめすなのが、このアプローチ。人気ブロガーになってください。

今はいい時代で、編集者側がブログを読んでくれて、出版オファーをくれるんですよ。

というか、最近はブログをやってない新人を起用することは稀なのでは……固定読者を抱えていない著者を扱うのはリスキーですからね。

あなたが面白くてためになるブログを書いていれば、自然と編集者の目に止まり、出版オファーが舞い込みます。

経験者が言うんだから間違いなし。早い人だと「ブログ開設から2ヶ月で出版オファーが来た」という例も見ています。

出版につながるブログのポイントは、とにかく「エッジを立てる」ことです。

ブログの世界には、有象無象の著者が溢れています。あなたは、そのなかで徹底的に目立たなくてはいけません。そして、良質なコンテンツを出し続けるべし。

「それができりゃあ苦労しない」のも確かではありますが、そのくらいできないと、そもそも紙の本も売れないんですよ!

ブログで売れるのは、紙の世界で売れるより、100倍くらい簡単ですよ。紙の本はほんっとーに難しいです……渾身の一冊なのに、ぜんぜん重版しない……みなさん買ってください……。




4. 電子書籍を出して、そこからの出版を狙う。


最近はAmazonで電子書籍を出して、そこから紙の書籍を出版する、というケースもちらほら出てきてます。

「必要十分生活」なんかがそうですね。こちらはKindleで出して、そこから大和書房で書籍化しています。



表紙と内容がだいぶグレードアップしていますね。



Kindle本を作るハードルはかなり低くて、ぼくも毎月4冊くらい作ってます。「イケハヤ書房」で検索してみてください。たくさん出てきますよ。

KDP(Kindle Direct Publishing)自体も、もちろん収入になります。うちは25冊の本をAmzon上に陳列して、月商が15〜25万円くらいです。100冊あれば月商70万円くらいにはなるんじゃないかな……。

Kindle市場で売れる本を作ることができれば、多数の編集者から声がかかるはず。

これもまぁ簡単ではないのですが、紙の本を売るより簡単なのでがんばって作ってください。

企画書を書いている暇があるなら、さっさとKDPで一冊作っちゃったほうがいいでしょうね。お金にもなります。今はいい時代ですよ、ほんと。

「印税生活」はできないよ。


余談ですが、紙の書籍の市場はどんどん縮小しており、専業でやっていくのは「無理ゲー」の領域です。

出版の印税で生活できるのは、ごくごく一部の作家だけでしょうね……。

ぼく自身も、紙の書籍から得ている収益は、年間50〜80万円くらいです。生きていけない……。

関連記事:Q:印税生活ってできるんですか? A:無理です、無理。

紙の本を出す意味自体も、どんどん薄れてきている感じがしますね。ぼくは実際、コスパ悪すぎるので書く気がしません。ブログ記事書いてる方がよっぽど収入になりますからねぇ。

単に「執筆で食べていきたい」なら、今は紙の本「以外」の選択肢が山ほどあります。文学賞取ったって食っていけない時代なんだから、別の方向を見たほうがいいですね。というわけで、ぼくの「ブログ運営の教科書」をどうぞお買い求めくださいw 「note」というメディアを使って、2,980円で販売しています。

関連記事:プロブロガーによる「ブログ運営の教科書」(随時更新)

ネットの小商いについて知りたいなら、以下の記事をどうぞ。こちらは無料で読めます。

関連記事:「ネットで稼ぐ」は難しくない!……月収1〜2万円ならね。


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