元半導体メーカーとしては、最近の電気メーカーの社員削減の動きは非常に気になっています。





パナソニック:前年比3.6万人の削減




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パナソニックは本社機能を7,000人から150人(!)に削減するそうです。グループ全体だと、1年で3.6万人の減少というから驚き…。

 パナソニックは12年3月期の連結最終赤字で過去最大となる7721億円を計上。事業ごとに早期希望退職などを募った結果、12年3月末のグループの全従業員は1年前から約3万6000人減っている。

パナソニック:「新本社」150人体制に 社員を大幅削減


昨日のニュースでは、リストラの効果で黒字回復したとの報道も出ています。





NEC:1万人規模の削減




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NECも、今年の1月に1万人規模のリストラを発表しています。

内訳は、国内7000人、海外3000人を予定しているが、国内の7割程度は外部委託人員を想定。

NECが1万人規模の削減へ、今期1000億円の最終赤字に






シャープ:5,000人の削減




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シャープは62年ぶりに人員削減とのこと。

しかし現時点では、業績の悪化に歯止めがかかっていないとして、国内と海外で合わせて5万7000人いる従業員のうち、およそ5000人を早期退職の募集などによって削減する方針を固めました。
シャープが従業員を削減するのは昭和25年以来、62年ぶりのことです。

従業員5000人削減へ NHKニュース





ソニー:1万人の削減




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ソニーも例外ではありません。

これまでに化学事業の売却や中小型液晶事業の分離などで5000人の人員減が決まっていたが、新たに国内外で人員削減を行う結果、削減総数は計1万人規模となる見通しだ。

ソニー、年内に数千人規模を削減へ 事業再編分と合わせ1万人






ルネサス:1万人の削減





S1 reutersmedia net僕が最初に入社したルネサスもリストラが続いています。この前にも1万人規模のリストラをしているので、ここ数年で2万人程度社員が減っている計算になります…。

拠点集約と合わせて設計開発、営業や事務など各部門の従業員を対象に約5000人規模の早期退職を募り、9月末までに削減する。このほか、約1800人を抱える携帯電話向け半導体開発会社のルネサスモバイル(東京都)を売却することも検討している。最終的には自然減なども含め、全従業員約4万2800人の3割近くに相当する1万2000人以上を削減する

ルネサスがリストラ策を3日に発表、拠点再編と人員削減=関係筋







日立は過去のリストラが功を奏し、過去最高の利益を出しています。

日立は、08年のリーマン・ショックを受けて、価格の変動が激しいHDDやテレビなどの事業から次々と撤退。鉄道や発電などのインフラ事業へとかじを切ってきた。テレビ事業を軸とする電機メーカーが円高や災害の直撃で巨額の純損失を計上する見通しのなか、日立は高収益を維持する形となった。

朝日新聞デジタル:日立の純利益、過去最高2800億円の見通し 3月期 - ビジネス・経済





また、リコーも昨年行った1万人規模のリストラの効果で、純利益の増加を果たしました。

4~6月期の営業利益は前年同期比26%増の142億円。増益要因を分析すると、最も貢献したのがリストラだ

昨年5月以降、全従業員の1割に当たる1万人の削減や生産拠点の統廃合など、上場以来初めてとなる大規模な構造改革に着手。「リストラの進捗は順調」(三浦善司副社長執行役員)といい、86億円の増益要因につながった。リストラは今期いっぱい続くという。

リコー純利益33%増、リストラ効果が寄与 4~6月





「新しい働き方」へのニーズはさらに高まる



こうした動向が続けば、既に盛り上がりつつある「新しい働き方」を希求する動きは、さらに高まっていくでしょう。最近の「ノマド」に対する批判はその端緒なのかもしれません。

僕自身、ルネサスに入社するという経験を通して、終身雇用が幻想であるということを肌で学びました。そんなこともあって、今は「ブロガー」という「新しい働き方」を実践していますが、まだまだ先行きは不透明です。5年後、同じ仕事で飯が食べれるとは思えません。子どもの教育費をまともに払えるか不安です。何がいいたいかというと、「新しい働き方」という路線も、とてもマッチョで苦しい道だということです。

30年後はたくさんのロールモデルが登場し、今よりもオルタナティブな選択肢は取りやすくなっているのでしょう。獣道を進み、後の世代に道を提供していきたいものです。





一押しの働き方本。厚めの本ですが、決定版といえるないようです(レビュー)。



早速アンチカツマーがネガティブレビューを入れてますが、非常に良い本です。